<3rd Feb Sun>
昨日から泊りがけで来てたムスメも一緒に家族3人でロンドンにショッピング。2つのデパートで主に家具売り場と台所用品売り場を回り、参考になりました。以前は目的なくてもよく3人でデパート巡りしてましたが、ブログをやり始めてからは時間がなくて私はすっかりご無沙汰。久し振りで、見るだけでも楽しかったです。
2月はオペラ、バレエ、コンサートですごく忙しいのですが、明日からの3連ちゃんはオペラのオネーギンで始まり始まり~。
ROHでは偶然か故意か、バレエのオネーギンもほぼ同時にやってて混乱しましたが、バレエには疎くても、先週行ったオネーギン・バレエを片付けておきましょう。
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1月30日、トーチャンと一緒にバレエ「オネーギン」を再び観に行きました。
1月19日のリハーサルはベスト席であるグランドティアの正面から観る機会に恵まれましたが(→こちら )、本公演だとそこは百ポンド以上もするので、2度目は分相応にいつもの貧乏人席で9ポンド。
この値段ですから文句は言えませんが、舞台が奥深いことの多いバレエはかなり見切れる席で、セットはほんの一部だけ、踊る場面も半分以下しか見えなくて、「むむ~、又舞台に誰もいないな~」、というイライラ状態になることが多いのですが、なんと言ってもこの近さは素晴らしくて、時にこういうドラマチックな内容だと良さが発揮されます。今回は、遠くても正面からと、見切れても横の近くからと違う楽しみ方ができて理想的でした。
オネーギン Jason Reilly
タチアナ Alina Cojocaru
レンスキー Steven McRae
オルガ 高田茜
プリンス・グレミン Bennet Gartside
オネーギンは、当日まで怪我で初日から欠場のJohan Kobborgがこの日は出られるのかどうかわからなかったのですが、結局、代役が続投(結局コボルグは全部キャンセル)。
コジョカルとコボルグの婚約者カップルで観るもよし、観る機会のないよそ者で観るのも興味深いので、私はどちらでもと思ってましたが、
シュトゥットガルト・バレエ団から助っ人に駆け付けたカナダ人のジェイソン・ライリーは長身で見栄えがするので、立ってるだけなら彼の方が文句なくベターなだけでなく、踊りも演技もなかなかのもので、複雑に絡むシーンも多いのに息も合って、コボルグがメラメラとヤキモチ焼いてるのではないかと心配になるくらい
クリックで写真は拡大します。
同じような写真が多くて申し訳ないですが、看板娘アリーナ・コジョカルの感極まる表情がどれもとても素敵で捨て難いので(ジェイソンは同じ顔でつまらないけど)
リハーサルの時のマリアネラ・ニュネスもロールデビューの緊張感が素晴らしかったですが、コジョカルの演技も含めた完成度には今はまだとても敵わないでしょう。踊りもさることながら、細やかで余裕ある演技はさすがです。
レンスキーのマックレーは、最初ちょっと硬かったので、オルガと無邪気に踊る場面はリハーサルのヴァレンティノ君の方が若々しくフレッシュで良かったかしらと思ったのですが、ぐんぐん良くなって、オネーギンとの決闘を控えた見せ場では苦悩を見事に表現して、さすがプリンシパルの貫禄。これもヴァレンティノ君の敵う相手ではありません。
可憐な役がぴったりの高田茜ちゃんは、期待通り、マックレーとも初々しい素敵なカップルでした。
ひらひらチュチュで現離れした内容ではなく、ドラマとしてもぐっと来る大人のバレエを観られたのは良かったのですが、同じストーリーで同じチャイコフスキーなのに、音楽がまるっきり違ってるのは妙な気分で、特にオペラでは一番盛り上がるタチアナの手紙シーンとレンスキーの決闘前シーンとか「ぐあーっ!、違う、違う」、と違和感ありすぎ。せめて舞踏会場面くらい同じにすればいいのに・・・。
明日は私にはお馴染みのオペラのオネーギンなので、とても楽しみ。
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