<3rd Aug Sun>
昨日はトーチャンと映画Guardians of the Galaxy(邦題ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)(→こちら
)を観ました。スターウォーズみたいなSF宇宙ヒーローもので、迫力あるアクションシーン満載でよく出来てるけど、バキューン、ドッカーンとアクションが多過ぎて疲れてしまったわ。ムスメが作ったモノが出てくるので観に行ったわけですが、悪者ローナンが被ってるヘッド鎧がムスメの作品です。日本公開は9月中旬だそうですから、映画は特にお勧めではないですが、観に行かれる方は注目して下さいね。
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ロイヤルオペラハウスは7月19日のラ・ボエームを以て夏休みに入り、その後は若手アーチストの発表会、カルロス・アコスタのCubania、ウェールズのオペラ団公演がありましたが、7月28日からロシアのマリインスキーバレエの引越公演が始まり、初日のロメオとジュリエットにまず行ってみました。
ロメジュリ、白鳥の湖、シンデレラ、ミックス2セット(火の鳥とか)と5演目ある中で、今回行くのはロメジュリとシンデレラだけにしておきました。マリインスキーのスワンレイクは3年前にロパートキナで観たし(→こちら
)、値段がロイヤルバレエよりうんと高かったんですわ。
予想通りうんと古めかしい舞台セットと衣装で笑っちゃいましたが、奥行きの少ない舞台だったので、舞台横の3列目(20ポンド。ロイヤルバレエの倍よ)からでもほとんど見切れることがなかったのはありがたかったです。特に今回は見切れちゃったら悲しいダンサーがいましたので。
それは、ロミオ役のウラディミール・シクリャーロフVladimir Shklyarov。29歳のプリンシパルです。
踊りがすごく上手だったかと言われるとそうでもなくて、充分上手ではあるもののもう少し切れ味がよかったらいいのになとか思いましたが、そんなことは二の次、三の次。だって、すごーく可愛いだもーん
若々しくて甘いマスクはロミオそのもの。オペラはもちろんのこと、バレエだってこんな役にぴったりの爽やかでハンサムなロミオには滅多にお目に掛かれるものではありません。どんな形態であってもなぜかロメジュリに惹かれる私、こんなロミオを見られてもうメロメロ
近かったのに双眼鏡でしつこく表情を追いかける私を隣の席でトーチャンは呆れてたことでしょう(これはいつものことですが、今回はちょっと度が過ぎたかもと自分でも思ったくらいだから)。
Conductor Boris Gruzin
Romeo Vladimir Shklyarov
Juliet Diana Vishneva
Tybalt Yuri Smekalov
Mercutio Alexander Sergeyev
対するジュリエットはディアナ・ヴィシニューワDiana Vishneva。38歳のプリンシパルで、背丈が揃ってる群舞と比べても小柄で若々しいので、心配してた程アンバランスな「年増ジュリエットと若いロミオ」にならずに済みました。
有名なダンサーなんだそうで、もちろん充分上手なのですが、裾の長い衣装ばかりで足の線がよくわからなかったし、特に印象に残ったわけではなかったのは、ロミオが出てる間は彼以外は見てなかったせいかもしれません。
ジュリエットですらよく見てないってことは他のダンサーたちはもっと見てないわけですが、見慣れてるロイヤルバレエと比べると、なんだかサイレント映画の大袈裟な演技に見えてしまいました。これがロシア風なんでしょうか。
特に、ティボルト役のユリ・スメカロフYuri Smekalovの衣装に見合った漫画チックな悪役ぶりは際立ってて、シャープな動きがふわっとしたロミオと対象的で面白くて見応えあり、彼だけだけは目が離せませんでした。
というわけで、ミーハー丸出しのバレエ鑑賞になりましたが、これもバレエの楽しみですもんね