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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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トスカ by Puccini 又ですか・・・

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<16th July Tue>

30度を越す毎日が続くホットなロンドン。今週は無理矢理半分くらい会社を休んでしまうんだけど、まず昨日は憧れの平日ランチで、友人と3人でMango Treeという、前から行きたかったタイ料理屋に行けました。

今夜はプロムスで盲目のピアニスト辻井伸行君を聴いて来ましたが、今日はとりあえずスキン写真だけ。

その前に昨夜も行ったトスカを手短に片付けておきましょう。

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   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

7月12日と15日の2回、トスカを観に行きました。厳密に言うと2回目は最後の幕は観ずに帰ってしまったのですが、同じ側からなので写真をたとえ撮ったとしてもどうせ同じ。


超有名なオペラですからストーリーも音楽も実によく出来た作品で、詳しくは丁寧に書いていた過去の記事でご覧下さいですが(→こちら )、一言でいうと、


半日のうちに主役3人が刺殺、銃殺、飛び降り自殺とテンポよく且つ緻密に繰り広がげられる超ドラマチックな欲望と嫉妬と裏切りのお話。


でも、私はあまりに何度も観ているので、ろくでもないパフォーマンスでないと退屈してしまい、今回も2回目は「もう、いいや、家でやることたくさんあるから帰ろっ!」、ということになってしまったわけです。12ポンドだから勿体なくないしね。


$London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) Director Jonathan Kent
Designs Paul Brown
Lighting design Mark Henderson
Revival Director Andrew Sinclair

Conductor Daniel Oren
Floria Tosca Martina Serafin
Mario Cavaradossi Aleksandrs Antonenko
Baron Scarpia Scott Hendricks
Spoletta Hubert Francis
Angelotti Alessandro Guerzoni
Sacristan Jeremy White
Sciarrone Jihoon Kim

     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

$London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     $London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

トスカのマルティナ・セラフィンは中低音はそう悪くないけど高音が不快な濁り声。でも、歌はナンでもこの役は慣れているんでしょう、彼女自身も楽しんでる余裕の演技でした。大女なのではかなげな魅力はないけど。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


$London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
トスカの恋人のカヴァラドッシ役のテノールが今回のお目当てだったんですが、一年前のオテロで素晴らしかったアレクサンドロス・アントネンコ、期待し過ぎたせいもあるのか、ちょっとがっかり。オテロ役の方がずっと合ってます。黒塗りのオテロでは精悍な顔つきだったのに、太ってしまって二重あごだったのも残念ブタ。それでも、ぱっとしない主役チームの中では抜きん出て上手。



悪役のスカルピア総督に迫力がないとこのオペラは盛り上がらないのですが、今回はスコット・ヘンドリックスなんていう全くの無名バリトンですから情けない限り。決して下手ではないけれど、小柄なせいもあり声も姿もカリスマ性ゼロで、こんな大歌劇場で客を震え上がらせるは無理。体格良くて不敵な面構えのバリトンはいっぱいいるのに、なんでトスカよりも小さいスカルピアを選ぶわけ? むかっ

トスカを手篭めにしようとする場面では、例えばブリン・ターフェルとアンジェラ・ゲオルギューだと、か細いアンジェラがでっかいクマゴローのブリンに押しつぶされるんじゃないかと心配になるくらい真に迫ってたのに、今回のセラフィンとヘンドリックスでは、「トスカさんよ、貴女のほうが縦横大きいんだから、そんなチビ男、ナイフで刺し殺さなくても、素手でも勝てるでしょうに・・」って感じでしたよ。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


仕方ないので、アントネンコが出てなくて退屈な時は指揮者のダニエル・オレンを見てました。だって、大袈裟な手振りと表情が面白いんだも~ん。指揮も上手だから、洒落たオーケストレーションが一層素敵に聴こえました。


でも、もっと良い歌手が揃ってたら、私のことだから2回だけじゃなくて、きっと4、5回分切符確保しちゃっただろうから、この程度で2回で済んでよかった。



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盲目のピアニスト、辻井伸行君のプロムス・デビュー

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<18th July Thus>

ロイヤル・ベビーはちっとも産まれてこないし、暑さにもそろそろうんざりですが、今日はロンドン南部のクリスタル・パレス・パークで行われたオリエンテーリングのイベントを見学。我が家に滞在中の大学生のお嬢さんが参加なさったのですが、150年前の恐竜の像がたくさんあってユニークな公園です。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    

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  London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


7月16日、珍しくプロムスに行ってきました。


盲目のピアニスト、辻井伸行君がお目当てでしたが、ちょうど我が家にお泊りの友人のお嬢さんが日本から到着する日と重なってしまったので、仲間数人と買ってあったコーラス席は諦めて、彼女を巻き添えにしてアリーナの立見席を狙うことにしました。云わばこの方法がプロムスの真髄だし、安いだけでなく(5ポンド)、近くから観るのが好きな私にとっては理想的。

荷物は空港からトーチャンに持って帰ってもらい、私たちはヒースローから地下鉄でロイヤルアルバートホールに直行。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


久し振りなので立見席ゲットの方法もお作法も忘れててウロウロしちゃいましたが、そうそう、着いたらまず番号札をもらうんだったわ。で、30分以内なら席を離れてもいいということで、この暑い日に日向の列で待ってるのは嫌だったので、ケンジントンガーデンで日陰に座ってました。


早目に5時前から列に参加して、整理番号は153番と154番。広いアリーナの割と前の方に陣取ることができましたが、暑さのせいもあり、ここまで辿り着くまでにぐったり疲れてしまったので、もう二度もしないかも。でも、これしか近くから観る術はないわけで、やっぱり不便だし、嫌いだわ、プロムスは。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
鍵盤側はアリーナの定期券保持者用らしく、入れてもらえなかったので、ピアノ側でしたが、斜めから顔がばっちり見え、距離も辻井君からほんの数メートルで、細かい表情も見えたので、苦労した甲斐はあったというものです。


ラフマニノフのピアノ協奏曲2番でしたが、辻井君は演奏中に絶えず頭を大きく左右に振り続け、時折目をかっと見開くという独特の表情。さらに弾いてない時は体全体を左右に動かすという異常な光景に、彼のことを知らない日本人以外の観客は驚いたことでしょう。


ぎっしり立っているので回りの観客の様子もよく見えるのですが、ハンデを乗り越えた素晴らしい演奏に、皆さんとても感動しているのがよくわかりました。才能はあっても、盲人で自閉症の彼がここまで弾けるようになるまでにどれほどの努力をしたのだろうと思うと胸が熱くなります。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   

ロマンチックなラフマニノフ2番は、私の好みとしては、もうちょっとねっとり甘く弾いて欲しいような気もするし、音色のもっと美しいピアニストは他にもいますが、辻井君の律儀で正確で清々しい演奏は、身体的ハンデは別にしても、とても立派でした。


スタンディング・オベーションは見ることができなくても、6千人の大拍手を感じた辻井君もとても嬉しそうで、指揮者に抱きかかえられながら、オーケストラにも何度も御礼のジェスチャーをして、感動的なプロムス・デビューとなりました。


アンコールもやってくれて、お馴染みのラ・カンパネラでしたが、若さと喜びで弾けるような演奏でした。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


尚、辻井君の前にDavid Matthewsの世界プレミエ曲A Vision of the Seaが演奏され、怖れたほど前衛的ではなかったものの、立ち見の身には20分は長く感じられ、とくに時差ボケで苦しいに違いないお嬢さんには過酷だったに違いないです。

私もしんどいし、休憩後のニールセンの交響曲4番は聴かずに帰宅しました。


来週は目玉であるワーグナーのリング(バレンボイム指揮)もはじまりますが、今年はもうこれ以上プロムスには行きません。



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ケンブリッジ観光

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<20th July Sat>


今日の土曜日、我が家に滞在中の友人の大学生のお嬢さんの希望で、車で1時間ちょっとのケンブリッジをご案内しました。


幸い、連日30度を越したに違いないと思う昨日までのカンカン照りの猛暑とは打って変わった曇りで涼しい日でラッキーでした。なんせ我が家のトヨタ車はエアコンが故障したままなので。エアコンがないと苦しいような日はほとんどないですからね。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


そして、更にラッキーなことに、この日はケンブリッジ大学の卒業式だったので(一日で全部はやらないでしょうけど)、ガウンを纏った学生ときちんとした身なりの家族がたくさんいて、大学街らしい雰囲気を盛り上げてました。祝賀ランチの設えの中庭や大学ホールも2、3箇所垣間見ることができて面白かったし。


「特別な日なので、いつもは一般公開してるけど、今日は入れてあげないよー」、というカレッジもいくつかあったけど、これも幸いなことに、卒業生パスを持ってるトーチャンのおかげで、どこもすんなり入れました。最近は拝観料を取るカレッジもあるけど、このパスを見せると、同行者も含めてどこも無料にしてくれるはありがたいことです。


しかし、びっくりしたのは、中国人観光客の多さで、団体でわんさか押し掛けて、街中チャイニーズだらけ。こんな一大観光地になってしまった街で、果たして落ち着いて勉強なぞできるのでしょうか?


