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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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日本から持ち帰った着物と帯でお出掛け3回

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<19th Sept Thus>

昨日までのオペラ&コンサート5連ちゃんが終わり、今日は久し振りに早帰り。毎日フルに仕事にも行ってる長い週で、風邪気味だったのでジムでお昼寝しながらなんとか乗り切ったけど、あ~っ! 明日も又オペラだ。

5連ちゃんの最初3回は着物で行ったので、一気にアップしちゃいましょう。

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今回の日本、一人で帰りにお琴も担いでこなくちゃなので、スーツケースはあまり重くはできず、せいぜい夏の薄物か半幅帯、小物くらいにしておこう、夏の洋服も欲しいしね、と思っていたのですが、到着翌日に早速名古屋大須の着物リサイクル店に行ったら気に入った着物や帯があったので、久し振りでもあり、誘惑には勝てず、あれこれ買ってまったがね。


後で冷静に考えると、どれも似たようなものを持ってるんだけど、一人だとすでに持ってるものを頭の中でリストアップする余裕もあるのでしょうが、買い物に付き合って下さった方を前にグダグダ迷うのもかっこ悪いし、次はいつこんな機会があるのかわからないし、えーい、もう取りあえず買っちゃえ~っ、と。持って帰れないのであれば捨ててもいいくらいのお値段でしたしね。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
1 9月14日(土) ROH 


11時からのフィガロの結婚のリハーサルに行きました。


少し黄味を帯びた水色の花柄小紋と濃いピンクの総絞りの名古屋帯は、一緒に着物で出掛ける仲間が数人いたとして、その方たちがどんな着物であっても、違和感なく溶け合える応用範囲の広い色柄で、もし一枚だけしか着物を持てないとしたらこれでオッケーよね。


とは言っても、私は一人だし、周りに煩いおばさんもいないし、第一、たくさん持ってるじゃないの。


はい、そうですね、なんだかんだ言い訳しても、要するに、気に入ったから抵抗できなかっただけで、花柄を増やすのはのはやめようと思ってるのに、水色には弱い私。

絞りの帯はカジュアルな着物にも合いそうでしょ。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
2 9月15日(日) バービカン 


リゴレットのオペラコンサートに行きました。


殺風景なバービカンは着物で行っても絵になる背景がなくてつまらないのですが、いくら場所に事欠いたと言っても、なにもトイレで写真撮らなくても・・・トイレ


でも、この3階のトイレは明るくていつも空いてるし、後姿も鏡に写って、なかなか良いかも。


こんな甘いピンク、60代の私が買う代物じゃないのはわかってますけど、海外だからいいことにしましょう。といういつものキャッチフレーズで。


この紺地に赤い椿の半幅帯だけは大須のコメ兵ではなく、銀座のプランタンで買ったので、化繊なのにこの中では一番高かったのですが(浴衣売場ですからしれてますけど)、これはもう買わないわけにはいかないでしょう、自称椿姫としては?DASH!


私のために売れ残っててくれて、ありがとう!と、もちろん即決。


この着物との相性がベストとも思えませんが、この3日間のテーマは日本から持ち帰ったものを使うということなので、こういうコーディネートになりました。


ちょっと前に今回持ち帰った蜘蛛の巣柄の半幅帯もご披露しましたが(→こちら )、増やすのであれば半幅帯にしようというのが狙い。海外では四角いお太鼓よりも文庫とかが分かり易いと思うので。はい、違う結び方も試してみます。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


3 9月16日(月) Wigmore Hall


スペイン人テノールのセルソ・アルベロのリサイタルに、ブダペストにもご一緒したPrimroseさんと。

最前列ど真ん中で彼の目の前に座り、終了後に舞台裏の部屋に真っ先に駆けつけることができるわけだし、折角だから一緒に写真撮ってもらいましょう。

そうだ、前日のピンクの小紋はPrimroseさんにぴったりだから、いつかお召しになって頂けるといいな。


この緑のあっさりした柄の着物は日本を去る前日にコメ兵で買ったものですが、軽くて持ち運びが楽なので、海外遠征にも便利かも。化繊だから汚れても平気だし。


私はカジュアルな帯が徹底的に不足してるので、この赤い格子帯は重宝する筈。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


実家の母から無理矢理持たされたのもあるし、持ち帰ったのはこれで全部ではありませんが、他のはまたそのうちに。


今年は着物お出掛けをサボってて回数が激減ですが(一覧は→こちら )、これで9月は4回だし、年間通算でやっとこさ20回も越えました。30回を目指して頑張ってみようかしら?




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リゴレットのコンサート 

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<22nd Sept Sun>

久し振りにゆっくりできた週末、家から一歩も出ずにパソコンにかじりつく私のすぐ横で、ゲーム「どうぶつの森」を飽きずにずっとやってるトーチャン。気が散るから他の部屋でやってくれればいいのに。

ネットで「あまちゃん」の無料動画を観るのは最近どんどん難しくなってるらしくてすぐ消されちゃうので、先週分は観られてないのだけど、最初の頃のをまとめて観られるサイトを見つけ、これも削除される前に観なきゃと焦って、土曜日は30話くらい一気に観ました。NHKが取り締まっているのだろうけど、それなら海外でも有料オンデマンドを観られるようにして下さいよね。ありがたいことに民送はゆるいようで、半沢直樹の最終回は観られました。でも、日本のテレビ番組を観るのはこれでもう止めて(トーチャンと一緒に観られないもんね)、溜まったオペラやコンサート記事を片付けましょう(ブログだってトーチャンは読めないけど、いいのか?・・いいのだ)。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

9月15日の日曜日のLSOのシーズン幕開けコンサートはコンサート形式のリゴレットでしたが、オケも歌手も素晴らしくて、大いに盛り上がりましたクラッカー


リゴレットってどんなお話なのかな~?と首をかしげる方は過去の記事をご覧下さいですが(→こちら )、


要するに、


せむし男のリゴレットは公爵家の道化役。自分が仕える好色の公爵に娘ジルダをてごめにされ、復讐に殺し屋を雇って公爵暗殺を計るが、公爵を愛するジルダはその陰謀を立ち聞きし、自ら身代りになって殺されるという悲劇。ヴィクトル・ユーゴー原作ですから、オペラによくある荒唐無稽のバカバカしいお話ではないし、音楽もヴェルディの中では一番の傑作だと思うし、オペラを初めて聴く方にもお勧めです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
Verdi
Rigoletto

