1月11日(土)、バービカンに、チェコの歌姫、メゾソプラノのマグダレーナ・コジェナを聴きに行きました。
3ケ月前にコジェナがROHで5月末から始まるプーランクのオペラ「カルメル派修道女の対話」Dialogues des Carmélitesから降板すると発表されて(→こちら )、「えーっ!それはがっかりだ!でも、本当の理由は何かしら? もしかしたら夫婦の不仲?」、とか思ったけど、そうではないことが、コジェナが舞台に登場した途端にわかりました
不仲どころか、その反対で、おめでた (ご主人はベルリン・フィル常任指揮者のサー・サイモン・ラトル)
妊娠5、6ケ月ってとこかしら?
お腹の膨らみを隠すようなデザインのドレスで現れたコジェナ奥様は、金髪を少し茶色に染めて、ドレスのセンスの悪さは相変わらずで、生地が安物のぺらぺらな上に仕立ての悪いドレスは、縫製が雑なので縫い目がところどころ波打ってますよぉ・・
折角の美貌を最大限に見せる術を知らないのが歯がゆいコジェナ、すっぴんでも(この日もほとんど化粧っ気なし)綺麗とは言っても、髪の毛もボサボサで、身のこなしもなんか洗練されてないのよね。
ほんと、勿体ないったらありゃしない。
Mozart Symphony No 33
Haydn Arianna a Naxos
Mozart ‘Non più di fiori’ from La clemenza di Tito
Haydn Symphony No 85 in B flat La Reine
Mozart ‘Deh per questo istante solo’ from La clemenza di Tito
Mozart ‘Parto, ma tu ben mio' from La clemenza di Tito
Les Violons du Roy
Magdalena Kožená mezzo-soprano
Bernard Labadie conductor
歌は、芝居っ気たっぷりに熱演してくれて、盛り上がりました
彼女が歌ったのはモーツァルトのオペラアリアばかりだったけど、最前列ど真ん中という一番近い席から見上げながら、「そんなに頑張って、お腹の赤ちゃんは大丈夫なんだろうか?」、と心配になるくらい熱いコジェナ奥様でした
あらよっ! ほらよっ!
アンコール以外は皇帝ティトの慈悲ばかりだったけど、これをこないだのブリュッセルで聴きたかったわ(→こちら
)。これまた長身美人のヴェロニク・ジャンスとなら理想的なカップルですもんね。コジェナのズボン役は生で観たことないけど、きっとチャーミングな美青年に違いない。
モーツァルトの男役て徹底することにしたのか、アンコールはフィガロの結婚から恋とはどんなものかしらで、青筋立てて歌った苦悩のセストとは打って変わって、ほんわかと爽やかなケルビーノの少年ぶりが魅力的でした
春にROHで夫婦共演してもらえないのは残念だけど、そういう理由なら仕方ないし、こんな近くでたっぷり聴けたから満足で、キャンセルしないで歌ってくれてありがとう 一緒に連れてってあげたトーチャンも彼女がj気に入ったようです。
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