卒業生もやたら中国人が多かったし、彼らの憧れ度は高そうです。


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教会の塔からの眺め。左はキングス・カレッジ、右の写真の右側の白い建物が卒業式場。


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カラカラ陽気が続いて芝生が茶色いのが残念だけど、トーチャンが通ったトリニティ・カレッジ、この日は関係者以外立ち入り禁止だったため、こんなに静か。


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物理学専攻だったトーチャンにとってはヒーローであるアイザック・ニュートンもトリニティ・カレッジ出身で、カレッジのチャペルの入り口に銅像が。

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ケム川ではpuntingと呼ばれるヴェニスのゴンドラのような舟遊びが観光客に人気で、漕ぎ手兼ガイド付きだと大人20ポンドのようです。伝統的には横二人席のボートが、今では増加する観光客を効率的にさばくために大きなボートもたくさん行き交って、それでも大変な混雑ぶり。


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観光客には一番人気のキングス・カレッジ、扇天井とステンドグラスのチャペルは入場料7.5ポンドもする。


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           15世紀のクィーンズ・カレッジと、その裏にある有名な数学橋。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    


中心から歩くとちょっと距離がありますが、大英博物館とナショナル・ギャラリーとヴィクトリア&アルバート・ミュージアムを一つにまとめたようなフィッツウィリアム博物館植物園にも行ってみました。


彫刻の中で私が気に入ったのは、私が古代ローマ皇帝の中で一番好きなハドリアヌス帝が寵愛した美青年アンティヌー像。

お酒の神様バッカスの扮装をした全身像が発見されたヴィラ・アドリアーナ(ローマ近郊のティボリ)をいつか訪問したいものだ(前回は行きそびれた)。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) キラキララブラブ!


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伊万里焼や有田焼きも結構あったし、エジプトのミイラの見事な棺桶も美しかった。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


世界中の珍しい植物が集まる植物園には、トーチャンは学生時代に行ったきり、私は初めてでしたが、「ニュートンのリンゴの木の子孫」という触れ込みの木がありました(後で知りましたが、トリニティ・カレッジにもあるそうな。トーチャンでも知らなかったのに、日本のガイドブックの情報は凄い!)


日本からの知り合いを何度も案内したケンブリッジですが、今回は大学以外も訪問して、じっくり楽しめました。




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やっと、ロイヤル・ベビー誕生! ・・・なのに私は。 

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<22nd July Mon>


王冠1待ちに待ったロイヤル・ベビーがやっと誕生した歴史的な日だというのに、なんと珍しく体調不良の私。


自称王室ウォッチャー、書きたいことはたくさんあるのに、こんな日に寝込んでしまうなんて、情けないったらむっ  このブログにはWilliam & Kateというカテゴリーまであるのに。


ガーン実はこの1週間ほど、時折めまいがして、耳もふさがれたような感じがするので、今日医者に行ったところ、「めまいは暑さのせいだから、たくさんお水飲んでね。耳の中に液体が溜まってるからお薬あげる」、と言われました。まあ深刻な病気ではなさそうなのですが、今夜は今までで一番ひどいめまいに襲われ、しばらく起き上がれませんでした。


たしかに今日は34度にもなって、今年の最高気温だったけど、これくらいでバテてしまうなんて、2週間後に日本に行ったら、慣れない蒸し暑さの中で、果たして大丈夫なんだろうか? ぎっしり予定が詰まっているというのに・・。



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ベイビー・ケンブリッジ退院

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<23rd July Tue>

昨日は、ロイヤル・ベイビーを書けない言い訳として私の夏バテ(でしょう、きっと)について書いてしまい、ご心配を掛けましたが、昨夜たっぷり眠り、暑さもちょっと和いだ今日はすっかり元気になりました。我が家に1週間宿泊なさった大学生のお嬢さんを私の知り合いでもある次の滞在先にお送りしたついでに、そこでランチを頂いてから、近くのさくらんぼフルーツ狩りに連れて行って頂きましたが、広大な農園で果物と野菜を自分で収穫するのですが、自分ちの庭仕事すら一切しない私には新鮮な体験でした。たくさん種類がある中、今日はラズベリーとチェリーを家に持ち帰って美味しく頂きました。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

王冠1昨日生まれたイギリスのプリンスについて、遠い日本でも大きな関心を持って頂き、ありがとうございます。


妊娠初期に重いつわりで苦しんだケイト妃、これで立派に義務を果たしたわけで、今回の出産をきっかけに王位継承権の順位が男女平等になったので男の子を生まねば、というプレッシャーがなかったとは言え、これだけ注目を集めるだけで気苦労だったでしょうから、本当にご苦労様でした。よかったね~。退院した時の嬉しそうな顔のきれいだったこと!

因みに、ケイト妃の着てた水玉ワンピースはJenny Packhamのデザインだそうで、カジュアルで夏らしくて素敵でしたね。ウィリアム王子も自ら運転したりして、庶民的な面を強調(病院からケンジントンパレスまでは車で僅か3分だけど)、イギリスのイメージのためにも若い二人に頑張って頂きたいものです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
さて、赤ちゃんは、7年ぶりの暑さの上にあちこちで激しい雷雨にみまわれたドラマチックな日に生まれたイギリスにとっては大事な大事なお世継ぎですが、特に優れた国王にはなれずとも、平穏無事な人生を歩めますようにと祈りたい気持ちです。

母親を事故で亡くしたウィリアム王子、離婚で苦しんだチャールズ皇太子、叔父の後始末で女王になってしまったエリザベス女王等々、結構色んなことが起こったわけですから。


昨日は午後ずっと誕生ニュースをテレビで待ってたのに肝心な時にめまいで不覚にも寝込んでしまった私ですが、今日は、夕方からずっと退院の瞬間を生中継で観ようとねばりましたよ。ケイト妃は赤ちゃんの顔がテレビではよく見えなかったので、近いうちにちゃんと見せて欲しいものです。ウィリアム王子の時は生後1ケ月も公式写真待ちましたが、今回はもっと早くお披露目してもらいたいものです。


さて、名前が決まるまではベイビー・ケンブリッジとか、プリンス・オブ・ケンブリッジと呼ぶようですが、ファースト・ネームが国王としての名前になるとは限らないし、エリザベス女王はウィリアムとケイトが好きなように決めてもいいと仰っているとのことなので、二人であれこれ楽しく迷っていることでしょう。


ウィリアム王子のフルネームはWilliam Arthur Philip Louis、チャールズ皇太子はCharles Philip Arthur Georgeという最近の例を踏まえて、おそらく親戚の名前を連ねて4つになるんでしょうが(アーサーって誰だろう?)、やっぱり普段呼ぶ名前になるであろうファースト・ネームは大事。好みも含めた私の下馬評は①ジェームス、②ジョージなんですが、あーだこーだ外野から口出すのも楽しいです。


