<31st Jan Sat>
お出掛けが続いてネタは溜まるは書く時間はないはで、何を諦めようか迷うところなのですが、とりあえず気持ちがホットなうちに昨夜のバレエを。
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終了直後、まだ役になりきってて感極まるカーテンコール
バレエ好きの友人たちは例によって「何回行くの~?」と盛り上がっているようですが、私は一回勝負で、ナタリア・オシポワとマシュー・ゴールディング組を迷わず選択。
今一番人気のオシポワ、彼女が怪我で休んだり(眠れる森の美女)、アホな私が間違って彼女の出ない同じ日のドンキホーテのマチネを買ってしまったりして暫くご無沙汰ですが、今回観られて嬉しいです。
しかし、折角のオシポワのタチアナだ、多少高くてもいいからストールサークル席で、それが駄目なら正面の立見席でと思ったのですが、フレンズ切符ゲットでオペラ優先にしたら狙った席などすっかり出払ってて、仕方なくlower slipで妥協
左の写真で光ってる部分の一番上の層の真ん中ですが、
舞台からの距離は、オーケストラストールの真ん中より少し後ろと大して変わらないんだけど、見切れるのは承知の上でも、バレエをり上から見下ろすってのはオペラよりも哀しいかも・・。 お財布に超優しい9ポンドなのはありがたいけど。
でも、この角度からでも主役の二人が踊りだけでなく演技も素晴らしいことはよくわかりました
研ナオコみたいなファニーフェイスのオシポワだけど、今回は(私の席からは)表情は控え目でも全身でしっとり演じてくれて今までで一番美人に見えました。彼女のしなやかな動きは(好みもあるでしょうけど)私は今のロイヤルバレエでピカ一だと思います。
プーシキン原作ということでロシア人のオシポワは特別な思い入れがあるのも熱く語ってくれてて(→こちら )、思慮深い解釈の感動的なタチアナでした ボリショイバレエ引越公演のドンキホーテの溌剌ジャンプが忘れられませんが、こんな風にも踊れて演技できるなんて、オシポワ凄い
オシポワが素晴らしいのは予想通りですが、ゴールディングのオネーギンがとてもチャーミングで、カーテンコールは老けた設定なのが残念ですが、若い時のマシュー・オネーギンは水も滴る良い男でした
そもそもこの役はタチアナが憧れるくらいだから誰がやっても素敵に見えなきゃいけないわけで、2年前に私のタイプではないティアゴ・ソアレスでもぞくぞくしたくらいですが(→こちら )、ゴールディングのニヒルで冷徹な色男振りは際立ってて、うっとり これでやっとハンサムな彼の魅力が発揮される役で観ることができて、実は今まで期待を裏切られたような気がしてたゴールディングを見直しました。 動きもシャープでありながらエレガント。
そう言えば、かなり前にアダム・クーパーのオネーギンにしびれたことも思い出して、うーん、どっちの美男子ダンサーがより素敵かしら、と迷うのは幸せな気分にさせてくれますね~ オペラのオネーギンは私があまり惹かれないバリトンの役だし、当然ビジュアル的にはバレエダンサーには敵いませんしね。
レンスキーとオルガは私には馴染みのない若いダンサーで、二人ともフレッシュで良かったけど、やっぱり2年前のマックレーと高田茜ちゃん組に私の軍配は上がるかな?(→こちら )。
尚、ヤスミンちゃんはこの役は2回目のようですが、花束の量は凄くて、なんとオシポワの5倍はありましたよ
ところで、
もうすぐドル箱の白鳥の湖が始まるんですが、オシポワの日の切符も取ってあったのに、用事ができて行けなくなりそうで悲しいです。一演目一回という自己ルールを破って他のチームのも買ってあるんですが、やっぱり一番観たかったのはオシポワですもん。
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