<22nd Apr Mon>
同じ日にバービカンでフローレスが歌ってるのを知らない筈はないので(しかもそっちはディドナート姐さんという強力な助っ人)、「おいらの方に来てくれて感謝だぜ。一人だけど、こっちに来て良かったと思ってもらえるようにサービスするからな」、とでも意気込んだのか、カーテンコールは嫌と言うほど何度も出て愛嬌をふりまき、アンコールは4曲も歌ってくれて、スタンディングオベーションで大いに盛り上がりました。
Philharmonia Orchestra
Jochen Rieder conductor
Jonas Kaufmann tenor
Giuseppe Verdi: Overture, Luisa Miller
Giuseppe Verdi: Oh! fede negar potessi from Luisa Miller
Giuseppe Verdi: Quando le sere al placido from Luisa Miller
Giuseppe Verdi: Overture, Nabucco
Giuseppe Verdi: O inferno! Sento avvampar nell'anima from Simon Boccanegra
Giuseppe Verdi: Cielo pietoso, rendila from Simon Boccanegra
Giuseppe Verdi: Prelude to Act 1 from La Traviata
Giuseppe Verdi: Io l'ho perduta! from Don Carlos
Giuseppe Verdi: Overture, La forza del destino
Giuseppe Verdi: La vita è inferno from La forza del destino
Interval
Richard Wagner: Ride of the Valkyries from Die Walküre
Richard Wagner: Ein Schwert verhiess mir der Vater from Die Walküre
Richard Wagner: Overture, Die Meistersinger von Nürnberg
Richard Wagner: Am stillen Herd from Die Meistersinger von Nürnberg
Richard Wagner: Prelude to Parsifal, Act 3
Richard Wagner: Amfortas! Die Wunde! from Parsifal
アンコールは4曲で、(おそらく)ワーグナーの歌曲2つ、ワルキューレの一番有名なとこ、最後はおそらくマクベス(ヴェルディ)からAh, la paterna mano (Macduff's aria)
2年前のコンサート(→こちら )でも同じ席だったのですが、あの時はヨダレと唾がすごくて、タキシード汚してたし、目の前の私にツバが飛んできました。今回は譜面台があったせいでちょっと遠かったせいもありますが、なぜかほとんどヨダレもツバもなかったのは不思議。歯の矯正は先回も今回もしてましたが、今回はそう目立たなかったので、種類を変えたのが理由でしょうか? (左の写真で歯の矯正が見えるでしょ?)
一年半ぶりにまじかで見て、「あら、白髪が増えてちょっと老けたわね」、とは思ったものの、私好みではないとは言え、渋みも加わって超ハンサムなカウフマン様、長いカーテンコールだったし、写真はどっさり。連写で軽く200枚は撮ったので選ぶのが大変でしたが、下から見上げるまずい角度ですけど、色んな表情のカウフマン様を見て下さいね。クリックで拡大しますので。先回のタキシードから今回は燕尾服にグレードアップして更にカッコいいですしね。
というわけで、たしかに超一流の感動的なコンサートではありましたが、まるでバリトンのような野太い声(今やバリトン役をしてるドミンゴ先生よりカウフマンの方がバリトンっぽい)はあまり好みではないので、「うーん、ルイーザ・ミラーはやっぱり丸ちゃん(マルセロ・アルバレス)でなくちゃ、とか、ワーグナーは絶対クラウス君(クラウス・フロリアン・フォークト)の方が良いわあ」、とか思ってしまったのでした 「贅沢言うんじゃねえっ」、って、石が飛んできそうですけど。
カウフマンのワーグナーの全オペラは生で聴いたことがないので意見を言う資格はないかもしれませんが、今夜もヴェルディの方が私はうんと楽しめました。今まで生で聴いたカウフマンのオペラで一番好きなのがドンカルロなので、もうすぐROHで聴けるのは凄く楽しみ。
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