これだけグラインドボーンのことばかり書くと、「あら、面白そうね。じゃあ来年は行ってみようかしら」、と思って下さる方もいるかもしれので、しつこいですが、もう一つ追加。
来年の演目はすでに発表になっているのでサイトでご覧下さいですが(→こちら )、以下リストアップして、私の勝手な好みでコメントしてみました。
WAGNER Die Meistersinger von Nürnberg | ||||
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21 May-27 June 10 performances A revival of the 2011 Festival production | Director: David McVicar Conductor: Robin Ticciati Orchestra: London Philharmonic Orchestra Cast: Gerald Finley (Hans Sachs), Amanda Majeski (Eva), Michael Schade (Walther von Stoltzing) |
フィンリーは聞き飽きてますが、手堅い彼はきっと素晴らしいハンス・ザックスでしょう。ミヒャエル・シャーデのウォルターは聞いてみたいものの、マイスタージンガーは10月にベルリンでクラウス・フロリアン・フォークトで観る予定なので、 クラウス君のイメージを大切にしたいかも。
プロダクションもまともそうだし、珍しく明るいワーグナーは無難なチョイスでしょう。
ROSSINI | ||||
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22 May-17 July | Director: Annabel Arden Conductor: Enrique Mazzola Orchestra: London Philharmonic Orchestra Cast: Danielle de Niese (Rosina), Alessandro Corbelli (Dr Bartolo). Björn Bürger (Figaro) |
子供を産んでグラインドボーンの奥方の地位を固めたダニエル・デ・ニースのロジーナには全く惹かれませんが、新プロダクションということで話題にはなるでしょう。
JANÁČEK The Cunning Little Vixen | ||||
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12 June-31 July 13 performances A revival of the 2012 Festival production | Director: Melly Still Conductor: Jakub Hrůša Orchestra: London Philharmonic Orchestra Cast: Elena Tsallagova (Vixen Sharp Ears), Alžbĕta Poláčková (Fox), Christopher Purves (Forester) |
ヤナチェックの「利口な女狐の物語」、ちゃんとチェコ語でやってくれるとは思うのですが、初心者向けではないかも。
MOZART Le nozze di Figaro | ||||
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3 July-24 August 17 performances A revival of the 2012 Festival production | Director: Michael Grandage Conductor: Jonathan Cohen Orchestra: Orchestra of the Age of Enlightenment Cast: Golda Schultz (Countess Almaviva), Davide Luciano (Figaro), Rosa Feola (Susanna) |
セヴィリアの理髪師とセットでフィガロ特集ってことでしょうか。
この時代読替(1970年代?)にはビジュアル的に惹かれませんけど。
BERLIOZ Béatrice et Bénédict | ||||
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23 July-27 August 12 performances A new production | Director: Laurent Pelly Conductor: Robin Ticciati Orchestra: London Philharmonic Orchestra Cast: Stéphanie d’Oustrac (Béatrice), Paul Appleby (Bénédict) |
ローラン・ペリーのこの新プロダクションがもっとも切符争奪戦になるんじゃないかな? 観たいけど、「サウル」で下手くそだったテノールが出るのか・・
BRITTEN A Midsummer Night’s Dream | ||||
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11-28 August 8 performances A revival of the 1981 Festival production | Director: Peter Hall |
来年のシェイクスピア没後400年関連だそうですが、なんと35年前のプロダクションを埃を払ってリバイバルさせるとは。でも、こういうベタなのが却って新鮮かもしれないし、カウンターテナー好きの私はティム・ミードに期待。実は先週末、グローブ座にプロハスカを聞きにいったらティム君も来てて、「このオペラに出るのは5年越しの夢だから嬉しい」、って張り切ってましたよ。五頭身韓国人ソプラノのキム嬢もきっと上手だ。
以上、去年と今年のように「どうしても観たい」オペラはないのですが、それでも行くとしたら、切符入手の困難さも考えると、ワーグナーのマイスタージンガーかBブリテンの真夏の夜の夢かな。 ベルリオーズをワクワクしながら待つのもいいけど、ギャンブルだし、良い席は買えないでしょう。
来年も行けるかどうかは一緒に行ってくれる人がいるかどうかによるのですが、こんなスノブな所にトーチャンはまず行かないし(二人分の切符代は高過ぎるからそれで好都合)、どなたかいかがですか?
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