チャールズ皇太子は一体誰と結婚するんだろう?という頃からウォッチしてる私には、ウィリアム王子が父親になったこと自体感慨深いわけですが、他人の赤ちゃん誕生のニュースを聞くと、どの親も自分の子供が生まれた時のことを思い出しますよね。26年近く前になりますが私もその時のことを思い出して、幸せな気分になりましたラブラブ 今度の週末、3週間ぶりに遊びに来てくれるので、親子3人で赤ちゃんの時のビデオでも観ようかしら。




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プリンス・ジョージか、やっぱり

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<24th July Tue>

中耳炎らしいので、ジムには行ったけど泳がずに休養しながら、水蒸気を鼻から吸えと医者に言われたので、スチームバスで吸いまくりました。めまいもこれに関連してるような気がするんですが、今日も又ふらーっとしてちょっと寝込んじゃいました。日本に行けるのかしら・・

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
一昨日生まれたプリンスの名前が、案外あっさりと発表になりました。今日、エリザベス女王様がケンジントンパレスを訪問したなさった際に、「バーチャン、この名前でいいかな?」って相談したんでしょう、きっと。


George Alexander Louis


3つだけとは短いし、3つとも下馬評に出てた名前ばかりで新鮮味ゼロだけど、女王様はきっとお喜びに違いないです。彼女の父君はジョージ6世だったから(もっとも、父君のファースト・ネームはアルバート)。


最近の国王の名前で一番一般的なのもジョージだし、イギリスらしい伝統的な名前ですから、賭けでもこれが一番人気だったので、私もそうなるんじゃないかと思ってたわ。


ジェームスという名前の方が好きだけど。


なんて言っちゃいけない理由が実は私にはあり、


ジーチャン(トーチャンのトーチャン)の名前がジョージだったし、それに因んでトーチャンのミドルネームもジョージ。


その上、初孫だったムスメはバーチャンと同じ名前にしたので、もしもう一人生まれたら、男の子だったらジョージ、女の子だったらジョージーナになることは決まってたんです。男の子だったらジョージを漢字にすればそのまま日本名になるしね。

それに、そうだわ、私の誕生日はイングランドの守護聖人である聖ジョージじゃないの。

等々、我が家にとっても縁のあるジョージが選ばれて喜ばなくちゃいけないですね。



さて、


話題を生後二日のプリンス・ジョージに戻すと、アレクサンダーというのはケイトが好きな名前だそうで、中世のスコットランドにそういう名前の王様が何人かいたらしいとは言ってもそれはこじつけで、ケイト妃に一つ選ばせてあげたってことでしょうか。


フランス名前のようなルイは明らかに1979年にIRAに暗殺されたマウントバッテン卿でしょう(私は暗殺時にイギリスにいましたが、実にショッキングな出来事でした)。親戚のマウントバッテン卿は、ロイヤルファミリーの黒幕的存在で、甥のフィリップをエリザベス女王にあてがったのも彼だし、相談役としてチャールズ皇太子も頼りにしてたそうなので、この選択はフィリップ殿下とチャールズ皇太子に対する心使い。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ところで、


親子3人が次にどこに滞在するのかあれこれ憶測されてましたが、改装までしたケンジントン宮殿には1泊しただけで、バークシャーのケイト妃の実家にさっさと行ってしまったようです。女王様に曾孫を見せたら義務は済んだと思ったんでしょうけど、いかがなものでしょうか? 


体調崩してノーフォークで静養してるフィリップ殿下にも見せてあげなきゃいけないでしょうし、そのためにも明後日から2ケ月スコットランドに滞在される女王ご夫妻の招きに応じて、バルモラル城に行くべきだと思うので、ウィリアム王子が2週間産休を取ってる間に是非行って下さいよね。


出産後にロイヤルファミリーを差し置いてまずケイトの両親が病院を訪れたし、出産ギリギリまで実家にいたりして、ケイトの実家べったりの態度は度が過ぎると思うのは私だけ? ウィリアム王子はその点ではケイトの言いなりになってるのか、それとも、自らも平民であるミドルトン家寄りになって庶民性を強調しようとしてるのか? しかし、ケイトの親も親だ、いくら娘が実家の方が気楽でいいわと言っても、嫁に出したんだから、けじめをつけなきゃ。骨休みはウィリアム王子の産休が終わってケイトだけになったからでもいいんじゃないの?



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スコットランド旅行 渓谷ドライブと「湖上の美人」のカトリン湖遊覧

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<27th July Sat>

異常な猛暑が去り、心地良い暑さの中、週末は家でおとなしくしてるので、幸いめまいも起こらず、無理しない程度に日本行きの準備などをしています。今夜はウィグモア・ホールのディアナ・ダムラウに行きますが、その前に買い物しようとかジムに行こうとかは止めといた方がいいでしょうから、代わりにまだ終わってないスコットランド旅行記でも書いてましょう。細かいことは覚えてないので写真中心の旅行記ですが、酷暑に苦しむ日本の皆様には涼しさを感じて頂けるような写真ばかりですので、いわば暑中見舞い。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
6月12日(水)


6月7日から13日までの6泊7日のスコットランドも、あと一泊を残すところとなり、今日はハイランド地方から湖がたくさんあるエリアに移動します。


後で回復するのですが、朝のお天気はどんより雲。でも、雲が掛かった山はそれなりに美しいので私は好きです霧




London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


両側に山を眺めながら広々としたグレンコーGlencoeという谷をドライブ。


写真だとその美しさと雰囲気が伝わりませんが、小雨が降ったり雲の合間から陽が差したりする神秘的な景観が美しくて何度も車から降りて写真を撮りました。


平らなイングランドに住む身にとっては山があるだけで、「うおーっ! 山だ、山だ~!それも次から次へと!」、と感動するわけです。登山者もたくさんいました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

全ての写真はクリックで拡大しますが、この写真だけはポツンと建ってる白い家が見えるように最初から拡大しておきますね。渓谷沿いには建物はほとんどなく、冬場はどんなに暗くて厳しくて淋しい所なんだろうと想像すると、北国スコットランドの遠さをあらためて感じます。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

湖も多いし、可愛い羊の群れも点在してて、しょっちゅう車から降りて愛でるので、なかなか次の目的地に着けません。     

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

       種類もたくさんある中で、顔の黒い羊ちゃんたちが一番可愛いですよねヒツジ



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今日のメインイベントは、Loch Katrineカトリン湖遊覧。乗船前にここのカフェでランチ。


船は二艘だけで本数も少ないのでネットで予約しておきましたが、1時間コースはサー・ウォルター・スコット、2時間コースはLady of the Lake。 ネットで予約できたのは後者だけなので、細長い湖のほとんどを網羅する2時間コースにしましたが、船は1時間コースの方が大きくて立派だわ。でも、デッキの屋根が写真撮るには邪魔だよね、と悔し紛れに言いながら、乗り込んだら、ガラガラ。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


この日は、元軍人とその家族の仲間うち船旅デーだったようで、私たち以外はほぼ年寄りばかり。世界中から観光客が集まるネス湖クルーズとは全く雰囲気が違うローカル色の濃い遊覧船旅でした。


「外は寒いから、下の屋内スペースでお茶でも飲んでましょう」、という爺さん婆さんが多かったのか、上のデッキにいたのは4、5人でしたが、お天気も回復したので段々デッキに上ってくる人も増え、他の船もいなくて安全なので「はーい、誰か運転したい人がいたらさせてあげるよ」、というオファーに喜んだ年寄りたちが何人か舵を取り、あらぬ方向に行ってしまったりもしましたが、スコットランド訛りを聞きながらのんびりと湖上を進む「湖上の美人」号はほのぼのとして良い雰囲気でした。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


そう、この湖は、まさにウォルター・スコットが「湖上の美人」を書くインスピレーションを受けた湖で、そうでなければ、中心となる高い山があるわけでもなく、沢山ある湖の中でどうってことない存在なんでしょうが、
オペラファンにとっては、ロッシーニの湖上の美人La donna del lagoの舞台ですから、感激もひとしおラブラブ


特に、私はこの直前にROHでフローレスやディドナート出演のこのオペラの素晴らしいパフォーマンスを5回も観たばかりだったので感激。ずっとオペラの音楽が頭の中を巡ってました。


