<8th Sep Sun>
昨夜は深夜2時頃に雷雨でピカピカゴロゴロ。その時間はまだ起きてる私、滅多にないことで興奮。
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モーツァルトの有名オペラの中でフィガロの結婚は主な登場人物にテノールがいなくて楽しみが少ない上に聞き飽きてるのですが(去年もやったし)、今回舞台脇の安い席が運良く買えたので4回分買ってしまいました。着物を着る良い機会でもあるからですが、9月2日、4日、6日と初日から3回行ったところで感想を。写真は2日に右側から、4日に左側から。
内容についてはブログを始めて間もない2006年に新プロダクションだった時に張り切って書いた記事をご覧下さいですが(→こちら)、マクヴィッカーのプロダクションは奇をてらわないし美しいので好きですが、去年に続き、マクヴィッカーがてこ入れに来てました。
初日はマクヴィッカーが登場。
バリトンには惹かれないですが伯爵役のヒュー君(Huw Montague Rendall)は大好きで、コメディ演技が上手な彼の魔笛の2021年のパパゲーノはすごく良かったし(→こちら)、一昨年はグラインドボーンでドン・パスクァーレ(→こちら)も面白かったです。来月と再来月Wigmore Hallで聴くのが楽しみ。30才の長身イケメンのイギリス人で最近発アルバムも出し活躍が期待されますが、両親ともオペラ歌手でテノールのお父さんは知りませんが、私と同じ年のお母さんはダイアナ・モンタビューで、ROHではロメジュリ、オネーギン、ファウストの主にお母さん役、一昨年ガーシントン・オペラのオルフェオにも出てました。
フィガロのルカ・ミケレッティはなんと博士号を持つイタリア人で、ギャンブル好きなチャラ男である召使フィガロをやるには渋い二枚目である容貌もふるまいも知性がダダ漏れのルカさんが理想的とは思えないのですが、声量もすごいし俳優さんだったのでそりゃ演技も上手で、全ての面で立派過ぎるフィガロ。
スザンナ役の中国人ソプラノYing Fangは長身でエレガントで歌も上手なので文句ないですが、明るい女中キャラなんだからもう少し大袈裟に演じて欲しかったです。
伯爵夫人のMaria Bengtssonは代役でしたが、金髪のスェーデン美人で、少しくぐもった声も素敵だったし、すらっとしたドレス姿も優雅な振舞いも美しくて、ヒュー君とは見目麗しい夫婦でした。
いたずら少年ぶりが上手なGinger Costa-Jacksonは三姉妹ともオペラ歌手だそうで、Marina Costa-Jacksonは11月のホフマン物語のジュリエッタ役。
Music Wolfgang Amadeus Mozart/Libretto after La Folle Journée, ou Le Mariage de Figaro by Pierre-Augustin Caron de Beaumarchais Lorenzo da Ponte/Conductor Julia Jones/Director David McVicar/Designer Tanya McCallin/Lighting designer Paule Constable/Movement director Leah Hausman
Figaro Luca Micheletti
Susanna Ying Fang
Count Almaviva Huw Montague Rendall
Countess Almaviva Maria Bengtsson replaces Jacquelyn Stucker
Cherubino Ginger Costa-Jackson
Bartolo Peter Kálmán
Marcellina Rebecca Evans (6日は病欠で代役はHelene Schneiderman)
Don Basilio Adrian Thompson
Antonio Jeremy White
Don Curzio Alasdair Elliott