<4th Feb Wed>
寒さが続くロンドン、又ムスメが遊びに来てくれて、午後は親子3人で映画館へ。3人で「ビッグ・ヒーロー6」を観た後、私はROHのトビー・スペンスのトーク・イベントへ、彼らは映画をもう一本。
3年前の喉頭がんから復帰したトビー君は辛い闘病生活のことをオープンに語ってくれましたが、あらためてここまで回復してくれた本当に良かったと思った長年のファンである私、時間を見つけてう少し詳しく書き残しておけるといいけど・・。
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1月23日は間違えてダブルブッキングだったのですが(時々やるのよね、アホ)、迷った結果、アンドレア・シェニエはトーチャンを行かせて、私はバービカンのピアノリサイタルへ。
22歳のイギリス人ベンジャミン・グローヴナー、11歳でBBCヤング・ミュージシャンのコンテストでピアノ部門で優勝し、とてつもなく上手なガキンチョぶりにびっくりして以来注目してましたが、2年前のQueen Elizabeth Hallのリサイタル(→こちら )で初めて生で聴いて、順調に成長した姿に感激しまものでした。
Rameau Gavotte and Variations in A minor
Bach-Busoni Chaconne in D minor
Franck Prélude, choral et fugue
Chopin Barcarolle
Chopin Two Mazurkas Op 63 No 2 and Op 30 No 4
Chopin Ballade No 3 in A flat
Granados Three pieces from Goyescas
Quejas, ó la maja y el ruiseñor
El amor y la muerte
El pelele
(encore by Mompou and Dohnányi)
Benjamin Grosvenor piano
そして今回も、ヴァラエティに富んだ選曲で、テレグラフ紙の批評で4ツ星(→こちら )もらったくらい素晴らしかったです。
私はベン君のように世界のトップグループに入ったばかりという若いピアニストに一番興奮するみたい
ショパンはもうちょっとソフトに弾いて欲しかったかな、全体にもう少し感情的且つメリハリがあっても良かったかなとは思ったけれど、しゃきっとした若いエネルギーの炸裂は感動的で、本人もキーシンが大好きと言ってるように、スタイルがキーシンに似てるのも私好み。最後のグラナドスのスペイン風のいくつかが明るいリズム盛り上がって一番良かったです。
美青年ではないけれどユニークな容貌のベン君、淡々と演奏する姿も爽やかな笑顔も好感持てるし、応援してます
そのベン君が目標とするエフゲニー・キーシンのリサイタルが3月20日にバービカンであるのですが(→こちら )、今回は久し振りに絶好調でありますよう・・。天才であっても人間ですからね、いつも凄い演奏というわけにはいかないんですよね。