オペラについては→こちら  をご覧下さいですが、最初は馴染みがなかったのであまり良いとは思えなかったけど、聴けば聴くほど好きになって、5回続けて聴いたら、飽きるどころか、大好きなオペラになりました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


↑ 家大都市グラスゴーへの水源地でもあり、これはそのオープニングにヴィクトリア女王が訪れた時に女王様滞在用に建てたロイヤル・ロッジ。でも、祝砲の爆風で窓ガラスが割れてしまい、結局ヴィクトリア女王はお泊りにならなかったそうですえっ


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


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下船して、有名なローモンド湖に向かう途中にも、美しい湖とスコットランドらしいお城が。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



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ローモンド湖Loch Lomondは、船からでないと良さがわからないかもしれなくて、バーロッホという所で駐車しましたが、特に美しいとも思わなかったので、湖で泳ぐ若者グループの写真とか撮ってみよう。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
水族館やショッピングセンターもあるのに、人がほとんどいなくてさびれた感じのローモンド湖畔でした。


ナイフとフォークビール

選択の余地もないし、シーンとしてて開店してるのかどうかわからないような暗いレストランに入って、どうせろくなものはないだろうと思ったところ、メニュ数も多く、意外にもちゃんとした食事ができました。


メインはパスタでしたが、写真は前菜のハギス2種。トーチャンのはよくある形ですが、私のはハギスのフリッターで、衣がさくっとして、旅行中たいしたものは食べてないですが、これが一番美味しかったかも。


おうし座ここで、やっと念願のハイランド牛を近くから見ることができたのも収穫。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

今夜の宿はスターリングで、翌日ロンドンに帰るのですが、その前にスタイーリング城を見学。またお城か・・とあまり期待してなかったのですが、他とは違う意匠で楽しめました。それが延々と続いた6月のスコットランド旅行記の最終回で、すでに写真は選んであるので、できればこの週末に片付ける予定です。




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ダムラウの歌曲リサイタル、伴奏はハープの貴公子メストレ

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<28th July Sun>

4週間ぶりにムスメが遊びに来てくれました。暑い中、冷房もない職場でしばらくは週末も働いたりして超多忙だった仕事も峠を越して楽になったとのことで一安心。
耳の中に液体が溜まっていると言われたのでてっきり中耳炎と思ったのですが、耳は痛くないし、中耳炎ではないのかもしれません。ま、原因は何であれ、耳に薬をたらしながら、大事を取っておとなしくしてるので、この3日間はめまいも耳の閉塞感もほとんどなく無事です。明日からボリショイ・バレエがはじまり、3回行くのですが、バレエなら多少音が聴こえにくくても構わないしね。

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  London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


7月27日の土曜日、ウィグモア・ホールの今シーズンの最後のコンサートに行ってきましたが、最後を飾るに相応しい華やかでレベルの高いコンサートになりました。


ディアナ・ダムラウには何度も振られてがっかりさせられてるんですが、やっと、久し振りに生で聴くことができて感激だった上、期待してなかった大きなサプライズまで付いて、忘れられないコンサートになりました。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
Diana Damrau soprano

Xavier De Maistre harp

Schubert Ständchen from Schwanengesang/Du bist die Ruh/Gretchen am Spinnrade/An die Musik/Ellens Gesang III

Tárrega Recuerdos de la Alhambra (arr. for harp by Xavier de Maistre)

R Strauss Ständchen/Efeu from Mädchenblumen/ Schlagende Herzen Nichts/Wiegenlied/Beim Schlafengehen from Four Last Songs

Hahn Si mes vers avaient des ailes/L’heure exquise from Chansons grises

Chausson Le colibri/Le temps de lilas/La cigale

Faure Impromptu Op. 86

Duparc Chanson triste/L’invitation au voyage

Dell’Acqua Villanelle

アンコールは3曲で、ベルリーニのオペラ「カプレッティとモンテッキ」のジュリエット聴かせどころのアリアと、Rシュトラウスを2曲(最後は「モルゲン」)。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

ディアナ・ダムラウをオペラ以外で聴くのは初めてですが、期待通りの鈴のような澄んだ美声は相変わらずな上、オペラの時とは違う優しい声がとても魅力的で、前半はドイツ語、後半はフランス語で、ほぼ全て暗譜で表情豊かに愛らしく高らかに歌い上げ、今が旬の歌手のオーラがたっぷり出てました。

渋い曲目のコンサートが多いウィグモア・ホールにしては、今回はポピュラーな曲も多く、例えばシューベルトはセレナードやアヴェ・マリア等、ベタだけど大好きな曲を歌ってもらえるとやっぱり嬉しいし。
きれいなオレンジ色のドレスはウエスト部分のリボンがダサいかな、ショールも邪魔かな、という感じ垢抜けないのですが、なんと象さんの刺繍入りなのも、気さくで明るい彼女に似合っててユニーク。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    

歌曲の伴奏がピアノではなくハープというのは初めてですが、この組み合わせ、凄く良いですね!

音量もバランス取れてるし、目配せはしなくても隣合わせでお互いの存在を感じながら息もぴったりな二人は、歌と伴奏というよりは対等のコラボレーションで、特に優しい雰囲気の曲にはピアノよりもハープの方がマッチしてます。他の歌手もハープ伴奏でどんどん歌ってみればいいのに。

しかし、相乗効果でこんなに盛り上がったのは、二人とも超一流だったからで、特にハープ奏者が上手だったからこそでしょう。一体となる分、ピアノとよりも、合わせるのが難しいのかもしれないですから。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

ソロのハープ奏者としてCDも出してるグザヴィエ・ドゥ・メストレは1973年生まれのフランス人で、日本で今年コンサートも行ったので、日本ではすでに人気があるアーチストなのかもしれませんが、こんな上手なハープ演奏を生で聴くのは初めてです。ハープと言えばまず優しい乙女チックな音色を思い浮かべるのですが、男性ならではの力強さが加味されると、また違う味が出てとても新鮮。

ソロで2曲弾いてくれたのですが、おそらく彼のことは誰も知らなかったであろうウィグモア・ホールは嬉しい驚きに満ちて、ダムラウに劣らない大喝采を浴びましたクラッカー

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それに、写真でおわかりのように、まあ、なんてハンサムなんでしょ キラキララブラブ!

「クラシック音楽家にしては」、という形容が不要なほどの美貌で、長身で身のこなしも優雅な貴公子然とした彼はどこにいても「あっ、凄い美男子がいる!」、と誰でも振り返るに違いないです。(動くメストレは繊細な指先だけでなく、顔も写真よりもさらに麗しいんですよ)

これだけの腕前ならどんなご面相でもソロ奏者として立派にやっていけるでしょうが、これだけの容姿があればまさに鬼に金棒で、アイドル的なスーパースターにもなれますね星。確かなテクニックとこれだけ変化のある演奏ができればハープ演奏だけのコンサートでも退屈はしないでしょうが、ダムラウとの共演で歌声との相性が抜群ということがよくわかったので、コンサートで歌手をゲストにしたらいいですよ、きっと。

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というわけで、素晴らしいハープ演奏という大きなオマケまで付いて、今まで聴いたウィグモア・ホールのコンサートではベストかも。ハープの奏でる音色と美声のミックスのみならず、ビジュアル的にも「美しいわ~」、と何度もうっとりさせてもらえました。ここ数日、耳の閉塞感で音がきれいに聴こえないこともある私ですが、幸いこの時は耳もすっきりしてよく聴こえたのがことさらありがたかったです。

カメラ同じような写真をアップしちゃいましたが、ボツにしては勿体ないようなビューティフルな二人の素敵な姿がたくさんあって、これ以上は切り捨てられません。クリックで拡大して、象さん柄も見て下さいね。


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スコットランド最終回 スターリング城とまとめ

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<31st July Wed>

来週火曜日からの日本行きの準備をしなくちゃならないのに、今週は仕事も忙しいので毎日出勤。パートタイム勤務になった恩恵にはなかなかあずかれません。旅行前に片付けておきたいオペラ/バレエ記事もいくつかあるけど、全部は無理かもしれないから、絶対これだけはというものから片付けていきましょう。となれば、スコットランド旅行記で、ゼイゼイ、やっと最終回の運びとなりましたDASH!

