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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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ブルージュへ日帰りでブリュッセルから

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<12th Nov Tue>

同僚の休暇カバーでしばらく毎日フルに出勤していたのだが、今日は半日休みが取れたので、バービカン周辺で充実した午後を過ごしました。まずバービカンのギャラリーでポップ・アート展へ。バービカンの会員は無料なので行ったんだけど、AウォーホールやDホックニーもあってまあまあだったかな。お金払ってまで行く価値があるかどうかは疑問だけど。次にロンドン博物館の隣にあるジムのプールへ。これもヴァージン・ジムの会員権で入れるのでお金は掛からず。プールは2レーンしかなくてしょぼかったけど、ジャクチや打たせ湯、サウナ、スチームバスのエリアがとても充実(→こちら )。静かな午後でリゾート気分になれました。これからもあちこちのジム巡りをしようっと。

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10月19日、ブリュッセルに3泊した土曜日に電車で一時間の古都ブルージュに行きました。


本「地球の歩き方」の説明をそのままご紹介すると、


クリップフランドルの「水の都」ブルージュ。Bruggeとは「橋」の意味で、町を縦横に流れる運河には、50以上の橋がかかっている。北海と水路で結ばれていたブリュージュは、12、3世紀には西ヨーロッパでの商業の中心として繁栄した。しかし、15世紀に入ると、ブリュージュは北海とを結ぶ水路が沈泥のため浅くなり、商船が出入りできないようにmなってしまった。水路を閉ざされたブリュージュは、都市としての機能まで喪失してしまう。しかしそのおかげで、ブルージュは中世の景観をそのままに留め、現在にいたったのだという。まさにブリュージュは、中世の町が鍵をかけられ、ひっそりとしまされてしまったような雰囲気をもっている。クリップ


はい、まさにその通りで、街角を曲がるたびに「キャーッ、かわいい~」、と叫びたくほどメルヘンチック。ちょっと小雨模様だったのですが、石畳は雨で濡れてた方が風情がありますしね。


そう言えば、コルンゴルドのオペラ「死の都」Die tote Stadtは、ブルージュの街自体が主人公とも言える不思議な雰囲気の作品でした。ROHでも数年前に上演され、なかなか良いプロダクションだったので、あれをもう一度観たいです。


14、5年前に一度行ったことがあり、その時は実家の母とムスメと私の母娘三代でいわば「あまちゃん旅行」をしたわけですが、とても印象が良かったので、いつかトーチャンも連れてきてあげたいと思っていたわけです。

小さな博物館やギャラリーがいくつかあるのですが、時間がないので全てパスして、ひたすら外を歩いてました。主な見所はちょうど半日で歩いて回れます。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


まずは中心ともいえるマルクト広場。ブリュッセルのグランプラスより大きくて、広々してます。そう言えば、あまちゃん旅行の時は広場に面するレストランでランチしたっけ。どの店か忘れたけど。 


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
高い所が好きなトーチャンのために、やっぱ鐘楼には上らなくちゃなんですが、人数制限があるので、誰か降りてこないと次の人が上れない仕組みで、私たちは結局40分待ちました。この時はお天気良かったのに、勿体ないことをした気もしますが、こういうのって並び始めてしまったら途中で退散するのは嫌ですよね。



   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  

で、上り下り共有の366段の狭いらせん階段を譲り合いながら苦労して上っても背の低い人には景色がちゃんと見えない悲しい構造で、子供も結構いましたが、可哀相。上る前に張り紙でもしとくべきではないかしら。前回は母(と友人のおばさん)を下に残してムスメと二人で上ったんですが、私と大して変わらない身長だったから大丈夫だったけど。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

あ、たしか前回来た時にあの船乗り場から乗ったわ。


 London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

     カリヨン(組み鐘)の音色は優しくて心地良い響きでした



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


運河巡りのボート乗り場はあちこちにあり、私たちは乗りませんでしたが、前回母と娘と乗ったことは良い思い出で、ブリュージュがこんなに美しいのはやっぱり水があるからでしょうね。行き交うボートを眺めるだけでもワクワクします。

冬のブルージュで霧が出たりしたら、それはまさにオペラ「死の都」の幻想的なイメージだ。でも、ここは一年中観光シーズンで賑やかなんでしょうね、きっと。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  

ベギン会修道院の近くのレストラン「マクシミリアン」で早目に夕食した時のことは既に書きましたが(→ こちら )、とても美味しくて、ブルージュの一番の思い出です。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


しかし、その後すぐに電車に乗れば災難に合わずに済んだのに、食事後しばらく歩き回ってせいで、運悪く故障電車に乗ってしまい、ブリュッセルに行く途中のゲントを過ぎたら急に停電して止まってしまいました電車ガーン

でも、ベルギーの電車ってしょっちゅう遅れたりするのかしら? 実は今朝も10分以上遅れたし、この時は長い間なにもアナウンスなくても皆さん慌てたり怒ったりせずにきわめて冷静。問題あうのはイギリスの電車だけではないってことか。


で、観光客もたくさん乗ってるわけだから、英語でアナウンスしてくれてもよさそうなのに、長い間オランダ語だけでしたよ(ベルギーの公用語はフランス語とオランダ語)。ま、オランダ語でも「修理に必要な部品が届いたら、ゲント駅に戻ります」、というのは理解できたけど。で、又ゲント駅に戻り、そこからブリュッセル行きに乗り換えて、結局、1時間のところが2時間45分も掛かってしまいました。


しかし、夕食をブルージュで済ませておいてよかった~。空腹のままいつ回復するのかわからない電車に閉じ込められたら苦しいし、食いっぱぐれたらどうしようかと焦ったでしょう。ブルージュの印象も悪くなったかも。実はブリュッセルに帰ってから食べようかとも考えてたんですが、急な土砂降りで飛び込んだレストランが大正解だったし、なるようになったということでしょうか。


ベルギー旅行記、もうすぐ一ヶ月経つというのにまだ終わってなくて焦りますが、残るはオペラ、アトミウム、美術館。



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