Gianandrea Noseda conductor

Dimitri Platanias Rigoletto
Desirée Rancatore Gilda
Saimir Pirgu
Duke of Mantua
Gábor Bretz
Sparafucile
Julien Dran Matteo Borsa
Jean-Luc Ballestra Marullo
Josè Maria Lo Monaco Maddalena
Madeleine Shaw Giovanna
Matthew Hargreaves Count Ceprano / Usher
Susana Gaspar Countess Ceprano / Page
Wojtek Smilek
Count Monterone


London Symphony Chorus
London Symphony Orchestra



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

私の席は、いつもの通り最前列のほぼど真ん中。指揮者のすぐ後ろで、言わばオーケストラの一部みたいなものですから、その臨場感たるや、近くで接するのが好きな私にとってはこれ以上の位置はありますまいチョキ


汗がポトポト滴り落ちる指揮者ノセダの男性的できびきびとした身動きを見上げながら、体中で感じる、というよりも包まれてるような大迫力で、今回は特にリゴレットのオケ音楽を、並みのオペラ専属オケよりは上手なLSOで堪能して、久し振りの感覚に何度も体が震えましたアップ


いくらオケが素晴らしくても、歌手が下手であれば台無しですが、これも文句なしで、コンサート形式だけど全員暗譜で演技もしながらだったので、細かい表情までしっかり見える私はフルステージのオペラよりも物語として楽しめました。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
   
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


にゃー一番楽しみにしてたのはジルダ役のデジレ・ランカトーレ


日本ではよく歌うくせに、ロンドンにはちっとも来てくれなくて、たしかちょっと前に急な代役でROHに一回だけ出たのですが(リゴレットかな?)、切符を持ってない日だったので聴き逃し、ROHでホフマン物語のオランピアでマルセロ・アルバレスと共演して以来ですから、生で聴くのはなんと13年ぶり


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体も声も一回り太くなったランカトーレ嬢は、いまや華やかなスター歌手ですから、歌にも演技にもオーラが出てました。ジルダ役にははかなげでピュアなシウリーナの声の方が私の好みですが、やっと旬のランカトーレをまじかに聴けて大満足ニコニコ


ワンピースインターバルでドレスも着替えてくれて、前半はストラップレスの銀ラメ(カーテンコールがなかったので写真はなし)、後半はこの黒いドレス。どちらも素敵なドレスだし、物語の進行とジルダの心境に合わせるために変えてくれたのは感謝しますが、写真ではわからないけど特にこの黒いスリムなドレスは彼女の体型に適しているとは思えず、ちょっと残念。お腹の肉がもろにわかってしまうこんなデザインや素材ではなくて、上手にカバーすれば、金髪巻髪の美人度が更にアップするんじゃないかなあ。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
しっぽフリフリ
女たらしの公爵は、3年半前のROHのトラヴィアータ(→こちら )で大ファンになったサイミール・ピルグ


椿姫とリゴレットでの役柄の違いを考慮に入れても、あれ以来躍進目覚しいピルグ君はスターらしい華が備わって歌も演技も余裕で、オペラきっての色悪男をチャーミングに演じてくれて、目が離せませんでした。3年前より随分垢抜けて男前になったことラブラブ!


この翌日に聴いたセルソ・アルベロ君と共に30そこそこのテノールのトップを走ってるピルグ君、今度はいつROHに来てくれるのかなあ、と私の首はすでに長くなりはじめてるので、早く来てね。あちこちで売れっ子だから無理かしら。


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クマリゴレット役のディミトリ・プラタニアスは、グリゴーロ目当てで何度も観た1年半前のROHのリゴレット(→こちら )で嫌というほど聴いたので新鮮味はないし、ROHの時同様、演技が下手なので、 なるべく見ずに歌だけに集中してたのですが、輪郭のはっきりしないバリトン声は好みではないとは言え、立派な歌唱で、はじめて彼のリゴレットを聴く人は感動したに違いないです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

脇役さんたちもほどほどに上手で(特に殺し屋スパラフチーレ役が良かった)、迫力あるオケ演奏とルックス面も含め理想的な三つ巴の主役トリオで、舞台セットはなくてもリゴレットの素晴らしさが今更ながらよくわかった印象的なパフォーマンスでした。良い作品は何度聴いても飽きませんね。



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セルソ・アルベロ(テノール)のリサイタル @Wigmore Hall

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<24th Sept Tud>

晴れ朝の霧が晴れたら、日向ぼっこでもしたいようなうららかな日差しに。でも、悲しいかな、仕事が忙しい時期なのでオフィスに遅くまで居残りの私。パートタイム勤務になってゆったりできる筈だったのに、なかなか思い通りにはいきないものだむっ

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9月16日の月曜日、5連ちゃんの真ん中の日は、セルソ・アルベロのリサイタル。


セルソ君は、2年前のROHの夢遊病の女(→こちら )で大ファンになったスペイン人の若いテノールですから、気合を入れて最前列の席を確保しましたDASH!


