<17th Nov Sun>
グレーな日曜日、外は寒いのかマイルドなのかわからないけど、家の中はぬくぬくと快適。日曜の夜は、「あーあ、明日からまた早く起きて通勤かあ・・」と暗い気分になるのですが、わーい、私は明日もまだ休み。これでやっと1ケ月近く掛かってちびちび書いてきたブリュッセル旅行記も最終回となり、やれやれだし、さて明日はなにしよかしら。
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10月21日(月)
ブリュッセル郊外にある9球のアトミウムは1958年の万国博覧会のモニュメントですが、13、4年前に私はバスの窓から見たことがあり、その時は全く輝いてなくてぱっとしなかったので、今回も特に行きたいとは思ってませんでした。
でも、夜のユーロスターでロンドンに帰るのは月曜日だったんですが、美術館博物館だけではなくほとんどの公共建物は月曜日が休館なので、他にやることがなく、ありがたいことにオープンしてたアトミウムに行くしかなかったわけです。
しかし、行ってみたら、見違えるように美しくなってたんですね、これが 内部見学も結構面白かったです。
都心からは少し離れているので、今日は初めて一日乗り放題切符を買い、地下鉄を乗り継いでヘイゼルHeyzelという駅に行きました。
人がほとんどいないから、これなら慌てなくても大丈夫、隣の公園を先に散歩しましょう
と思ってのんびりしてたら、しまった、ほんの短い間離れただけなのに、長蛇というほどではないけど入り口に列が出来てて、アトミウムの中に入るのにしばらく並ばなくてはなかったわ。
入場料は11ユーロで、まずてっぺんの展望台に行って、それから下りながら展示を見る構造。
わー、シルバーメタルの球体、ピッカピカ~ ツーショットしちゃおう。
高さ102mの中央の展望台からは広大な公園や、サッカー場、ミニ・ヨーロッパというミニチュア建物パークが見えます。
イギリスのエリアは結構大きくて、国会議事堂、ドーヴァー城、バースの円形/半円形建物等が造られてました。
正面はヘイゼル宮Palais de Heysel。ベルギー独立100周年を記念して1935年に開催された万博の会場跡で、今はモーターショーなど大規模なイベント会場。
球体から球体へはエレベーターで移動できて、アトミウムに関する展示がされてます。
貸し出しもしてるそうで、子供のお泊り用かしら、寝床がたくさんある部屋もありました。
元々は万博開催期間6ケ月だけもたせればよかったのでいい加減な作りだったのが、有名になったので壊さずに続けることにしたそうです(ロンドン・アイと同じね)。何度が補修工事をしてるのですが、割と最近、大幅に修理、というより実質的に作り直したので、こんなにちゃんとして美しく生まれ変わったわけですね。知りませんでしたが、行ってよかったです。
まだ時間があるので、路面電車で、ちょっと離れた所にある東洋趣味の所に行ってみましょう。休館日なのは知ってるけど、どうせ中まで見学する時間はないから、外から眺めるだけですが。
五重の塔と中国館は1900年のパリ万博から運んだ建物で、これに日本美術館を加えて極東ミュージアムMusees d'Extreme-Orientと呼ばれているそうですが、中国館はなかなか細部まできちんと作ってあってきらびやか。
五重の塔と日本美術館は道路を隔てた側にあり、おそらく開館日は中国館から地下トンネルで繋がっているのではないかと思うのですが、残念ながら今日はそこまで渡れずじまい。どの程度の展示物なんでしょうね? ブリュッセルの中心からはちょっと遠いけど、路面電車で簡単に行けるので、次回来るときの候補にしておこう。
この辺りは、ロイヤルファミリーがお住まいのラーケン王宮もあるけど、中を覗くこともできないみたい。
路面電車で中心まで戻り、ショッピング。ムスメへのバースデーカード2枚などを買い(フランス語とオランダ語のカード)、7時のユーロスターでロンドンに戻り、9時に帰宅。時差があるので実際の所要時間は3時間ですが、飛行機よりは簡単なのでうんと楽。穏やかな秋の3泊4日旅行が楽しめました。
これからは休暇を取らなくてもこのくらいの旅行は毎週でもできるわけで、ヨーロッパの首都だけでもまだ行ってない街がたくさんあるし、次はどこにしようか楽しく思案中。
後で見易いように、10月18日から21日までのベルギー旅行記事をまとめてみました。
チョコレート以外に買ったのはこの帽子
ムスメの誕生日に被ったのですが、ベルギーのあちこちのお土産さんで売ってて、ちゃんとできてる割には激安だったので、なんと5つも色違いで買ってしまいましたの。白、黒、グレー、オレンジ、ブルーで。
でも、このオレンジのは、バスの中で落としてでに失くしてしまった・・・。
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