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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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バッハ父子のマニフィカト3曲コンサートにイエスティン君が芝居の合間を縫ってちょっとだけ

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<7th Oct Wed>

仕事も一段落して、明日からは週末も含めると6連休! 週末の1泊ベルリン遠征以外にも毎日お出掛けイベントが続くので楽しみ。やる気になってる着物もなるべく着てみよ。

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10月1日のSt. John's Smith SquareでのArcangeloのバッハ・コンサート、ほんのちょっとだろうけどイエスティン君も歌うので、一応切符の売れ具合を時折チェックしながら迷ってたんですが、あまりにたくさん売れ残ってるので気の毒になり、仕事も忙しい週に5連ちゃんになるのはきついけど、結局行きました。イエスティン君が出てるのに、1週間前でも最前列真ん中が買えるって、複雑な気持ちですけどね。


イエスティン君は9月から12月初めまで、ウエストエンドの劇場でFarinelli and the Kingというお芝居でほぼ毎日歌っているのですが、そのお陰で知名度がうんと上がってコンサートに来る人が増えるのかと思いきや、全くそんなことにはならなかったようです。やっぱり、カウンターテナーって気色悪いと思う人が多いんでしょうね。そこがゾクゾクして良いのに。



        




素晴らしいインディアン・サマーの日に、雰囲気の良いウエストミンスター地域に行くのは嬉しいし。



夕陽に染まったビッグベンも国会議事堂もウエストミンスター寺院も美し~晴れ  (景色の写真はクリックで拡大)

  

       


     

静かな通りの突き当たりがSt. John's Smith Squire

     



カーテンコール写真にろくなのがないのは、イエスティン君がこっち向いてくれなかったからですが、これにはちょっとしたエピソードがあるんです。


折角大枚はたいたグラインドボーンでレイネさんと二人で目立つであろう明るい色の着物で前から2列目の真ん中にいたのに舞台のイエスティン君は気付いてくれなかったという苦い経験から(→こちら )、この日は前にイエスティン君に連絡することにしました。良い写真が撮れれば、FBで私の写真をたくさんプロフィール写真とかに採用してるイエスティン君も嬉しいでしょうしね。


で、当日の午前中に、「最前列の真ん中に赤いジャケット着て座ってるから、カーテンコールで私のカメラの方を向いてね!」、とメッセージ送ったら、「OK!グッド!」という返事。(目立つように、皆に「派手ねえ!」、と笑われる真っ赤な皮のジャケットまで引っ張り出したんですよ)


更に、コンサートの前に地下のカフェでばったりイエスティン君に会った時に、私が何も言わないのに、「君の方をちゃんと向くからね」、と言ってくれましたチョキ



なのに、なのにガーン


カメラ構えて待ってるのにぃ、ちょっともこっち向いてくれないじゃないのむかっ 

忘れちゃったみたいね・・・しょぼん。 


ま、

舞台上では他に色んなこと考えなきゃいけないだろうから仕方ないし、出番を待って舞台脇で座ってる時に私に向かってニッコリ微笑んでくれたニコニコからいいことにしよう。


で、

終わってから、真っ暗な道を友人とお喋りしながらゆっくり歩いていたら、後ろから舞台衣装のままコートも着ずに足早に歩いてきたイエスティン君が追いついて話しかけてくれ、「ごめーん! そっち向くの忘れちゃったね!」、と肩を抱いてくれましたラブラブ

「そうよ~、忘れたわよね!パンチ!」、と彼を小突いてから、しばらく話しながら一緒に歩けたし、やっぱり来てよかったのかな。


そんなこんなで、楽しい経験もできたし、忘れたこと怒ってるわけじゃないんだけど、今回は写真送ってません。いつもなら、眠くてもその日のうちに選んで送ってあげるんだけど、下から見上げる角度ばかりでましな写真ないですからむっ


音譜
Arcangelo
Jonathan Cohen conductor
Joélle Harvey soprano
Olivia Vermeulen soprano
Iestyn Davies countertenor
Thomas Walker tenor
Thomas Bauer bass

JC Bach Magnificat a 4 in C E22
JS Bach Magnificat in D BWV243
CPE Bach Magnificat in D H772

音譜


コンサート自体は、なかなか素晴らしかったです。詳しくは、アントワープで先にご覧になったバロック音楽に詳しいレイネさんのレポートを読んで頂くとして(→こちら )、演目はJSバッハと二人の息子たちによるマニフィカト3曲。


プレ・トークでジョナサン・コーエンが「当時は父バッハよりも息子の方が有名だったんだよ」、と言ってた通り、崇高だけど地味な父バッハと比べてうんと華やかな最後の息子カール・フィリップ・エマヌエルの曲が大受け。


歌手で上手だったのは、イエスティン君とソプラノのJoélle Harveyだけだったので、最高レベルのパフォーマンスとは言えませんが、この白亜の壮麗な元教会の素晴らしい雰囲気の中で聴けたことが感動のバッハ三昧でした。


でも、そう言えば、イエスティン君だけ黒い音符カバーを持ってなくて音符が剥き出し。出番を待ってる間に自分と一緒に歌わない人に交互に「それ、貸してよ」、とせがんでました。全員一緒に歌う場面がなくてよかったこと。劇場で毎日歌って忙しいから、忘れちゃうんですかね?


因みに、そのDukes ThreatreのFarinelli and the Kingの切符をつい最近ゲットしました。10ポンドのスペシャルオファーを見つけたので。うんと後ろの席ですが、グローブ座でもう観たし、イエスティン君の歌うヘンデルが聴ければいいんです。



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