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
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Celso Albelo tenor

Juan Francisco Parra piano

Turina : Poema en forma de canciones
Guastavino : Pampamapa/Ya me voy a retirar/ El sampedrino
Ginastera: Canción al arbol del olvido
Brandt :Besos en mis sueños

interval
Penella: Detén tu lado paso from Don Gil de Alcalá
Vives : Por el humo se sabe donde está el fuego from Doña Francisquita
Lecuona: Danza de los Ñáñigos
Donizetti : Una furtiva lagrima from L’elisir d’amore/Tombe degli avi miei… Fra poco … Lucia di Lammermoor/Spirto gentil La favorita
Verdi : La donna è mobile Rigoletto

アンコールはチレアのLamento di Federico (La Arlesiana)と、ドニゼッティの連帯の娘      

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最近はウィグモア・ホールに拠点を移した、ローゼンブラット・リサイタル・シリーズですが、弁護士さんのお道楽のおかげで、ウィグモア自身のシリーズより値段が安いのもありがたいし、それよりも、これはローゼンブラット氏の意向に違いないのですが、プログラムが前半は各歌手の出身地ソング、後半はオペラのアリアという構成になっていることが多く、がらっと雰囲気が変わるのが嬉しいです。

特に今回その違いを大いに楽しめたのは、セルソ君が歌い方まで全く変えてくれたからで、前半のスペインの歌の時は実に軽やかでソフトで明るくて、うっとりするような美声キラキラ。 曲の感じもナポリ民謡か太陽の香りのするようなカンツォーネ風なのが多かったので、「夏の半野外レストランでギター伴奏に合わせて上手な地元青年が甘い歌をすぐ隣で歌ってくれてる」ような感覚に陥り、うっとりラブラブ


後半はお馴染みのオペラアリアで、こんなすぐ目の前で歌われたひにゃ耳がおかしくなりそうな声量でビンビン。小さなウィグモア・ホールには迫力あり過ぎですが、ご存知の通りまじかで感じるのが大好きな私ですがら、「きゃー! 鼓膜破れちゃうかも~耳えっ」、と嬉しくてたまりません。

アンコールはチレアの  と連帯の娘のメザミアリア。残念ながらハイCが完璧に突き抜けなくて、フローレスのようにはいきませんでしたが、そりゃフローレス王子のように歌える人はいないから仕方ないでしょ。


ハンサムでもないし特に声に個性がないので大スターにはなれないかもしれないけど、これだけ上手であれば当然すでに売れっ子のセルソ君。忙しいのに、こんな小さなホールにまで来てくれてありがとう。又ロンドンに来てね。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
映画

最近のローゼンブラットのシリーズは暫くしてからテレビ放映されるのですが(全部かどうかはわかりませんが)、それに先駆け、このリサイタルの様子が一部がすでに公式にYoutubeにアップされてます(→こちら )。(この中で、画面の右下によく出てくる黒い頭は私で~すチョキ


ウィグモア・ホールの嬉しい伝統ですから、終了後に舞台裏のグリーンルームにPrimroseさんと一緒に真っ先に駆けつけました。


ちょいと太目でミニ丸ちゃん(マルセロ・アルバレス)という感じの素朴な好青年です。

さて、ローゼンブラットのリサイタルで次に行くのは、なんとレオ・ヌッチ(12月12日、カドガン・ホール)。
ローゼンブラットさん、なかなかやるじゃんクラッカー  この調子でこれからも出血サービスで凄い歌手引っ張ってきて下さいね。



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着物で、歴史的なミドル・テンプル・ホールのコンサートに

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<25th Sept Wed>

いっそあの時すっぱり退職してればよかったかしらと思うこともある今日この頃、元気に働けるのはありがたいと思わなければいけないんでしょうか・・ショック!・。 でも、忙しくても着物を着るには良い季節ですから今月は頑張ってて、一昨日は9月で5回目の着物お出掛けでした。

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9月23日の月曜日、ドイツ人ソプラノ、アネッテ・ダッシュのリサイタルに行きました。


テンプルにあるミドル・テンプル・ホールは私が大好きなかつての晩餐会ホールで、エリザベス一世も時々いらしたとのこと。16世紀建造のホールと周辺については、一年前の記事をご覧下さい(→こちら )。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


キラキラ美しいでしょう? 特に天井が素晴らしいでしょう? 映画Shakespeare in Love(恋におちたシェイクスピア)のロケにも使われたそうです。


私の席は、上の写真の壁際のベンチなので、お尻が痛いのがナンですが、15ポンドだから文句は言えないです(一番高いふかふかそうな立派な椅子席は45ポンド)。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

何度かコンサートに来てますが、一度着物で来たかったのよね~。


でも、大ホールは暗過ぎて、写真がうまく撮れないわ。

それなら、インターバルでドリンクする所に行ってみましょう。素敵なお部屋がいくつかあるの。


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ワインあ、すでにワイングラスが用意されてる。


なんとこれ、無料なんですよ。普段は法曹界の集会所だそうで、料金をチャージしてドリンクを提供する設備がないからなんでしょうけど、一番安い席は5ポンドだから、それでワイン飲み放題ってお得でしょ。コンサートは大したことなくても、素晴らしいホールの見学とワイン飲めるだけでもお勧めです((この日のコンサートは素晴らしかったのですが、それは又あらためて)。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
主に二つの部屋でインターバルにドリンク頂くのですが、そこそこ明るし、コンサート開始前は誰もいなくて静かだから、写真撮っちゃおう。ここに着物で立ってみたかったわけですから、しつこく私の着物姿が出てくるのをお許しください。


廊下にも由緒ありげなパネルがびっしり壁に掛けられています。目的はわかりませんが、古いものから新品まで色々。


歴史を感じさせる重厚なホールに相応しい古典的な着物にしようと選んだのはこの白地の小紋。


赤い線の花がびっしり邪魔しててわからないでしょうけど、よーく見ると、お屋敷と御所車も描かれているんですよ。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
少しくすんだ赤い地色に控え目な金が施されたアンティークの名古屋帯の鏡裏文柄も宮廷風で、このホールにぴったりと思うのですが、いかがでしょうか?


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ムスメが関連した映画Thor2 The Dark Worldを観ました

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<2nd Nov Sat>

我が家から地下鉄で一駅のウェンブリーに新しくできたショッピングセンターにトーチャンと行ってきました。

お店やレストランはどこにでもあるチェーン店ばかりなので面白くないですが、すぐ隣に有名なサッカー場ウェンブリー・スタジアムがそびえてて、素晴らしい眺め。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

9つのスクリーンを備えた映画館もあり、今日はそこで映画Thor 2 The Dark Worldを観るのが目的で、ムスメが主人公のコスチューム作りに携わった作品ですから、公開を楽しみに待ってたんです。ムスメはすでに関係者試写会で観て、「良い映画だよ」、と興奮してましたしねDASH!



