<12th July Fri>
今週は公私共に忙しく、パートタイム勤務になったのに毎日出勤だし、夜は今日まで4連ちゃんでオペラとコンサート(昨日はつばめ、今日はトスカ)。しばらく快適な日が続いてるのに、明日はなんと30度ですって。それは暑過ぎる。冷房効いてない地下鉄がほとんどなんだから。
1ケ月も過ぎてまだのろのろ続いてるスコットランド旅行の駒を一つ進めましょう。
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6月11日(火) その2 写真はクリックで拡大
6月7日から13日までのスコットランド・ドライブ旅行も終わりに近づき、日中はネス湖をはじめいくつかの湖を愛でましたが(→こちら )、これからいよいよ次のハイライトである山岳地帯に入り、今夜は一泊だけフォートウィリアムに宿泊し、平らなイングランドに住んでいる身には貴重な山の景色を楽しむ予定。
・・・だったのに、
あれ~、今までぴっかぴかのお天気が続いていたのに、肝心な所で急に崩れちゃいましたよ 私は割と晴れ女なんですが、ここにきて運が尽きたってことでしょうか。まあ、ここまで晴天が続いただけで充分ラッキーなんですが(この後また回復)。
でも、悔し紛れに言うわけではないですが、変化に富む雲に見え隠れする山の景色も神々しくて印象的だったので、また違うスコットランドの魅力に触れた気分。
途中で寄った見晴台にある兵士の像。イギリスで一番高い山、標高1334メートルのベン・ネヴィスが見える筈なのに、雲に隠れてしまって残念だけど、暗雲たれこむ山々は結構感動的で、まるで墨絵。
次に寄ったのは、Glenfinnanという谷(ベンは山、グレンは谷)。
← この航空写真はもちろん私が撮ったものではないですが、自然と人工的なものが入り混じって壮観だし、ハリーポッター映画のロケに使われたので、ハリポタ・ファンにはお馴染みでしょ?
ハリポタが通ったホグワーツ校、スコットランドだとは本には書いてないけれど、著者もスコットランド人だし、絶対にスコットランドのハイランドがモデルでしょう。貧乏人だったJKローリングがハリポタを書いたエジンバラのカフェにも行ったでしょ(→こちら )。
先日見たレンガの鉄道橋の方がもっと美しかったけど(→こちら
)、1897年建造のこのGlenfinnan Viaductはカーブしてるのが美しい特徴。コンクリートなので、どうしても長年の化学変化で汚くなっちゃうのは仕方ないですね。
でも、立派に現役で、ほら、ちょうど電車が通り過ぎていきました。蒸気機関車だったらもっと絵になるんでしょうけどね。
塔の上に立っているのは、18世紀半ば、イングランドとの戦いに敗れた有名な若き悲劇のヒーロー、ボニー・プリンス・チャーリー。
今回のホテルは同じチェーンのプレミエ・インなので部屋の設えはほぼ同じで、機能性だけの味気ないホテルなのはわかってたけど、壁の絵までどこも同じでなくてもいいのに・・・
フォートウィリアムの街もどうってことのなくて見所もないので、時間節約のためにレストラン併設のファミレスで夕食を済ませ、ベン・ネヴィスから最も近いB道路をドライブしてみましょう
うちのトヨタ車。10年経ったから、そろそろ買い替えないといけないかな。この旅行で酷使したし。時間に余裕ができる筈だから、国内ドライブ旅行にもどんどん行く予定だしね。ってペーパードライバーのぃせに勝手に決めるな!
ちぇっ、こんな近くまで来ても、ベン・ネヴィスはやっぱり見えないぜ
でも、夜だし誰もいないド田舎のマイナー道路で雲の中の山景色に囲まれて、静かで風もなく、大自然というよりはなんだか映画のセットの中にいるようでもあり、閉ざされた空間の中で不思議な気持ちになりました
普通の服装の哲学者みたいな風貌の老人がこんな淋しい所(行き止まりなのよ、この道は)一人で歩いていたのもシュールな場面だったし(幽霊だったかも?)、この旅行で一番思い出に残りそうな場所の一つです。
これで夜の9時前後なんですが、
あ~っ! やっと探し求めてたハイランド牛にはじめて遭遇~ 滅多にいなかったですよ。
もこもこの毛と長過ぎる前髪が愛嬌あって可愛い~ 黒いのもいる。
お母さん牛にも角があるのね。
こちらは珍しくはないけど、羊ちゃんたちもいました。顔の黒い種類の羊ほど可愛くないけど、子供連れだと微笑ましくて、道を堂々と闊歩する羊ファミリーに道を譲ってあげましょう。
この翌日はロッシーニの湖上の美人の舞台となったカトリン湖のクルーズもしました。
いま忙しいのでその日のことをアップできるのはいつになるやらですが、8月6日に日本に行くまでには絶対に済ませるのだ!
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