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6月13日(木)                       カメラクリックで写真は拡大


昨夜はスターリングに宿泊。1週間経ったので、今日は予定通りロンドンに帰るんですが、その前に最後の観光としてスターリング城Stirling Castleに行ってみましょう。スコットランドの古城見学をいわばテーマにして旅行の日程を立てたのですから、歴史的に重要なこのお城は見逃せません。


晴れお天気も回復して、再び青空が広がり、旅行中はほぼお天気に恵まれたことにあらためて感謝。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

石畳が優雅なスターリングの街は車で通り過ぎるだけにして、岩山にそびえるスターリング城を目指しますが、地形も雰囲気もエジンバラ城にそっくりだこと。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


エジンバラ城に比べればうんと小さいので、見学時間は大して要りませんが、生後僅か9ケ月でここで即位した悲劇の女王メアリー・スチュアートの数奇な人生がはじまった場所でもあり、彼女の父王であるジェームス5世(ロッシーニの「湖上の美人」の王様よ)が実はなかなかの人物であったこともわかりました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


現在見られる優雅な城は主に15、6世に建設されたのですが、当時の姿を再現することがこのお城のプロジェクトになっていて、内部の多くが復元されています。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


極彩色にされたしまった部屋の中には当時の衣装を着たガイドもいて、「まるでディズニーランドじゃないの!」、と批判する人もいるでしょうが、私は気に入りましたよ。今回だけでもいくつか見た他のお城と違うコンセプトなのは新鮮だし、想像力不足を補ってもらえるのも助かります。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


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特に素晴らしかったのは新しいタペストリーキラキラ  (上の写真では壁が全てタペストリー)


実に細かく丁寧に織ってあるのも見事ですが、どうしても色褪せてしまうタペストリーに新しい命を与えて本来の美しさを見ることができるのは貴重な体験。技術の伝承も重要で、アトリエも公開されていて、実際の作業を見学できる時間も設けられているようです。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ナイフとフォークビール

ランチはお城のカフェで頂きましたが、私は又ハギス(3度目)。


今度はパイですが、さくっとしたパイ皮で熱々が美味しかったです。


ハギスはイングランドのスーパーマーケットでも買えるので(下の写真のように缶入りや袋入り)、これからは時々スコットランドを思い出しながら我が家の食事にも登場させようかしらん。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


車

スターリングはエジンバラよりちょっと近いので、帰りは車で正味7時間。トーチャン、運転お疲れ様でした。だらだら続いた旅行記に付き合って下さった方もお疲れ様でした。


いつか行きたいとずっと思いながら、国内でも遠くてなかなか行けなかったスコットランド旅行がやっと実現し、お天気にも恵まれ、夫婦喧嘩もせず楽しめました。4箇所共同じチェーンホテルだったのがつまらなかったですが、走行距離2,300キロ、撮った写真が二人合わせて2千枚にもなるというちょっとした大旅行となりました。 それでも、ほんの一部だけの初心者コースで、他にも見所はたくさんあるスコットランド、できればエジンバラ・フェスティバルの時に又行きたいものです。


次のトーチャンとの旅行は10月で、うんと簡単に行けるブリュッセルに3泊。オペラハウス巡りを兼ねたヨーロッパの首都シリーズですが、その前にトーチャン抜きで友人とブダペストに行きます。



メモ後で見易いように、まとめておきました。


ただいま & お気に入りの写真  


エジンバラのホテルとその周辺


エジンバラ (ブリタニア号、宮殿)


エジンバラ (丘からの眺め)


エジンバラ城


エジンバラ (ハリポタカフェ)


インヴァネスへ


古城巡り (ダンロビン&コーダー)  


黄昏の裏ネス湖


ネス湖クルーズ


ハイランド (フォート・ウィリアム付近)


グレンコー渓谷とカトリン湖




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日本に行く支度

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ここ数日は25度前後の快適な日が続いていたのに、今日は突然また猛暑に逆戻り。この10年で一番の暑さだったんだって。道理で、日向を歩いてたらクラクラしたわショック!晴れ


こんな日はイギリスでは珍しいけど、日陰は心地良いので、日本の蒸し暑さとは比べものにはならないわよね、もちろん。


で、その地獄の暑さの日本に来週の火曜日から3週間も行く私カバン

気温35度で湿度80%とか言われても想像つかないんだけど、大丈夫かな~・・あせる


1ケ月前にブログで、「日本でたくさん食べられるよう、行く前に体重を減らしたいので、節食しながらジムで頑張って運動します!」、と宣言したけど(→こちら )、その後、耳がおかしくなったりめまいがしたりしたりして、急遽計画変更を余儀なくされ、栄養のあるものを食べてひたすらおとなしくしてました。


その結果、当然、体重が減るどころか増えてしまったけどぶーぶー(おかげさまでめまいもしなくなり、耳も薬で治ったようですが)、仕方ないからダイエットは日本から帰ってからすることにして、


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せめてもの暑さ対策に、今日、髪をバッサリ切りました美容院


これで首筋すっきり、暑さもそんなに気にならないんじゃないかしらね。


しかし、自分の背中なんて見たことなかったけど、写真撮ってみたら、今まで髪で隠れてた部分がさらされて、まずい、首の下、背骨の横にみっともない青あざが・・・ガーン。 


水泳で肩こり解消できない代わりに百円ショップのツボ押しを使い過ぎたのね。だって、グリグリすると気持ち良いもんね得意げ


飛行機に乗ったら耳が又おかしくなるかもしれないのがちょっと不安だけど、4年ぶりの日本、しかも、くっくっくっにひひ、私一人よ。すっごく楽しみ爆弾


幸い、暑さは今日だけで、明日は25度だそうです。ほっ! それでも、イギリスにしちゃ暑いほうだけど。だから、夏服の手持ちがうんと少なくて、日本で可愛い夏服をたくさん買っちゃいそうだけど、ここでは着る機会がないわワンピース


明日は又ボリショイバレエで、又ザハロワの踊りが見られますくつ




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つばめ by Puccini アンジェラ・ゲオルギューの一人舞台

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<3rd Aug Sat>

バルセロナの世界水泳選手権大会、日本勢は健闘してますね。イギリスチームはメダルを逃してばっかりで暗いムードむっ

今日は家から一歩も出ず、旅行の準備したりアポの詰めをしたり、テレビを観たり。旅行前に片付けなくっちゃシリーズとして、今日はプッチーニのつばめを手短に。

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7月11日と21日の2回、プッチーニのつばめLa Rondineを観に行きました。


ヴィットリオ・グリゴーロが出るというので凄く楽しみにしてたのに、かなり前にキャンセルとなり、一気にテンション下がったので、2回だけで充分だわ。ゲオルギュー主演でもう何度も観てるしね。


2002年にROHで初登場したこのプロダクション、NYメトでも使われてて、2009年1月にメトのライブを映画館で観たときにストーリー等説明してますが(→こちら )、要するにヴェルディの椿姫をうんと薄めたたようなお話で、えらく単純。


クリップ中年銀行家のお妾さんをしているマグダは、田舎のお坊ちゃまと出会って恋に落ち、パリを離れて一緒に暮らし始め、彼の親から結婚の承諾もしてもらうが、妾だったことを秘密にしている罪悪感に耐え切れず、汚れた過去を告白して身を引き、元の囲われ者生活に戻るクリップ


オペラにしては誰も死なず、死なないどころか何も起こらない軽~いオペラ(元々プッチーニはオペレッタを作ろうとしたので)、同じプッチーにでも、同時にやってた主役3人がコロコロ死ぬトスカと比べると、なーんにも起こらなくてスリル無しですが、だからこそテーマが時代錯誤であるにも拘わらず、共感を覚えることができるわけです。