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新聞批評はまちまちだけど、良く出来たアクションヒーロー物だと思います。


CGはいくら素晴らしくてもすぐにもっと凄いのが出てきてすぐに色褪せるわけけど、このThor 2はアクションだけでなく魅力的な主役カップルのロマンスもあり、英国のお家芸である演劇畑で訓練された悪役の弟の演技力もなかなかのもの。アカデミー主演女優賞取ったナタリー・ポートマンも出てるし、ムスメがこの映画の準備で働いてたロンドン郊外のシェパトンスタジオで撮影されただけじゃなくて、ロンドンが舞台になってるのも嬉しい。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
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ラブラブ!

しかし、なんと言っても、私にとってこの映画の魅力は主役のクリス・ヘムズワースで、ムスメの作ったコスチュームを見るのが目的の筈だったのに、どうしてもヘムズワースの顔にばかり目が行ってしまったくらい。


でも、その衣装だけずっと着てくれてるのはありがたいんだけど、彼の一番のお宝である逞しい上半身の裸が十数秒しか出てこないのが勿体なさ過ぎしょぼん


北欧神話に基づいた雷神ソーはこれしか着るもの持ってないらしいですが、全部ムスメが作ったわけではないけど、上半身のかなりの部分を長時間掛けて数着分作ったそうです。


ひらめき電球

ところで、「あら、この俳優さん、椿姫さんがレストランで遭遇してツーショット撮らせてもらった人ではなかったかしらね?」、と覚えてらっしゃる方もいるかもしれません。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
でれでれ~、そうなんですよ~キスマーク


去年夏にマナーハウスに一泊した時のランチで隣の席に彼が来てくれましたもんね。撮影開始直前に家族(奥さんと産まれたばかりの赤ちゃんと義母とおぼしき女性)と泊りに来てたんでしょう。部屋も隣だったんだけど、私たちが到着したらすぐに彼らはチェックアウトしたに違いないのは残念だったけどね。同じ日に泊ったのであれば、もしかしたらプールでも会えたかもしれないのに、と想像するだけで鼻血が出そう・・・ショック!

ま、半袖Tシャツの逞しい腕が見える姿の写真撮れたので、それで満足することにして、そのツーショット写真を又自慢気にご披露しちゃおう。クリックで拡大します(その時の記事は→こちら  )。



映画日本では、マイティ・ソー ダーク・ワールドという題名で公開は来年2月のようですから、えらく待たなきゃいけないですが、是非観に行って下さいね。近くなったら又ここで宣伝しま~す。


尚、ご覧になる時は、長いけど最後のクレジットが終わるまで映画館を出ちゃ駄目ですよ。その後に大事なシーンが残ってますから。それを知ってて最後までいたのは私とトーチャンだけでした。



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ムスメの誕生日

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<4th Nov Mon>

くつ一昨日の土曜日はロイヤルバレエの金子扶美ちゃんの2回目のドンキホーテだったんですが、残念なことに膝を痛めて、一幕目の途中で降板してしまったそうです叫び。私は行きませんでしたが、聞くところによると急に幕が降りて、20分後に代役のマリアネラ・ニュネスが登場。相手役はマリアネラのご主人でよく一緒に踊ってるカップルですからスムーズにいったようですが、嗚呼、扶美ちゃん、折角の大役抜擢だったのに残念しょぼん。結局一度しかカーテンコールがなかったわけですから、私が撮った写真も、知り合いを通じて扶美ちゃんのお母様にも送って頂いたのですが、希少価値が出るかもしれませんね(→こちら )。

ブリュッセル記事、準備中なのですが、今日はムスメの誕生日だったので、そちらを優先。

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祝日今日はムスメの26歳の誕生日。


昨日の日曜日は、私の誕生日を真似したのか、BF君とシャードという高層ビルの展望台に行き(私が行った時のことは→こちら )、秋晴れで素晴らしい景色を楽しめたそうです晴れ


今日も良いお天気でしたが、私は午前中だけ働いて、BF君も一緒に4人でお祝いランチ。ムスメの希望はいつも日本食で、今回はボンド・ストリート駅近くのIkedaに行ってみました。


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お寿司が売り物ということで、皆がお寿司を頂ましたがお値段の割にはどうってことないけど、最近なんちゃってジャパニーズレストランが横行する中、ロンドンでは老舗のちゃんとしたお店で雰囲気は悪くないし、ムスメたちは充分喜んでくれたのでいいことにしましょう。

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バスDASH!

ランチ後は、親子三人でショッピングでもしよまいということで、バスでハロッズへ。


キッチン用品を中心に見て回り、結局何も買わなかったけど、店内にカフェがいくつかある中で、チョコレート好きのトーチャンがGodiva Chocolate Cafeというのを見つけたので行ってみました。さすがハロッズ、さすがゴディバ、小さなケーキが9ポンドもしたのですが、すごく美味しくて幸せな気分コーヒーケーキ


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チョコレート色の店内、ウェイター君は背景に溶け込み過ぎにひひ


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チョコレートブリュッセル以来、美味しい高級チョコレートに目覚めた私たち、ブリュッセルで買ったのと同じチョコレートをロンドンで買ったらいくらするのかと思って食品売り場に行ってみたら、種類がたくさんあるのではっきりとはわからないのですが、少なくとも1.5倍はするようで、ハロッズだから特に高いのかもしれないけど、そんなに差があるなら、もっとたくさんブリュッセルから持ち帰ればよかったかな・・。



ともあれ、一人娘が順調に成長してるのは嬉しいですが、このブログを始めた時は高校生だったムスメが四捨五入すると30歳になったなんて・・・ガーン


娘自身も「・・・私、こんな年になっちゃったのね」、と言ってたけど、そりゃそうだ、母親が60代なんだもん。


でも、まだこれからが長い人生、彼女がずっと幸せでいられますよう・・・クローバー



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今回は、日本の林業の現状や日本の資源である国産木材の効果的な利用について解説!

