<25th Jul Thus>
明日からのパリ・オリンピックが楽しみ。時差がほぼ無い所でのオリンピックはこれが最後かもしれないし。
8月上旬に恒例の着物でマナーハウス一泊旅行に行きますけどね。
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ROHの若手アーチスト育成プログラムのJette Parker Artistsのオペラ・コンサートは毎年シーズン終り頃にあり、毎年行ってるのですが(ブログにはほとんど書いてませんけど)、今年も7月20日に行ってみました。
歌手だけでなく指揮者もメンバーで任期は2年。ちょっと前までJette Parker Young Artistsだったのですが、Youngが取れて年齢制限がなくなったのでしょう。とは言っても当然若い人ばかりで、歌手たちはしょっちゅう脇役とし登場し、時には主役の代役にそこそこの人が見つからない場合は抜擢されます。2009年に中村恵理さんが超人気のアンナ・レトレプコの急な代役で出た時は観てる私も緊張しました(→こちら)。恵理さんはJette Parkerのメンバーの中では任期中に代役ではなく主役に抜擢されたりして、もっとも優秀なメンバーの一人です。もう一人の優秀メンバーのアイグルちゃんはいまやカルメンのトップとして世界的に活躍中。
いくつかのオペラをメンバーが歌ってくれるのですが、ソロのアリアではなく複数で歌えるものがほとんどで、今年はトスカやルチアのセットを借りて、衣装はおそらく自前。
今回はとても上手な人と「うーん・・」という程度の人と「あちゃー」と言う程下手な人もいて、いつもより差がついてたような。
めちゃ下手だったのは歌手ではなくて指揮者の一人。オペラの指揮はできないのか今回初めてオケだけの指揮でしたが、プロコフィエフの有名なバレエでこのオケは慣れてる筈なのにガタガタだったのは指揮者のせいでしょう。
歌手で一番上手なのは予想通りのリトアニア人メゾソプラノのGABRIELĖ KUPŠYTĖで、彼女は何度もちょい役で聴いてますがいつも凄く上手で主役を食ってしまったことも度々。よく通る細い美声で長身なのでズボン役も絶対良い筈。これで彼女は卒業の筈なので淋しいです。
嬉しい驚きはRYAN VAUGHAN DAVIESとMICHAEL GIBSONと言うテノール二人が好みの声で上手だったこと。人材不足のテノールですからがっかりの人が多い中、二人も!しかもテノールあるあるのチビデブじゃない。まだ本舞台では観たことないのでこれからが楽しみです。
カーテンコールは最後のコジ・ファン・トゥッテの衣装で勢揃い。
指揮者や演出家も一緒に。
歌手だけで。
白いミニドレスでバニーの髪飾りがガブリエレ嬢。その右隣がマイケル・ギブソン。隅っこの緑の医者姿がライアン君。
水玉のパジャマ姿のソプラノも上手でキュートでした。