<19th June Thus>
1979年6月19日、私はイギリスに到着し、今日でちょうど35年になります。
30年になった時のブログ記事にその時の写真を載せてありますので、当時のことはそちらでご覧頂くとして(→こちら
)、今日は、3日前にクリスティーズで撮った写真をアップしてみましょう。
高さ57cmのこの大きな壷は、私が生まれ育った常滑焼ですが、さすが有名オークション・ハウス、なんと鎌倉時代のものだそうですよ。
オークション推定価格は1万~1万5千ポンド。
他の部屋でもの凄い絵画等を散々見た後だったので、「どえらいやっすいがね~」と思ってしまいました。 たしかに、これなら、私でも買おうと思えば買える値段だ。
もっと凄いのがジャコメッティの手。10~15百万ポンドですって(隣はアンディ・ウォーホールのジャッキー・オナシス、ドレスはAマックィーン)。はあ~~、手の届かない夢の世界だ・・ (クリックで拡大して下さいね)
しかし、
35年もいるとすっかりイギリスに慣れてしまい、例えば今やってるW杯でもしイングランド対日本の試合があったら、間違いなくイギリスを応援してしまうでしょう。
ま、
35年の間には色々ありましたが、家庭円満、子供も無事成長して、一年前からは運よく半リタイヤ生活に突入できて、恵まれてます。特にクラシック音楽やオペラが好きな私にとってロンドンは天国で、今夜もウィグモアホールでうんと安い値段で素晴らしい演奏を聴いたばかり(英国人ピアニストCharles Owen)。
5年後の40年目も、今よりは多少体力が衰えてるとしても、引き続き健康で文化を楽しむ生活ができる環境にいられますように・・・・
あ、
故国を遠く離れても日本の文化にも少し触れているのも大切ですね。だからこそ着物着たりお琴弾いたりしてるわけですが、明日は日本大使館で日本からの一流演奏家の琴のコンサートがあり、刺激を受けてきま~す。
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