ブリュッセルのモネ劇場

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のろのろ続いてるブリュッセル旅行記、今日は旅行のきっかけとなったモネ劇場について。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
   
Théâtre Royal de la Monnaie (La Monnaie)はロケーションも抜群で、1,700人収容という理想的なサイズのヨーロッパの典型的な歌劇場。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
白いエントランスホールは明るくて、天井絵がカラフル。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


水色のプリーツのホルターネックのワンピースはハンブルグで着た赤いのと同じデザインの色違いで(→こちら )、この季節には上着が必要なので、写真では光ってみえないでしょうけど、ラメ入りの黒いカーディガンを羽織って。


でも、その赤いのを着てこなくてよかった。階段や床のカーペットも赤だから埋もれてしまうとこだった。


  London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

ワインドリンクをするホールは程よく金々ゴテゴテで良い雰囲気だけど、他にドリンクするスペースはなさそうなので皆がここに来るのか、狭くて人がひしめいたのが減点。



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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

客席もロビーと統一感があって素敵で、大き過ぎず小さ過ぎず、理想的なサイズ。

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一番後ろからでもそんなに遠くないですね。私たちの席は最前列の隅っこだったので、舞台の床が見えませんでした。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  

やっぱりクラシックなオペラハウスの天井にはシャンデリアがなくっちゃね。ここのはなかなか優雅で私好み。


しかし、問題はトイレトイレしょぼん


私が座ったストール階には女性トイレが2つしかない上に通路もやけに狭くて、その奥にある男性用に行く人とも譲り合わなければならないほと狭いスペース。女性トイレが不便なオペラハウスは多いけど、ここは最悪。西洋人は日本人ほどトイレに行く回数が多くないのでその割には混まなかったけど、次回は女性用のある左側の席を確保しなくては。

てな感じで、モネ劇場は全ての面で素晴らしいとはとても言えなくて、有名歌手がしょっちゅう出るわけでもないけど、パリ同様、日曜日は午後にパフォーマンスをやってくれるのでロンドンからならユーロスターで簡単に日帰りでも行けそうなのが利点かしら。


今回観たのはモーツァルトの皇帝ティートの慈悲はなかなか良かったですが、それについてはまた別に。


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ところで、ブログを始めてから、観光がてらヨーロッパ大陸のオペラハウスやコンサートホールに結構行っってるので、わかりやすいように「ヨーロッパのオペラハウスとコンサートホール」というテーマでまとめてみました(→こちら )。

ざっと街を挙げてみると、バルセロナ、マドリッド、パリ、ウィーン、ベルリン、ミュンヘン、ハンブルグ、ドレスデン、ストックホルム、ミラノ、ナポリ、ヴェローナ、べニス。

まだまだ他に行ってみたい所はたくさんあるので、せっせと出し物と歌手を調べてみよっとDASH!




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ブリュッセルのレストラン

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<9th Nov Sat>

「君、パートタイムになっても何も変わらないね。給料が減っただけじゃないのか?」、とトーチャン。たしかに。オペラやコンサート、着物お出掛けとブログに書き残しておきたいことが溜まる一方だ。どれを諦めようか考えないといけないけれど、今日はとりあえずここまで来たら途中でやめるわけにも行かないブリュッセル旅行についてにしましょう。

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10月18日から21日までのブリュッセル旅行中は、朝はホテルで買い置きのパンとかで、ランチは至る所にあるワッフル屋で買って立ち食いしたりチョコレートをつまんだりして済まされてしまいましたが(ワッフルなんて何枚食べたことか・・・)、夜だけはちゃんとレストランで食べました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


10月18日(金)


まずは初心者観光客らしく、グランプラス近くのイロ・サクレ地区に行ってみましょう。カジュアルなレストランがずらっと並んでいる賑やかなエリアですが、ぼったくるお店もあるということで、そんなら、地球の歩き方に出てるお店なら少しは安心できるかなと思い、シェ・レオンChez Leonというベルギー料理店に。緑のライトのお店です。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


トーチャンとシェアした前菜の海老コロッケは中がとろりとして美味。飲み物はもちろんビールビール


メインは、そりゃやっぱり最初の夜はムール貝でしょうということで、私は少なめのムール貝とチップスのセット(15、6ユーロ)にしましたが、「さすが、本場のムール貝だ、特別にいける!」、というわけではなく、「なーんだ、これならロンドンで時々行くベルゴというカジュアルチェーン店の方が美味いわ。スープに味がついてないじゃん」、とがっかり。この値段なら仕方ないけど量も不足で、かさ上げのために貝の下に沢山入ってたセロリやキャベツも全部食べたわ。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ムール貝があまり好きではないトーチャンはポークブタ


デザートも食べたかったけど、イライラするくらいサービスがのろいので、それ以上待てずに、また道でワッフルをかじったのでした。


後になってロンドンにもこのお店は進出してるのがわかったけど(→こちら )、果たしてロンドン店は迅速なサービスと美味しいスープを提供してくれるのでしょうか?


   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



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19日の土曜日は電車で1時間の運河の街ブリュージュ電車


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午後からどんよりして小雨が降ったりしてた中、5時頃に突然すごい土砂降りに雨

仕方ないので目の前のレストランに逃げ込み、まだ夕食にはちょっと早いけど、雰囲気良いお店だったしここで食べることにしたんですが、これが大正解クラッカー


ベギン会修道院の隣のマクシミリアンというお店ですが、修道院から抜け出してきた(?)サングラスの尼さんが目印にひひ

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お肉焼いてる囲炉裏の脇のコーナー席で、窓の外は白鳥が泳ぐ愛の湖公園。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
すぐ近所で作ってるビールを頂きながら、私はまず又ムール貝(トーチャンが何を食べたかは覚えてない)。前菜なので量は少ないけど、ガーリックとペストのソースが最高に美味しくて、ムール貝専用のお皿までなめてしまいたかったくらいキスマーク

    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


おうし座メインは二人ともビーフシチューでしたが、しっかり煮込んで柔らいお肉と品の良いソースで、これも丸。


「メニュ」と呼ばれるツーリスト用セットなので、デザートはありきたりのアイスクームでしたが、英語の上手なウエーターさんたちもキビキビして感じの良いレストランでした。

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最後の夜はオペラが終わった後にあちこち歩き回って散々迷った挙句、結局、最初のシェ・レオンの隣にあるお店に落ち着きました。シーフード専門のお店が立ち並ぶアーケードで、かの小便小僧ならぬ小便小娘(→こちら )はこのお店の角を曲がった行き止まりの路地にあります。

