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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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着物でグラインドボーン・オペラ

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<21st Aug Thus>

寒いわ~!コートとスカーフが必要なくらい。

昨日今日明日と連続出勤だし、明後日からオーストリアの山奥のシューベルト祭に行くので支度もせねばならず、ゆっくりグラインドボーンのことを書いてる余裕がないのが残念だけど、旅行前にとりあえず大急ぎで写真アップしときます。

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             カメラAll photos will be enlarged by clicking


8月19日は待ちに待ったグラインドボーンオペラGlyndebourne。 ヘンデルのリナルドは3年前にここで2度観たんですが、その時から2014年のリバイバルはイエスティン君が主役だとわかっていたので、3年首を長くして待ったわけです。


オペラについては又あらためて書きますが、3年待ってるうちにレイネさんという強烈なイエスティン応援仲間もでき、グラインドボーンに行くのが長年の夢だったと仰るレイネさんがこれを機にオランダからいらして下さったので、行ったことはあるけど遠いのと切符が高いのとで滅多に行けない私も是非ご一緒に。


もちろん、着物で行くつもりで、お天気を心配しながらあれこれ相談してたわけですが、一番の心配はお天気。 晴れてるかと思うと急に雨になったりする妙なお天気が続いていたのでハラハラしましたが、幸いこの日は晴れたり曇ったりで(ほんのちょっぴり狐の嫁入り小雨も降ったけど)、しかも最高気温17度、最低13度くらいという理想的なコンディションだったので、二人とも直前に袷の派手な訪問着に決定。



     


レイネさんは十代の時に誂えたピンク地に紫の芍薬、私はリサイクルショップで買ったペパーミントグリーン地に四季の花(こないだムスメがクリスマスパーティで着た着物→こちら )、と花柄ばかりになってしまいましたが、お屋敷の広大なお庭にはぴったりではなかったかしら(私のは、ムスメと共用できるくらいだから縦横大き過ぎて着付けがとても難しく、どうしてもおはしょりが多過ぎるのは問題ですけど)。



最前列のど真ん中という目立つ席でもあり、後姿も華やかにしましょう。レイネさんのボリュームのあるお帽子風の髪飾りはなんとご自作ですよ。素晴らしいですね。


などと、全身が海外ならではの年齢無視の派手さですが、こういう所ではそれが相応しいし、二人だとインパクトも強いので、たくさんの方に褒めて頂きました。今まで一番賞賛の言葉を浴びたのではないかしら。


嬉しいことに、日本からいらしたO氏がエスコート役もして下さったので更にサマになりました。


グラインドボーンに着物で来るのは実はこれで3度目なんですが、お天気が悪かったり(→こちら )、ピクニックのためにポリ着物だったりしたので(→こちら )、今日はこれ以上は望めないような嬉しい着物お出掛けとなり、大満足クラッカー


    

お屋敷の向こうに見える円形と四角い建物がオペラハウス、右側はレストラン


    

    
    


芝生にはバーもあるし、ここで貸してくれるテーブルや椅子付きでピクニックを注文する人もいますが、自分で全て持参する人も多くて、なんと電車にテーブルや椅子を運び込んでた人もいました。オペラは観なくても、ピクニックだけすることもできるので、近かったらちょくちょく来てみたいものです。


    


    


    

ヒツジ不思議だったのは、羊が一匹もいなかったことで、ピクニックしてるすぐ近くに羊がいていかにもイギリスのカントリーサイドの雰囲気になるのが売り物なのに、一体どこに? 因みに羊は、すぐ近くにはいても、上の写真のような溝があるので、こちら側には来られません。


    



    


    

カクテルグラスこちらはオペラハウスの半野外バー。 ロングドレスのお嬢さんたちがとても素敵。やっぱり、ドレスアップしてる人がいると雰囲気が盛り上がるので、私たちの着物も喜んで頂けるわけですよね。


オルガンルームにも入ってみましょう。


そう言えば、3年前にここで先代のご当主にお会いしたのですが(→こちら )、この春にお亡くなりになり、今シーズンは彼に捧げられています。

    


時計どんなスケジュールだったかと言うと、この日は1時47分のヴィクトリア駅発の電車に乗ると一時間ちょっとのルイス駅に無料のシャトルバスが向かえに来てくれて3時15分に到着。オペラ開始が5時10分、最初の短いインターバルが6時半頃から20分。


そして、ここの特徴とも言うべき1時間半の長いインターバルが7時35分からあり、私たちは3軒ある中で一番カジュアルなMildwayというレストランを予約。すでにスターターが置いてあり、スピーディに次から次へとお料理が出てきて快適でしたが、ピクニックを注文して外でセッティングしてもらった方はすごく寒かったそうです。日がもっと長くて暖かい日であればいいでしょうけど、シーズンが終わりかけの今はすでに暗くなり始めてるし、外で食べるのは辛いでしょう。もちろんイギリスですから雨の日や寒い日も多く、そういう時はオペラハウスのテラスを使えます。


     



     


ナイフとフォーク私が頂いたのは前菜にアスパラガス、メインが魚(シーバス)、デザートは熱いチョコレートケーキにアイスクリーム。


コーヒー付の3コースで49・75ポンドはちょっと高いですが、着物でピクニックというのもリスクがあり過ぎなので、こうしてゆったり優雅に食事ができたのは正解。


   

運よく最前列ど真ん中の切符が買えて(指揮者の頭が邪魔な席だから残ってたわけですが)、お天気も良かったし、出待ちも成功。全てラッキーに事が進んだ夢のような一日でしたチョキ虹




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