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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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Iestyn Davies (カウンターテナー)が元教会で新旧曲を

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<3rd May Sat>

昨日一昨日は冷たい雨のまるで冬のような寒さでしたが、イエスティン君とトビー君を連夜で聴けて、ダブルで心はホッカホカラブラブ

日本の皆様はGWの真っ只中でしょうが、私も今日から5連休。来週またある地下鉄ストの日は不便なので休んでしまうことにしたので。そいで又、会社は休んでもオペラやコンサートには苦労してでも行くんですけどね、もちろんDASH!

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5月1日、バービカン近くのSt.Luke'sにカウンターテナーのイエスティン・ディヴィースIestyn Daviesをトーチャンとレイネさんと3人で聴きに行きました。


   


   

St. Luke'sは、18世紀建造の教会で、今はLSOのリハーサルや様々なコンサートやイベントに使われています。私はハンブルグにクラウス君を追っかけたので行けませんでしたが、 一年前のフローレスのマスタークラスもたしかここ。


初めて行ったのですが、ロンドンには改造されてコンサートホールになった教会はたくさんあって、オリジナルの設えのままのも多いのに、このSt. Luke'sは内部はあまりにもモダンで、垢抜けた雰囲気もなくてまるで倉庫みたいだったのはがっかり。


クリップ

How Pure the Sky


Howells arr Muhly King David
Thomas Adès Three Studies from Couperin
Bach Cantata BWV 54, ‘Widerstehe doch der Sünde’

Nico Muhly Drones on ‘O Lord, whose mercies numberless’
(interval)

Gluck ‘Che puro ciel’ from Orfeo ed Euridice
Schubert Symphony No 5 in B flat

アンコールはIrving BerlinのBlue Skies

Nicholas Collon conductor
Iestyn Davies countertenor
Aurora Orchestra



コンサートのタイトルHow Pure the Skyと、背後のスクリーンにも空や雲の映像が映し出されてた背後のスクリーンからすると、テーマはなんでしょうけど、なんだかわけのわからないごった煮のプログラム。


スクリーン以外にもイエスティン君が観客の後ろで歌ったりとか、それなりに工夫されてたのは面白かったし、お目当てのイエスティン君がバッハのカンタータやグルックのオペラというクラシックなものからトーマス・アデスはニコ・ムーリーの現代曲までヴァラエティに富んだ曲を歌ってくれたのは嬉しかったのですが(カウンターテナーにはうんと古いのか新しい曲しかないので)、最後のシューベルトのシンフォニーは一体なんだったんでしょうね? オケ自身は喜んでたみたいだけど、人数少ないから迫力ないし、イエスティン君が出ないのに長々やられてもつまんないだけだわむかっ ほとんどが若い演奏者ばかりのオーロラ・オーケストラは特に上手とも思わなかったし(指揮者はハンサムチョキ)。


    

で、オケもそれでは申し訳ないと思ったか、はたまたイエスティン君が「最後は僕も出してよ」、と主張したのか、なんとイエスティン君が「雨に歌えば」のジーン・ケリーさながら傘をさして後ろの通路から、音譜 blue skies~, smiling at me~音譜、と歌いながら登場(アーヴィング・バーリンのBlue Skies、例えばエラ・フィッツィジェラルドが歌うとこうなります→こちら )。クサイ演出に吹き出しそうになりましたが、結局印象に残るのはこういうお遊び曲なんですよね(こないだのイエスティン君がリサイタルでスティングを歌ったみたいに→こちら )。


歌いながら傘を畳もうとするイエスティン君の動作がもどかしくて、「ほら、私がやってあげるから」、としゃしゃり出たくなった私はもちろん最前列で、彼と私の両方が腕伸ばしたらタッチできる距離だったのはさすがに近過ぎたか、もうちょっと声が響くのを聴きたかったような気もします。


でも、前に人が座ってると全身写真がきれいに撮れないので、あまりにストレートな声しか聴けなくても、やっぱりここが特等席だ。


     




 


終了後、舞台横の暗い所にイエスティン君が立っていたので、オランダからこのために弾丸遠征なさったレイネさんと一緒にご挨拶。「お、来た来た、又この二人組が」、って顔してましたけど、今日は着物ではないので一緒には撮らず、彼だけの写真を「はーい、撮らせてね」、とカメラ構えたら、まだ傘を持ってたイエスティン君、レンガの壁の前で乗ってくれてそれっぽいポーズ取ってくれました。いつもズボンが短か目だし、その前に他の人に緑色のソックスを見せてたので、それもポイントになるかな雨


    


今年は少なくともあと3回イエスティン君が聴けるし、今まで聴いただけでも結構な回数になるので、Iestyn Daviesというテーマでまとめてみました(→こちら )。 歌手別にまとめたのはアラーニャ、丸ちゃん(アルバレス)に次ぎ3人目。



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