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昨日も一昨日もチップスだったので、さすがに今日はおイはモ避けたくて、それならパエリャしかないわね。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
二人で40ユーロのパエリャ、具もたくさん入ってて、今まで食べたパエリャの中でベストかも。スペインで食べたのより美味しい。


半野外なんですが、アコーディオン奏者4人とダブルベース一人のおじさんバンドの掛け声入り演奏もとても上手で、さらに賑やかなムードを盛り上げてブリュっセル最後の良い思い出になりました。


で、デザートは又通りのワッフル屋さんで。でも、クリームがのってるワッフルをうんと小さなフォークで食べるのは至難の業だ。


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ロンドンに帰る日のランチは、美術館のカフェで頂き、私はハンバーガーとチップスでしたが、写真をご覧にいれるほどのものでもないので、午後のティーのお店をご紹介します。


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証券取引所の隣にあるファルスタッフFalstaffは勿論シェークスピアの戯曲でヴェルディのオペラにもなってる自信過剰なおじさんのことですが、アールヌーヴォーの内装が素敵でしょ。


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実はブリュッセルはアールヌーヴォーで有名なんだそうです。アールヌーヴォーの父と称される建築家の家や集合住宅も見学できるのですが、時間がなくて行けなかったのでせめてこのブラスリーでと思ったのですが、ちゃんとした食事もできるお店で、値段もリーズナブルのようです。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

私たちはブリュッセル・ワッフルを注文。


ワッフルには2種類あって、そこら中で売ってて立ち食いするのはどっしり重くて砂糖が焼きこんであるリエージュ・ワッフルでしたが、このブリュッセル・ワッフルはさくっと軽くて、全く違う食感。イギリスのスーパーとかで売ってるワッフルはこのほとんどブリュッセル・ワッフルでしょう。



というわけで、少なくとも夕食だけはなんとかちゃんとありつけたので満足でしたが、日中は歩きながらワッフルやチョコレートを食べ続けたので、4日間で2キロ増。ベルギーは太る街だ。



メモブリュッセル旅行記はブルージュ観光、美術館、オペラ鑑賞と続く予定です。他の記事も混ぜながらね。




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フリーメイソンに着物で

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<10th Nov Sun>

急に冷え込んで一気に冬の到来。でも今日は空気は冷たいけど青空でとても気持ちが良かったので、トーチャンと散歩がてらウェンブリーまで40分掛けて歩き、先週に続き映画を観てきました。Gravity(重力)というハリウッド映画で(邦題はゼロ・グラビティ)、サンドラ・ブロック扮する女性宇宙飛行士が宇宙で散々な目にあうというSFというよりは災難映画。よく出来た映画とは思いますが、宇宙の物理なぞさっぱりの私より、宇宙大好き人間で知識もあるトーチャンの方がずっと楽しめたはず。矛盾にも気付いてしまうわけだけれどUFO

ブリュッセル旅行ばかりではナンですから、今日は着物関連にしましょう。

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10月29日は着物でさる日本イベントに行きました。


この二日前に東北チャリティパーティーでお琴を弾いたときは派手な赤いおべべでしたが(→こちら )、今回は年齢相応にすべく、ぐっと渋くしてみました。

着物仲間から頂戴した抹茶色の訪問着と、すごく気に入って自分で買ったけどこの季節にしか使えない乱菊柄の帯。あ、今になって気付きましたが、着物の絞り部分も菊ですね、きっと。


これで今年の着物お出掛けはやっと27回目ですが(まとめは→こちら )、昨日も着物着たし、なんとか30回は越えそうです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


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どこに行ったのかと言うと、秘密結社として有名なフりーメイソンのイングランド本部であるUnited Grand Lodge of England。フりーメイソンについては日本語ウィキ(→こちら )、この建物については英語サイト(→こちら )をご覧下さいです。


上の建物全体の写真は私が撮ったものではなくウェブから拝借したものですが、ロイヤルオペラハウスのすぐ近くにあり、横の通りはしょっちゅう歩いているんです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
イベント参加者のためにまず内部見学ツアーがあり、博物館になってる部屋や大ホールを案内して頂きました。各国のフリーメーソンは独自に運営されてて公式な繋がりはないけれど、イギリスが発祥の地でもあり、この建物が実質的な世界本部だそうです。


ガイドさんが、「秘密結社と思われてるけど、実はオープンな組織で誰でも入会希望できるのよ(但し男性のみ)」、と言うだけあって、見学ツアーは無料で毎日行われてるし、売店でグッズも買えます。


約百年前の建造で、天井や床も凝ってて重厚で美しい建物です。様々なイベント会場として利用されてて、コンサートやファッションショーも行われてます。


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ここは数年前に一度だけ中に入ったことがあるので大体の様子はわかっていたけれど、しまった、これでは着物が背景と同じ色なので埋もれてしまったわ。

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一番大きくて立派なホールは特に天井が素晴らしくて、私にはよくわかりませんがフリーメーソンの象徴やモットーが表現されてます。

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 あら、嬉しい、私の誕生日に因む聖ジョージの騎馬姿が美しく描かれてるわ(左)。





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ジャパニーズ・ルームもあり、天井が菊のレリーフになってます。今夜のイベントはここで行われたのですが、イベント自体は「これでお金取るなんて・・・むっ」、という無意味なものだったので敢えて何も書きたくないです。この部屋に入る貴重な機会だったし、着物も着られたので、まあいいんですけどね。


しかし、何も書きませんと言っても、何やってる写真なんだろうと思われるでしょうから、やっぱり一応説明しておきますと、これは投扇興なんです。でも、京都で扇を作ってらっしゃる英語の上手な解説者は、様々な扇の使い方はパネルで熱心に説明して下さってそれなりに面白かったのですが、肝心な投扇興については「江戸時代にギャンブルに使われて禁止されたゲームで、扇の使い方としては邪悪!」、とだけ仰って、あとは皆でぺったんこで形だけ扇の厚紙を投げて床にある的に当てようとするだけ。投扇興ってちゃんとした扇を使ってもっと複雑なルールもある優雅なゲームですよね?(→こちら )。これでは間違った知識を外国人に与えてしまいそうで心配です。