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1920年代に読み替えてあり、ちょうど映画になった華麗なるギャツビーと同じなのでトレンディだし、美しいセットは幕が開いたら拍手が起こったくらい。衣装も素敵。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) La Rondine 

Director Nicolas Joël

Set designs Ezio Frigerio
Costume designs Franca Squarciapino
Lighting design Vinicio Cheli
Conductor Marco Armiliato
Magda de Civry Angela Gheorghiu
Lisette Sabina Puértolas
Ruggero Lastouc Charles Castronovo
Prunier Edgaras Montvidas
Rambaldo Fernandez Pietro Spagnoli
Périchaud John Cunningham
Gobin Pablo Bemsch
Crébillon Ashley Riches
Yvette/Soprano Solo Dušica Bijelic
Bianca Hanna Hipp
Suzy Justina Gringyte


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
11日は、トラファルガー広場等で生中継されたので、ROHヤングアーチストのお嬢さん方3人がインタビューされてました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    


マグダ役はアンジェラ・ゲオルギューとエルモネラ・ヤホのダブルキャストで、すでにアンジェラで何度も観てるとは言え、容姿も声も地味でこの役には向いてるとは思えないヤホで観る気はしなかったので、観たのはアンジェラのみ。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


いつものようにどうせ何度かキャンセルするだろうと思って、生中継される日を選んだけど(そういう時はアンジェラは決して休まないから)、珍しいことに、結局一度もキャンセルしなくて5回皆勤賞だったのは、歌唱的に大した負担がないだけでなく、きっとこの作品が好きなんでしょうね。元々、元亭主のアラーニャといわば発掘した作品だし、とても生き生きして、丁寧にお芝居もしてくれて、そしてなんと言っても、初演から10年以上経ってるのに体型も変わらず、とっても綺麗キラキラ


声量は乏しいアンジェラのこと、遠くの席の人にちゃんと聞えたかどうかあやしいけど、私は舞台横の近い席なのでしっかり聴くことができ、さすがの貫禄と余裕で立派なヒロインぶりクラッカー


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


アンジェラのおかげで、充分観る価値はあったわけだけど、


楽しみにしてたグリゴーロがキャンセルしただけでもがっかりなのに、代役がチャールズ・カステルノーヴォってのもあまりにもロンドンの客を馬鹿にした仕打ちで、バリトンのような太い声は全く響かず魅力ゼロダウン ROHにはよく出るのよね、こいつ。つい最近も魔笛で出たばっかりよしょぼん  大して難しい役じゃないんだから、誰か他にいるでしょうがパンチ! 


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準主役にもう一組、詩人と女中というこれまた不釣合いなカップルが出てくるのですが、女中役のSabina Puértolas は、痛ましいくらいの熱演なんだけど、なんだか全て空回りしてお気の毒。声の質がこの役に向いてなくて、軽やかな鈴のような声が望ましいのに、サビーナ嬢はねっとり重過ぎ。それなら、彼女の声に合ってる役でなら聴きたいかというと、別に・・むっ


詩人役は元ROHヤングアーチストのEdgaras Montvidasで、ROHで椿姫のアルフレードも歌ったこともあり(たしか代役でだったけど)、他でも何度か聴いたけど、ちゃんと上手だし、結構好きです。個性はないけど素直な声で、ルックスも長身の好青年だし、特に今回のこの洒脱な伊達男役はぴったり。一緒に観た仲間たちとも「彼の方がカルテルノーヴォよりもずっと良いテノールじゃんドキドキ」、と言い合ったことでした。


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マグダの金持ちパトロンはほんのちょい役なのに、なんとピエトロ・スパニョーリって凄い配役だ。ROHでは 4年前のセヴィリアの理髪師(ディドナートが車椅子で歌ったときね)の爆笑フィガロがすごく上手だった彼(→こちら )、ちょっとだけでも出てくるのは嬉しいけど、歌う場面もほとんどなくて、誰がやっても印象に残らないこんな役では勿体なさすぎ。わざわざいらして頂いて申し訳ないわ。


指揮者はマルコ・アルミリアート。メトとかではお馴染みな彼、ROHは初めてじゃないかしら? 少なくとも、私は見た覚えがないよ。手堅い指揮振りで、甘美なプッチーニを楽しませて頂きました。




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ボリショイ・バレエのロンドン公演 白鳥の湖とラ・バヤデール

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<4th Aug Sun>              

爽やかで快適なお天気の日曜日、日本に行く支度も完了し、後はブログをアップデートするだけだDASH!

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                         カメラ写真はクリックで拡大します


7月末から8月中旬に掛けて、ロイヤルオペラハウスで5演目の引越公演してるボリショイバレエ、私は最初の3つだけ行くのですが、7月29日の白鳥の湖と8月2日のバヤデーレをざっと書いておきましょう。日本に行く前で余裕がなく、書くつもりはなかったけど、写真たくさん撮ったんだし、珍しいアクシデントもあったし、とても素敵なダンサーもいたよね。


但し、バレエには疎い私、今回も「あら、ロイヤルバレエとちょっと違うのね」、ということはわかっても、どこがどう違うかまでわからないので悪しからず。

切符を売り出したときにダンサーが発表になってなかったけど、そういう時は初日を買っておけば間違いなかろうというバレエファンのアドバイス通りにしたら、白鳥もバヤデールも、ボリショイの人気プリマドンナ、スヴェトラーナ・ザハロワが登場ブーケ1


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Swan Lake


Odette/Odile Sveltlana Zakharova

Prince Siegfried Alexander Volchkov

The Evil Genuis Vladislav Lantratov

The Fool Denis Medvedev


3年前のボリショイ公演では彼女はキャンセルしたし、私はザハロワを観るのは初めてでしたが、期待通り素晴らしくて、近くの席から堪能しました。特に人間技とは思えないほどしなやかに曲がる体と手足が彼女の特徴でしょう。


しかし、演技力はさほどでもなく、表情はワンパターン。白鳥の湖では可憐な白鳥とずる賢い黒鳥の二役を全く違うキャラで表現するのがポイントなのに、オデットもオディールもほとんど変わらなかったのが残念で、哀しい白鳥の感情が感じられませんでした。それに、あまりに痩せすぎてて痛々しいったら・・。2年前のキーロフのロパートキナの方が全ての面で魅力的でした(→)。


新聞評はおそらく軒並み3ツ星だったようですが、それは王子様が下手くそだったことも大きな原因でしょう。こいつは、ルックスは決してないのだが、動きが鈍くて重い。2年前にスパルタクスで古代ローマ将軍を踊ったときの私の感想も「ヘナヘナ」で(→こちら )、全く進歩してないこんなダンサーが主役をするほどボリショイは落ちぶれたのか・・。実際、彼だけじゃくて、群舞も不揃いで、ロイヤルより上手とは思えなかったし、オケのひどさは呆れるばかり。


そんな中、男性ソロのでは悪役と道化師がなかなか上手だったのがせめてもの救いで、特にすらっとした悪役はジャンプもシャープで、明らかに王子より受けてました。


尚、白鳥の湖の終わり方は色んなバージョンがあるらしいのですが、これは最後はオデットだけが野たれ死にぬようです。私の安い舞台横の席からは王子が唖然として立っているのしか見えませんでしたが。



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La Bayadere

Nikiya Svetlana Zakharova

Gamzatti Maris Alexandrova

Splor Vladislav Lantratov

The Golden Idol Denis Medvedev


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

バヤデールがどんなお話かは、以前の記事をご覧下さいですが(→こちら )、仲間もたくさん観に来てて、皆さん白鳥の湖よりもこちらの方がずっと良かったという意見でした。


それと言うのも、主役の男性ダンサーがハンサムな上に上手だったので、女性は皆ノックアウトされたからでラブラブ!


藤原竜也の面影もあり、沖雅也の雰囲気もあり、目付きによっては若い頃の美輪明宏風でもあり、ちょっと東洋っぽい感じのVladislav Lantratov君、実物は写真よりもっとチャーミングなんですよお恋の矢


で、


ザハロワとのケミストリーも白鳥カップルよりはずっと良くて、これは素晴らしいパフォーマンスになる!と思ったのですが、


なんと、アクシデントがあり、妙な雰囲気になってしまったのでした!!


