<13th July Mon>
やっとウィンブルドン・テニスも終了。観た試合のほとんどは応援した選手が負けたのでスキっとしませんでしたが、それは忘れて、テレビから離れて普通の生活に戻れます。
-------------------------------------------
写真はクリックで拡大
ちょっと前のことですが、6月25日にオステリー・ハウスOsterley Houseを見学。
数少ないロンドンにあるナショナル・トラストで、入場料は大人9ポンドですが、私たちが持ってるNational Art Passだと無料なもんで行ってみました。トーチャンは2回目、私は初めてでしたが、ヒースロー空港に向かう地下鉄ピカデリーラインのOsterley駅はゾーン4なので、中心からも簡単に行けます(駅から徒歩で15分)。
大きな池の向こうにお屋敷が見えてきますが、ここはまだ無料エリア。睡蓮がきれいでした。
1780年代の赤レンガの壮麗なカントリー・ハウスは絵になるので、映画やテレビなどのロケーションにもよく使われるそうです。私たちが行った前日も撮影で閉鎖になってたので、いらっしゃる前にウェブサイトで確認して下さいね。
まず庭を散策しましたが、有料の広いお庭は、ヨーロッパ大陸スタイルの幾何学庭園ではなく、ナチュラルなイングリッシュ・ガーデン。 だだっ広いワイルドな所もあり、全部歩いたら結構時間掛かりました。
一番良かったのは、色とりどりの花がたくさん咲いてた切り花ガーデンcut flower gardenで、お屋敷の中にもきっとここで育てたに違いない可憐な花が可愛くて活けられてたのが印象的でした。
カフェでお茶とスコーンで一休みしてからお屋敷の中に入りましょう。お天気が良いから外でね。平日だから空いてるし、気分良し。
ヒースロー空港目指して飛行機が次から次へと飛んでます。
すっきりしたジョージアン様式ですが、細かいところが繊細で麗しいです。
見所は白とグレーのエントランス・ホールと、舞踏会場でもあり、お天気悪い日はジムでもあったロング・ギャラリー。
このお屋敷、さすがナショナル・トラストが管理してるだけあって、ちゃんと修復管理されてるのは素晴らしいのですが、壁に掛かってる絵画とか駄作ばかりなのが惜しい点で、階段の踊り場の天井のルーベンスに至っては複製。
これだけの建物なのになぜろくなものがないかと言うと、かつてのご当主がジャージー島に本宅に目ぼしいものは移したところ、そこが火事で焼失しちゃったんですって
芸術品は大したことないし、家具もオリジナルは少なくて、後で同時代のものを買い集めたというのも残念なお屋敷ですが、天井の装飾は素晴らしいです
オペラ・シーズンももうすぐ終わってヒマになるので、お天気の良い日はこうやって戸外の楽しみを重視しないとね!