<2nd September Mon>
「半沢直樹」、日本滞在中はテレビで一回しか観られなかったけど、日曜日にネットで最初から全部観てしまったわ。先に本を読んだのだけど、テレビだと役者のイメージも違うし、まるで勧善懲悪のベタな時代劇みたい。そこが受けるんだろうけど、私は本の方が好き。「あまちゃん」もネットで観ようと思えば観られるのでしょうけど、それはやめとこ。しばらく忙しいから我慢しないとね。日本旅行記もどんどん進めたいし。
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<8月14日(水)>
京都から東京へ。新幹線で駅弁食べながら、一人だけど、すっかり遠足気分。
今日から3泊するのは八重洲富士屋ホテル。
部屋の窓から赤レンガの東京駅も見えます。このホテルは、以前家族と泊ったこともありますが、なんと言ってもロケーション抜群で、有楽町や銀座もすぐ。
東京駅の内外のショッピング街も充実で、私はJRパスで構内にも入れるので、あちこち探索したけど、私好みの庶民的なお店が多いのは八重洲地下街だ。
夕方、古い友人とホテルのカフェでお茶。
夜は、アメリカ在住のブログ仲間と八重洲地下街にある韓国料理屋へ。そろそろ日本食以外のものも食べたい気分だから。
しかし、私にとっては日本で食べるものは外国料理と言えども日本食。日本人向けになってるので、なんでも食べやすくて美味しい。日本にはこういう日常的な小さな幸せが溢れてて、ほんとに羨ましい。
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<8月15日(木)>
いざ、新しい歌舞伎座へ ホテルから歩いてもしれてるけど、この暑さでは外を歩きたくないので、地下鉄で。
通りの向こう側からだともっと全体の良い写真が撮れるんだけど、この暑さでは歩いて道を渡るのすら憚ってしまうわ。後ろの高いビルが邪魔だしね。
ブログ仲間で歌舞伎に詳しい香子さんに切符をお願いして、ご一緒して頂きました。暑いのにお着物でいらして下さって、感激。きりっと粋なお姿は、後ろの絵の女性と共通点あるでしょ。香子さんのブログは→こちら 。
八月納涼歌舞伎、「できれば、ずらっと並ぶ鳴り物付きの踊りが観たい」、という私のリクエストにぴったりな第一部を香子さんが選んで下さったのですが、ほんと、後半の春興鏡獅子は大勢の長唄囃子がにぎやかで華やかで素晴らしかった
この日は七乃助君が大活躍で、お獅子の頭振りやお姫様舞踊で大奮闘。まだ若いですから、歌舞伎界で一番上手というわけではなさそうなのは素人の私でもわかりましたが、七君は綺麗だし、20年くらい前にロンドンでまだちっちゃな七乃助君がお兄ちゃんと一緒に、お父さんと玉三郎共演の舞台で踊っていたのをよく覚えている私には、「あの子がこんな立派になって・・」、と感慨深いことでした。これはオペラにはない歌舞伎独特の楽しみ方。
前と同じ設えなんですが、全てが新しいとそれだけで美しくて気持ち良いものですが、特に四季の緞帳は立派。
私たちの席は3階A席で5000円。この日のためにロンドンから双眼鏡を持参したので、しっかり観えました。
歌舞伎鑑賞は楽しめたので、実は、翌週、第二部も観に行ったのでした(一幕物の当日券で)。
この日はブログ仲間の絵美さんもお友達といらしてて、皆さん素敵なお着物姿。夏の着物は素材が大切なんですが、知り合いだと「ちょっと触ってもいいかしら?」とか言えるのが嬉しいです。着物雑誌で写真はたくさん見てても感触がわからないから。絵美さんのこの日のブログは→こちら 。
上のギャラリーにも行ってみたら、屋上に芝生のお庭もありました。階段の朱色も瓦も新しくてきれい。
この後4人でお茶をしてから、夕方に大手町へ。私が働く会社の本部ビルを訪問し、たくさんの元ロンドン駐在員にお会いすることができました。
会社の男性たちとは3回飲み会があったのですが、今日はまず、比較的最近の元上司二人と近くのベトナム料理屋さんでじっくりと。
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<8月16日(金)>
映画を観るなら今日しかないわ。折角一人なんだから、日本映画が観たいじゃない。じゃあ、少年Hにするか。平日の午後、有楽町の映画館は年配の観客で満員。60歳以上は千円だもんね。私も恩恵受けました。映画は、なんの予備知識もなしに観たので、まあ面白かったけど、セットの街並には郷愁を覚えるわけで、そうよね、私は終戦後まもなく生まれたんだから、年取るわけだ。
夕食は新橋の日本料理屋さん。また会社の人たちと一緒でしたが、今日はうんと前の上司たちが中心で、私と同年代のサラリーマンにとっては変わり目の時機。孫の話題になると年月の長さに驚くけど、話してると30年前に戻れるのが嬉しい。カラオケにも行けたしね
日本滞在もこれで10日間近くになり、こんなに毎日ぶらぶら遊んでばかりいてもいいんだろうかと罪悪感を感じはじめた頃だったけど、翌日は朝早く名古屋へ。東京には来週また来ます。