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


ソロルが、もう一人の重要人物であるガムザッティと踊っているときに、なんと二人がジャンプ中に空中で衝突したんです叫び 

彼が彼女の足を蹴ったように見えましたが、すぐにガムザッティのマリア・アレクサンドロヴァがすっごく憮然とした表情で引っ込んでしまいました。びっこひかないで歩けたわけだし、怪我をしたわけではなく、ただ機嫌損ねただけだろうと思ったのですが、その後全く出てきませんでした。すぐに病院に運ばれたという話もあるのですが、それならすぐに代役を立てますよね? 


だけど、なんと、そうはせず、明らかにここは主役ダンサーが踊っている場面だろうに、そこは空いたままで脇役ダンサーだけが続けるんですもん、本当はガムザッティがクルクルと回転する筈の部分をちょっとだけ脇役ダンサーが代わりに回転したりして、ダンサーの顔もこわばってるように見えたし、ヘンテコな雰囲気が漂いました。観客も顔を見合わせながら、「どうしたんだろうね?」、とそわそわザワザワ。


私は舞台ばかり見てたのですが、トーチャンによると、踊りの合間の拍手の時に伝令が指揮者の所に来てなにやら指示し、指揮者は音符を6ページめくって一部すっ飛ばしたそうです。指揮は下手でも、こういう非常事態の収拾には優れた司令官になれる彼を見直してしまいました。 しかし、それって、もしかしたら、こんなことはしょっちゅうあって慣れてるだけなのかも。やっぱり変かな、ボリショイバレエむっ


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


というわけで、ガムザッティ王女の写真がないのですが、華奢なザハロワに比べるとうんとがっしりした体格で顔立ちも個性的なマリア・アレクサンドロワは、今回は白鳥のオデットも踊ってるし、ザハロワと並び称されるほどのダンサーらしいので、実力発揮するほど観られなかったのはとても残念。


8月5日の眠れる森の美女は彼女が主役の予定だったのに当然キャンセルでがっかりしょぼん

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しかし、そんな事故があっても観に来て良かったと思えたのは主にこの美青年のおかげで、途中で上半身裸になるのですが、逞し過ぎず、ほっそりとして、でも程よい肉付きで美しかったことキラキラ 
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
うんと近くの席なのにヨダレあせるしながら双眼鏡で食い入る私に、きっとトーチャンも呆れてたことでしょうが、こんな美しい光景を見逃してなるものですか!べーっだ! 

先輩プリマとの空中衝突の件では彼がきっと責められるんでしょうが、ただでさえ醜い足の引っ張り合いで揉めてるボリショイ・バレエにいたらなにされるかわかったものじゃないから、いっそロンドンに移っておいで!

ポルーニンの抜けた穴埋めに君はまさに理想的だから大事にしてもらえるよ~。


   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



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そして、実は彼は白鳥の湖で上手だった悪役ダンサーないの! ロシア人の名前って覚えられないから気付かなかったんだけど。そして、メイクが異なるせいだけじゃなくて、表情も身のこなしも役柄に合わせてがらっと変えてたしね。立派、立派。


ぐぅぐぅ明日は眠れる森の美女を観に行きますが、日本に行く前に感想書いてるヒマはないので、写真だけで勘弁して下さいね。




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カプリッチョ by R Strauss  ルネ・フレミング主演のコンサート

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<5th Aug Mon>

明日から3週間留守にする前に、あらよっ!、と大急ぎでもう一丁、オペラ記事をアップしときましょ。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


7月19日、ロイヤルオペラハウスでリヒャルト・シュトラウスのカプリッチョのコンサート・オペラを聴いてきました。2回あったのですが、2回続けて聴くのはちとしんどい作品ですから、初日のみ。


どんな内容かは、以前の記事でご覧下さい(→こちら ですが、一部コピペすると、


1942年初演のリヒャルト・シュトラウス最後の作品であるこのカプリッチョ、オペラではなく「音楽会話劇」なんだそうで、たしかに最後のヒロインの長い独り言シーンや歌手が歌うシーン以外は、歌というよりオケ伴奏のついた会話シーンがほとんど。


「音楽と言葉」、どちらが重要かというのが会話の内容で、同時に若い未亡人の伯爵夫人をめぐって詩人オリィヴェエと作曲家フラマンが恋のさやあてをし、彼女がどちらの男(すなわち音楽か言葉か)を選ぶかがテーマなのですが、結局どちらが選ばれたのかは私たちにはわからず、というなりゆき。


7年前にパリのガルニエで観た時の記事ですが、フランス語の字幕は勿論全く理解できず、台詞が全てとも言えるこの作品を観るには最悪の状況で(ガルニエに着物で行きたいという夢が初めて叶ったので、それだけで満足でしたけど)、そのために苦手なオペラになってしまったのでした。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
Conductor Andrew Davis
Countess Madeleine Renée Fleming
Olivier Christian Gerhaher
Flamand Andrew Staples
La Roche Peter Rose
The Count Bo Skovhus
Clairon Tanja Ariane Baumgartner
Italian Singer Mary Plazas
Italian Singer Barry Banks
6th Servant Simon Gfeller
7th Servant Jeremy Budd
8th Servant Charbel Mattar


 

でも、今回しっかり字幕を読みながら聴いたら、オペラについてなかなか面白いことを言ってて興味深く、楽しめました。で、この演目に限って言えば、音楽よりも言葉がうんと大切なのは明らかで、ちょっと音楽は前衛的でもあり、主流のイタリアンオペラのように、「意味はわからないけど美しい旋律にうっとり」、というわけにはいきません。


しかし、楽しめたと言っても、休憩なしで2時間半も大量の字幕を読み続けるのはしんどくて、安いベンチ席でお尻が痛くなりましたが、パフォーマンスの水準は高くて満足。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


コンサートではいつもエレガントで洒落たドレス姿のルネ・フレミングですが、今日は役柄に合わせてるんでしょう、上品とは言い難い金と銀の渋派手。


音符見てる人たちもいる中、彼女は音符も置かなくて全くの暗譜で、芝居っ気も充分。あのねっとり甘い声はいささか聞き飽きたのですが、彼女のオハコのカプリッチョをやっと生で聴くことができて嬉しいし、この役が全てのようなこの作品で立派な牽引力を示し、さすがと感心。


因みに、21日の日曜日にもう一回あり、その日は私が観たマチネがゲオルギューの「つばめ」だったので、一日のうちにゲオルギューとフレミングを聴くことができたわけです。ロンドンにしては豪華な顔ぶれで、しかも貫禄たっぷりな大御所ソプラノは二人とも素晴らしくて、両方聴いた人は充実した一日だったことでしょう。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


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伯爵夫人をめぐって恋のさやあてをするライバル二人はテノールのアンドリュー・ステイプルズととバリトンのクリスチャン・ゲルハーヘル


若い英国人のステイプルズ君は、数日前に発表になったのですが、ジョセフ・カイザーの代役で、あまり準備の時間がなかったのか、楽譜に頼って一生懸命という感じでしたが、そうそうたるメンバーの中でひけを取らず立派に歌えて、ファンとしては一安心。こないだの魔笛も素晴らしかったですが(→こちら )、この難しいRシュトラウスをドイツ語で堂々と歌ったステイプルズ君に再び惚れ直しましたラブラブ!

降板したジョセフ・カイザーも大好きなので、この交代には複雑な気持ちですが、ここはイギリス人のアンドリュー君に機会が与えられたということで、よかれと思いましょう。


これで、実力を示してROHで充分認められたアンドリュー君、ここでどんどん大役を歌わせてもらえますように・・・。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


燕尾服でスマートなクリスチャン・ゲルハーゲルは、母国語なので余裕あるし、テノールっぽいいつもの甘い声で期待通り。控えめな態度も彼らしくて好感持てましたが、椅子にちょっと腰掛けてることが多かったのは、腰でも痛めたのかしら?