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ブルージュへ日帰りでブリュッセルから

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<12th Nov Tue>

同僚の休暇カバーでしばらく毎日フルに出勤していたのだが、今日は半日休みが取れたので、バービカン周辺で充実した午後を過ごしました。まずバービカンのギャラリーでポップ・アート展へ。バービカンの会員は無料なので行ったんだけど、AウォーホールやDホックニーもあってまあまあだったかな。お金払ってまで行く価値があるかどうかは疑問だけど。次にロンドン博物館の隣にあるジムのプールへ。これもヴァージン・ジムの会員権で入れるのでお金は掛からず。プールは2レーンしかなくてしょぼかったけど、ジャクチや打たせ湯、サウナ、スチームバスのエリアがとても充実(→こちら )。静かな午後でリゾート気分になれました。これからもあちこちのジム巡りをしようっと。

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10月19日、ブリュッセルに3泊した土曜日に電車で一時間の古都ブルージュに行きました。


本「地球の歩き方」の説明をそのままご紹介すると、


クリップフランドルの「水の都」ブルージュ。Bruggeとは「橋」の意味で、町を縦横に流れる運河には、50以上の橋がかかっている。北海と水路で結ばれていたブリュージュは、12、3世紀には西ヨーロッパでの商業の中心として繁栄した。しかし、15世紀に入ると、ブリュージュは北海とを結ぶ水路が沈泥のため浅くなり、商船が出入りできないようにmなってしまった。水路を閉ざされたブリュージュは、都市としての機能まで喪失してしまう。しかしそのおかげで、ブルージュは中世の景観をそのままに留め、現在にいたったのだという。まさにブリュージュは、中世の町が鍵をかけられ、ひっそりとしまされてしまったような雰囲気をもっている。クリップ


はい、まさにその通りで、街角を曲がるたびに「キャーッ、かわいい~」、と叫びたくほどメルヘンチック。ちょっと小雨模様だったのですが、石畳は雨で濡れてた方が風情がありますしね。


そう言えば、コルンゴルドのオペラ「死の都」Die tote Stadtは、ブルージュの街自体が主人公とも言える不思議な雰囲気の作品でした。ROHでも数年前に上演され、なかなか良いプロダクションだったので、あれをもう一度観たいです。


14、5年前に一度行ったことがあり、その時は実家の母とムスメと私の母娘三代でいわば「あまちゃん旅行」をしたわけですが、とても印象が良かったので、いつかトーチャンも連れてきてあげたいと思っていたわけです。

小さな博物館やギャラリーがいくつかあるのですが、時間がないので全てパスして、ひたすら外を歩いてました。主な見所はちょうど半日で歩いて回れます。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


まずは中心ともいえるマルクト広場。ブリュッセルのグランプラスより大きくて、広々してます。そう言えば、あまちゃん旅行の時は広場に面するレストランでランチしたっけ。どの店か忘れたけど。 


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
高い所が好きなトーチャンのために、やっぱ鐘楼には上らなくちゃなんですが、人数制限があるので、誰か降りてこないと次の人が上れない仕組みで、私たちは結局40分待ちました。この時はお天気良かったのに、勿体ないことをした気もしますが、こういうのって並び始めてしまったら途中で退散するのは嫌ですよね。



   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



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で、上り下り共有の366段の狭いらせん階段を譲り合いながら苦労して上っても背の低い人には景色がちゃんと見えない悲しい構造で、子供も結構いましたが、可哀相。上る前に張り紙でもしとくべきではないかしら。前回は母(と友人のおばさん)を下に残してムスメと二人で上ったんですが、私と大して変わらない身長だったから大丈夫だったけど。


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あ、たしか前回来た時にあの船乗り場から乗ったわ。


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     カリヨン(組み鐘)の音色は優しくて心地良い響きでした



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運河巡りのボート乗り場はあちこちにあり、私たちは乗りませんでしたが、前回母と娘と乗ったことは良い思い出で、ブリュージュがこんなに美しいのはやっぱり水があるからでしょうね。行き交うボートを眺めるだけでもワクワクします。

冬のブルージュで霧が出たりしたら、それはまさにオペラ「死の都」の幻想的なイメージだ。でも、ここは一年中観光シーズンで賑やかなんでしょうね、きっと。



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ベギン会修道院の近くのレストラン「マクシミリアン」で早目に夕食した時のことは既に書きましたが(→ こちら )、とても美味しくて、ブルージュの一番の思い出です。


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しかし、その後すぐに電車に乗れば災難に合わずに済んだのに、食事後しばらく歩き回ってせいで、運悪く故障電車に乗ってしまい、ブリュッセルに行く途中のゲントを過ぎたら急に停電して止まってしまいました電車ガーン

でも、ベルギーの電車ってしょっちゅう遅れたりするのかしら? 実は今朝も10分以上遅れたし、この時は長い間なにもアナウンスなくても皆さん慌てたり怒ったりせずにきわめて冷静。問題あうのはイギリスの電車だけではないってことか。


で、観光客もたくさん乗ってるわけだから、英語でアナウンスしてくれてもよさそうなのに、長い間オランダ語だけでしたよ(ベルギーの公用語はフランス語とオランダ語)。ま、オランダ語でも「修理に必要な部品が届いたら、ゲント駅に戻ります」、というのは理解できたけど。で、又ゲント駅に戻り、そこからブリュッセル行きに乗り換えて、結局、1時間のところが2時間45分も掛かってしまいました。


しかし、夕食をブルージュで済ませておいてよかった~。空腹のままいつ回復するのかわからない電車に閉じ込められたら苦しいし、食いっぱぐれたらどうしようかと焦ったでしょう。ブルージュの印象も悪くなったかも。実はブリュッセルに帰ってから食べようかとも考えてたんですが、急な土砂降りで飛び込んだレストランが大正解だったし、なるようになったということでしょうか。


ベルギー旅行記、もうすぐ一ヶ月経つというのにまだ終わってなくて焦りますが、残るはオペラ、アトミウム、美術館。



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皇帝ティトの慈悲 by Mozart @ブリュッセルのモネ劇場

