<21st Dec Sun>
今日は日本からいらした友人をトーチャンの運転でラベナムLavenhamという中世の建物が多く残る可愛い村にご案内しました。私たちも初めてだったので、曇りでグレーだったのは残念だけど、とても楽しめました。
バレエは門外漢の私、観ても記事にしないことが多いのですが、昨日は珍しいことがあったので、他のネタをすっ飛ばしてアップしておきましょう。
-------------------------------------------
12月20日、ロイヤルバレエの高田茜ちゃんが、なんと昼公演と夜公演の両方で代役として主役を踊るという快挙を成し遂げました。 しかも、ジャンプや回転がたくさんあってエネルギッシュで難しいドン・キホーテのキトリ役ですから凄いです
私は1時半からのマチネを観ました。この日はロベルタ・マルケスが怪我してキャンセルした代役でしたが、すでに今回数回彼女の代役で踊っているので驚くことではなく、準備もしっかりできてた筈。
茜ちゃんのキトリを観るのは初めてでしたが、正直言うとちょっと失望だったかな。動いている時はしなやかで素晴らしいのですが、動きが止まってポーズを決めるときにぐらつくことが多かったので。つい日本人同士で比べてしまうと、吉田都さんがこの役を踊った時のよく覚えているのですが、微動だにせずぴたっと毎回完璧にポーズを決めてそれは素晴らしかったのです。決めのポーズは大切だと思うので、茜ちゃんの今後の課題ではないかしら。
でも、大きな拍手をもらって嬉しそうな茜ちゃんの写真が正面から撮れたので(安い立見席)、ご覧下さい。
相手役のアレクサンダー・キャンベルは華はないけど、手堅いダンサー
マチネが終わったのが4時半でしたが、この日は夜7時からの公演もあり、キトリ役は一番人気のナタリア・オシポワ。
観に行った友人によると、一幕の途中でそのオシポワが滑って転んでしまい、なんとかインターバルまでは無理して踊ったものの、その後は降板。そこで、代役として急遽登場したのが茜ちゃんで、相手役のマシュー・ゴールディングとこの演目で共演したことがあるかどうかは知りませんが(おそらくないと思う)、最初は少々ぎこちなかったものの、最後は息もぴったりで素晴らしい代役振りだったとのこと
一日に2度踊ることはたまにはあることなのかは知りませんが(オペラではあり得ない)、かなりの負担であるのは明らかで、それを立派にこなした茜ちゃんは凄い! 入団早々から才能があるのは私でもすぐにわかった茜ちゃんが順調にランクアップしてロイヤルバレエの危機を救うまでに成長したのは嬉しいことです
闘牛士はValeri Hristovか・・・ 平野亮一さんの方がずっと上手
ご贔屓の二人、ヨハネス・ステパネックとジェームス・ヘイ
実はオシポワ(相手役の美青年ゴールディングも)が観たくてフレンズ予約の時に夜公演を買ったつもりだったのですが、焦っていたのでしょうね、大ミスを犯し、代わりにマチネを買ってしまい、間違いに気付いたのは前日の夜。マルケスだったら切符はパアになっても構わないので絶対行かなかったけど(僅か8ポンドですし)、茜ちゃんだから行ったんです。
茜ちゃんが踊ることになってる1月3日夜の切符も買ったつもりだったのに(相手役の美少年ヴァディム・ムンタギロフも観たかったので)、それも間違えてマチネをゲットしてしまったので、結局この日に茜ちゃんが観られたのはラッキーでした
人気ブログランキングへ