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


控え目にはできそうもない熱いボー・スコウフスは、私の知る限り、ROHには初登場で、タフガイっぽい態度と張り切った歌唱の上に坊主頭の異様な雰囲気で、脇役にしては存在感あり過ぎ。ルネ・フレミング同様、彼も楽譜は見ずにすっかり役になりきって熱演してくれました。私は4月にハンブルグのマイスタージンガーで観たばかりなんですが、ロンドンにも来てくれてありがとう。きっと個性的で魅力的なドン・ジョヴァンニでしょうねえ。


赤いドレスの大柄美人のTanja Ariane Baumgartnerは歌も容姿も素敵で、スコウフスとは似合いのカップル。クリスティーナ・ライスの代役でしたが、声量もあってとても立派な歌唱でした。


イギリス人なのに、ドイツ語で勝負することが多いのでしょうか、これまたハンブルグでも出てたピーター・ローズおじさんも奮闘。最近急に良い味出すようになって、乗ってますね。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



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日本に行って来ます

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<6th Aug Tue>


今日から28日までの3週間、日本に行って来ます。


イギリスに34年もいるので、「一時帰国」という言い方はしっくりこなくて、あくまでも日本旅行ですが、


今回は家族抜きで一人なので名所旧跡観光は一切せず、主に冷房の効いた所で久し振りに会う人たちと飲み食いするだけで、忙しいのは口と胃袋のみ。


花火、温泉、歌舞伎、寄席、という日本文化に触れるのも楽しみ。


パートタイム勤務になったからこそ3週間も休暇が取れるわけで、こんなに長い間日本に滞在するのは25年前の産休以来で、いよいよ、半悠々自適生活を謳歌できるわけです。


ブログ更新がどれくらいできるかわかりませんが、すっかり浦島太郎になってる私、逆カルチャーショックも結構あるかも。




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元気に日本に着きました

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フランクフルト経由で中部国際空港に今朝到着しましたが、空席も多く、心配してた耳も問題なく、元気です。


本格的な夏の到来と一緒になってしまい、今日の名古屋は37度。明日からも連日ギラギラだそうですが、これくらいなら大丈夫かな。


今日は炎天下でお墓参りやら実家の用事を色々済ませ、明日は名古屋に遊びに行きます。




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名古屋だぎゃ

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8月8日(木)


幸い時差ぼけもなく、元気に一日遊べました。覚悟してきたせいか、暑さも特に気にならず。


今日は名古屋でしたが、ブログ仲間の方がご一緒して下さって、椿姫的名古屋の楽しみ方をたっぷりできて満足じゃ~っ!の巻アップ


まず、これだけは外せないラーメン熱々の山本山の味噌煮込みうどんを中日ビルで頂いた後は、私にとっては阿片窟、いやパラダイスのコメ兵へ行こみゃーっ走る人


もちろん、狙いはリサイクル着物で、めっちゃんこ安いし、次に来られるのはいつかしらんと思うと、ついあれこれ予定外に手が伸びて、袷の着物2枚、帯3本、帯揚げ7本、と欲張ってしまいました。 「あら、それ良いじゃない、貴女が買わないんなら、私が頂くわ」、とか言い合うと楽しくてね。


で、これだけで結構な重さになってしまったので、嵩張る買い物はこれにて終了。


松坂屋では30分近く並んで待って、大人気の赤福氷も頂きました。


JR乗り放題切符もゲットして、明日から西に東に駆け回る予定で、まずは関西へ行ってきま~す新幹線




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大阪で、アクション歌舞伎と花火大会

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8月10日(土)


少し遅れてやってきた時差ボケに苦しみながらショック!、関西でフル活動してる私DASH!


今日は大阪で、新歌舞伎座と淀川花火大会へ。


新・水滸伝」は、「三代市川猿之助が創り上げた新趣向と臨場感あふれる壮大なスケールの大冒険活劇」という宣伝文句通りのアクション歌舞伎で、わかりやすくてサービス満点。オペラみたいなカーテンコールもありましたよ。


生演奏ではなくてテープだったのは残念だったけど(拍子木だけは生)、主役の市川右近さんはじめ役者さんたちは皆さん上手で、特に、清楚な市川笑也さん、凛々しい市川笑三郎さん、艶やかな市川春猿さんの三人の女形がとても魅力的でしたおとめ座



打ち上げ花火一人で行った淀川花火大会は天国と地獄。


6500円近くも払った指定席は前から2列目だったので完璧に見えて大満足し、風向きが幸いして煙も邪魔にならなかったし、川面に映る姿も美しく、特に、初めて花火が川に落ち入るのを見たのですが、火と水の交わる様子は珍しくて感激キラキラ


有料は初めてでしたが、今まで行った花火大会の中ではベストな鑑賞環境で、規模も大きいし、是非また来ようと思ったのですが、その後がまずかったむっ


芝生の土手だったのですが、ずーっと長い距離が閉鎖されてて、数万人が右往左往。「おんどりゃー、出口は一体どこやねんっむかっ」、という怒号が飛び交う中、気絶する人、担架で運ばれる人・・。まるでスチームバス状態の蒸し暑さの中、歩いてちょっとの駅まで行くのに、1時間45分も掛りました。毎年やってるイベントなのに、信じられないお粗末な運営。ここまで来ると、笑っちゃうしかないけど、家族が一緒でなくてよかった。日本の恥だわ。(因みに、4年前に家族と来た時は琵琶湖花火大会に行きました)


というわけで、折角の素晴らしい花火大会が台無しでしたが、でも、ずっと後まで覚えているのは花火の美しさとドーンという体が震える臨場感だろうし、花火が大好きな私には今回の日本旅行のハイライトでもあり、やっぱり行けて良かったです。


家族が一緒ではできない関西らしい楽しみ方といえば、そりゃ寄席でしょう、ということで、明日行きます。

寄席と日帰り温泉

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8月12日(月)

ついに40度を超す所も出てきた猛暑の日本でうだりながらも、仕事しなくていいだけでも恵まれていると感謝しつつ、美味しいものを頂いたり温泉につかったりして毎日楽しくてたまらない私チョキ



将棋

昨日は友人と大阪の繁昌亭という寄席に久しぶりに行ってみました。


なんでも近くで見るのが大好きな私、今回も最前列に陣取ったのですが、まだ時差ボケが抜けてない上に、昨夜の花火大会の疲れが残っていたのか、3時間以上も起きているのはしんどくて、「こらっ!こんな目の前で居眠りしたらあかんで~! 舞台で頑張ってはる噺家さんたちに対して失礼やないかい」、と思って頑張ったんですが、中盤戦で墜落ぐぅぐぅ


でも、他にも沢山居眠り組がいたようなので、繁昌亭さんも、出演者の出る順番を考え直した方がいいのではないでしょうか? 若手から順に出てるようですが、これでは後半の中堅の芸人さんが不利だ。


などということを私ごときが口出すことではないですが、昨日の出し物の中では、トリの桂きん枝さんの大げさ過ぎない話術と表情がさすがだったし、歌舞伎の声色が上手だった桂米左さん、徳之島の方言が面白かった落語家さんが良かったかな。

でも、一番すごいと思ったのは、ラッキー舞さんという40才くらいの女性曲芸師で、傘芸やスリル満点のナイフでの皿回し等、美しい日本の伝統芸が見事でした。


温泉

今日は赤穂浪士で有名な赤穂で友人と日帰り温泉を楽しみました。知りませんでしたが、赤穂温泉という所があるのです。

海の幸を中心にした会席料理をお腹一杯いただいてから、露天風呂へ。

お料理は、今まで頂いた中で一番美味しかったというほどでもなかったですが、海と島々を眺めながらゆっくり入るお風呂は最高の気分。私が生まれ育った伊勢湾よりも瀬戸内海の方が景色いいですしね。


ラーメン

今日は神戸にいますが、明日は広島でランチ、夕食は京都、とJR乗り放題切符を有効活用中。京都には一泊だけして、その後東京に向かいますが、友人と食事しながら喋るだけというブログネタにはならない日が続きますので、しばらくは食べることに専念することになるかも。

どれだけ体重を増やせるか、楽しみぶーぶー

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