<31st July Wed>
来週火曜日からの日本行きの準備をしなくちゃならないのに、今週は仕事も忙しいので毎日出勤。パートタイム勤務になった恩恵にはなかなかあずかれません。旅行前に片付けておきたいオペラ/バレエ記事もいくつかあるけど、全部は無理かもしれないから、絶対これだけはというものから片付けていきましょう。となれば、スコットランド旅行記で、ゼイゼイ、やっと最終回の運びとなりました
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6月13日(木) クリックで写真は拡大
昨夜はスターリングに宿泊。1週間経ったので、今日は予定通りロンドンに帰るんですが、その前に最後の観光としてスターリング城Stirling Castleに行ってみましょう。スコットランドの古城見学をいわばテーマにして旅行の日程を立てたのですから、歴史的に重要なこのお城は見逃せません。
お天気も回復して、再び青空が広がり、旅行中はほぼお天気に恵まれたことにあらためて感謝。
石畳が優雅なスターリングの街は車で通り過ぎるだけにして、岩山にそびえるスターリング城を目指しますが、地形も雰囲気もエジンバラ城にそっくりだこと。
エジンバラ城に比べればうんと小さいので、見学時間は大して要りませんが、生後僅か9ケ月でここで即位した悲劇の女王メアリー・スチュアートの数奇な人生がはじまった場所でもあり、彼女の父王であるジェームス5世(ロッシーニの「湖上の美人」の王様よ)が実はなかなかの人物であったこともわかりました。
現在見られる優雅な城は主に15、6世に建設されたのですが、当時の姿を再現することがこのお城のプロジェクトになっていて、内部の多くが復元されています。
極彩色にされたしまった部屋の中には当時の衣装を着たガイドもいて、「まるでディズニーランドじゃないの!」、と批判する人もいるでしょうが、私は気に入りましたよ。今回だけでもいくつか見た他のお城と違うコンセプトなのは新鮮だし、想像力不足を補ってもらえるのも助かります。
特に素晴らしかったのは新しいタペストリー (上の写真では壁が全てタペストリー)
実に細かく丁寧に織ってあるのも見事ですが、どうしても色褪せてしまうタペストリーに新しい命を与えて本来の美しさを見ることができるのは貴重な体験。技術の伝承も重要で、アトリエも公開されていて、実際の作業を見学できる時間も設けられているようです。
ランチはお城のカフェで頂きましたが、私は又ハギス(3度目)。
今度はパイですが、さくっとしたパイ皮で熱々が美味しかったです。
ハギスはイングランドのスーパーマーケットでも買えるので(下の写真のように缶入りや袋入り)、これからは時々スコットランドを思い出しながら我が家の食事にも登場させようかしらん。
スターリングはエジンバラよりちょっと近いので、帰りは車で正味7時間。トーチャン、運転お疲れ様でした。だらだら続いた旅行記に付き合って下さった方もお疲れ様でした。
いつか行きたいとずっと思いながら、国内でも遠くてなかなか行けなかったスコットランド旅行がやっと実現し、お天気にも恵まれ、夫婦喧嘩もせず楽しめました。4箇所共同じチェーンホテルだったのがつまらなかったですが、走行距離2,300キロ、撮った写真が二人合わせて2千枚にもなるというちょっとした大旅行となりました。 それでも、ほんの一部だけの初心者コースで、他にも見所はたくさんあるスコットランド、できればエジンバラ・フェスティバルの時に又行きたいものです。
次のトーチャンとの旅行は10月で、うんと簡単に行けるブリュッセルに3泊。オペラハウス巡りを兼ねたヨーロッパの首都シリーズですが、その前にトーチャン抜きで友人とブダペストに行きます。
後で見易いように、まとめておきました。
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