<27th Feb Fri>
スノー・ドロップやクロッカスが咲いててすっかり春らしくなりましたが、昨日は青空の下、ムスメも一緒に親子3人でお散歩。AA社のロンドン・ウォーキングのガイドブックの中で我が家歩いていけるコースを選び、ほんの気楽な散策の筈だったのに、public foot pathのほとんどはぬかるみで、ぐちゃぐちゃになりながら今までで一番難儀なウォークに。それでも、3時間半、湯有名なお坊ちゃま学校のハーロウスクールを抜けてなかなか興味深いウォーキングとなりました。
溜まってることを順不同で片付けていくのですが、3日前のガラ公演を記憶がフレッシュなうちに先にしましょう。
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2月25日、ロイヤルオペラハウスの資金集めガラ公演がありましたが、バレエの圧勝。
2012年10月のダイアモンド・ジュビリー・ガラ(→こちら )で女王様がいらした時もこういう充実したプログラムにすれば良かったのにね。 あの時は折角良いダンサーが出てたのに演目が地味でつまらなかったですから。
A Gala Celebration – Life Reimagined
Part I
Polonaise from Eugene Onegin オーケストラ (指揮 ニコラ・ルイゾッテイ)
Texan Kangaroo Rat from ‘Still Life’ at the Penguin Café 素人の子供たちのダンス
‘Sola, perduta, abbandonata’ from Manon Lescaut エヴァ・マリア・ウエストブルック
‘See, even Night herself is here’ pas de deux フェデリコ・ボネリ、ローラ・モレラ
‘Au fond du temple saint’ from Les Pêcheurs de perles トビー・スペンス、サムエル・デイル
Qualia pas de deux エド・ワトソンとオリヴィア・カウリー
‘Ebben? Ne andrò lontanta’ from La Wally ソニア・ヨンチェバ
‘Diamonds’ pas de deux from Jewels マリアネラ・ニュネス、ティアゴ・ソアレス‘Le beau gosse’ from Le Train bleu ヴァディム・ムンタギロフ
‘Credo in un Dio crudel’ from Otello ブリン・ターフェル
The Royal Ballet School’s Grand Défilé ロイヤル・バレエ・スクール生徒
Part II
Out of the Ruins ROH Youth Opera Company
March from The Love for Three Oranges
The Cards from Alice’s Adventures in Wonderland 平野亮一、高田茜、金子扶美 他
‘Kuda, kuda vï udalilis’ from Eugene Onegin トビー・スペンス
Summertime マシュー・ゴールディング、メリッサ・ハミルトン
‘Suicidio’ from La Gioconda エヴァ・マリア・ウエストブルック
Tchaikovsky pas de deux ナタリア・オシポワ スティーヴ・マックレー
‘Quanto amore’ from L’elisir d’amore ブリン・ターフェル、ソニア・ヨンチェバ
‘If I loved you’ pas de deux from Carousel カルロス・アコスタ、サラ・ラム
‘Der Hölle Rache’ from Die Zauberflöte Annna Siminska
バレエは全て素晴らしかった中で特に印象に残ったのは、ずらっと並んで壮観だったバレエスクールの生徒たちと(カーテンコールに登場しなかったので写真はなし)、マシュー・ゴールディングのパンツ一丁の眩しい裸体と、オシポワとマックレーのクルクルピョンピョン合戦かな。
一番楽しみにしてたヴァディム・ムンタギロフが出てこなかったのは残念だったけど。
(以下の写真はクリックで拡大しますので、裸のマシューを愛でて下さいね。踊ると更に美しいのなんのって(ヨダレ~)
対するオペラはしょぼかった・・・
今までのガラ公演の中で最初から一番ぱっとしないラインアップだった上に、マリューシュ・キヴィエチェンにまず逃げられ、ネッスン・ドルマを歌う筈だった美丈夫且つ迫力声のテノール、アントネンコもドタキャン。
結局出たのはブリン・ターフェルとトビー・スペンス、エヴァ・マリア・ウエストブルックとソニア・ヨンチェバ、今魔笛で夜の女王歌ってるアンナ・シミンスカとROH若手アーチストのバリトンだっで、ただ突っ立って歌うだけなので、それだけでもエネルギッシュで華やかなバレエに勝てる筈もなく、その上なんだか皆さんいまひとつぱっとしなくて。
その中では、私としてはトビー君の’クーダ・クーダ’(オネーギンのレンスキー)lが聴けたのが嬉しかったですが、客観的にはソニア・ヨンチェバが一番良かったのではないかしら。
でも、やっぱりこういう場には登場するだけで観客がどよめく大スターにご登場願わないと、高い切符代払ってる人たちに失礼じゃないの?
なんせ、パフォーマンス終了後のディナー付き切符は1000~2000ポンドだったそうですから
今回はテーブルの数から察するところ、充分にお客が呼べたようで良かったです。私はもちろん安い席しか買えませんが(upperslipで16ポンド)、お金持ちの皆様、ありがとうございます!
black tie optionalということで、ディナーは付かない普通の切符でも正装してる人がたくさんいて、いつもと違う華やかな雰囲気でしたこういう時こそ着物で行くべきなのに、ギリギリまで残業してて無理だったのは残念ですが
お腹を空かせて家路を急ぐ貧乏人夫婦の私たち、途中でフリーメイソンの建物がライトが当たったり報道陣がいたりして賑やかだったのでなんだろうと思ったところ、いわば英国版レコード大賞であるBrit Award(マドンナが転倒した)のafter partyだったそうです 華やかさではこちらの方がずっと凄いでしょうね。
というわけできらびやかなイベントが重なったコベント・ガーデン界隈だったのでした。
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