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<13th Nov Wed>

今日も午前だけ働いて、午後は一人でゆったり時間。ジムでちょっと長めに運動と休息してから、歩いてちょっとのブリック・レーンというインド人街に。そこの小さなギャラリーで北斎展Hokusai Exposed Re-createを観るのが目的。デジタル印刷なんですが、とても良い出来だし、富嶽三十六景や春画、お化け屋敷形式や3Dによる展示もそれなりに工夫されてて、5ポンド分は楽しめました。不便な場所でもあり、ご存知ない人にお勧めするほどではないけど、行く予定に水を差すほどつまらなくもないってとこでしょうか。その後周辺のマーケットとかを見て回り、いつもはランチタイムで混んでる時しか行ったことがない場所がガラガラだったので妙な気持ちになったけど、これからはこういうことがいくらでもできるんだと思うと嬉しくてたまらない。そして、ヤッホー、明日も半日休んでミニお出掛けの予定よ。

今週は珍しく夜どこにも行かないので、溜まった記事もどんどん片付けられるゆとりの生活がやっとやって来ました。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

10月20日、ブリュッセルのモネ劇場(→こちら )でモーツァルトの皇帝ティトの慈悲を観ました。


観光に適した時期で歌手陣もそこそこでできれば馴染みのオペラ(字幕理解できないから)を探したら迷わずこれになったわけですが、幸い誰もキャンセルせず、予想通りのパフォーマンスで満足でした。


古代ローマの皇帝とその取巻き連中の恋愛と裏切りと友情のお話ですが、椿姫的お笑い解釈は→こちら をご覧下さいです。性悪女と馬鹿男とお人好しという極端な人ばかり登場して、信じ難い展開になります。


セットと衣装は、設定通りの古代ローマである筈はないわけですから、どんなヘンテコでも受け入れる覚悟でしたが、一見普通の現代物で、ズボン役二人が三つ揃いスーツなので会社を舞台にしたのかなと思ったけど、皇帝は背広じゃないからオーナー社長ではなさそうだ。悪巧み女ヴィッテラもチャラチャラワンピ、部屋にはデスクとベッドが置いてあるという不思議な設定で、一体どんな業界の人たちなんでしょう? マフィア?

特徴は舞台上のスクリーンで、ほとんどは歌手たちの顔のアップをそのまま生で映すんですが、後ろの席の人たちにとっては歌手たちの細かい表情がよくわかっていいかかもしれないけど、最前列の私には邪魔臭いったら。



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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
王冠2La Clemenza di Tito


Music direction ¦ Ludovic Morlot
Director ¦ Ivo van Hove
Scenography ¦ Jan Versweyveld
Costumes ¦ An D’Huys
Video ¦ Tal Yarden
Dramaturgy ¦ Janine Brogt/Reinder Pols
Chorus direction ¦ Martino Faggiani
Tito Vespasiano ¦ Kurt Streit
Vitellia ¦ Véronique Gens
Servilia ¦ Simona Šaturová
Sesto ¦ Anna Bonitatibus
Annio ¦ Anna Grevelius
Publio ¦ Alex Esposito
Orchestra & chorus ¦ La Monnaie Symphony Orchestra & Chorus

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

個人用ディスプレイのない字幕については、公用語が一つだけではないベルギーで、一体何語なんだろうと思ったら、舞台の横にフランス語とオランダ語が左右それぞれに出てました。そして、それが途中で左右交代したんです。

どちらかしか理解できない人もいるだろうに、いつもどちらがどちらと決めておけばいいのに不親切なやり方だ。私たちの隅っこの席からは左側の字幕しか見えなかったので、トーチャンは「前半はフランス語だったのでまだ少しはわかったけど、後半のオランダ語はさっぱりで不便だった」、と。ふーん。私はどうせどちらもわからないので苦しまなくてラッキーだったってことね。

悔し紛れではなく、字幕が理解できないと歌手の演技に集中できるのが良い点よ。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   


これを観に行こうという決定打になったのがヴェロニク・ジャンス。何度か聴いたことあるけど、すらっと長身のエレガントな容姿と安定した歌唱がいつもとても魅力的キラキラ


皇帝の嫁になりたい一心でとんでもない策略をゴリ押するオペラ界きっての悪女ヴィッテリアをクールに品よく熱演して、やっぱり彼女が最も秀でてました。私の席からは床が見えないので、どんな靴だったのかわからないけど、長い脚もきれいね。来年2月のROHのドン・ジョバンニがとても楽しみ。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


皇帝ティトはこれまた長身で年恰好も役にぴったりのクルト・シュトレイト。すごく上手でも美声でもないけど、私はこのテノールが結構好きラブラブ


残念だったのは、ジャンスとは折角の長身美男美女カップルなのに並んで立つ場面がほとんどなかったことで(全然なかったかも)、カーテンコールですら隣じゃないのが惜しい! 一緒の写真撮りたかったのに。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
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悪女ヴィッテリアに惚れて、親友でもある立派な皇帝を殺そうとするオペラ界きっての愚か者はメゾソプラノのズボン役で、これがガランチャだったらビジュアル的にも完璧なんですが、今回は残念ながらアンナ・ボニタティブス


小柄な彼女と長身のジャンスでは恋人同士として全く絵になりませんが、問題は背広が全く似合わないというビジュアル面だけでははなく彼女の声で、手堅いテクニックは立派なので文句は言えませんが、何度聴いても声自体に魅力が感じられないのと、ちょっと声量不足なのとで、 予想通りぱっとしないセストになってしまいました。聴かせるアリアもあって、一番設け役なんですけどね。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
逆に、もう一人のズボン役のAnna Greveliusはキュートで声も溌剌として素敵。普通に娘役をやってももちろん映えるでしょうから名前覚えとこ。バービカンあたりで聴いたことがあるような気もするけど。

ガールフレンド役のSimona Šaturováも充分合格。


    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

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ほんのちょい役である皇帝の側近でアレックス・エスポジットが出てるところが凄いキャスティング。遠慮深い演技なので全然目立たず、別に彼じゃなくてもいいって感じ。コメディ演技が抜群に上手なのにこんな役では勿体なさ過ぎだけど、来年のROHのフィガロの結婚のフィガロ役はきっと凄く良いぞ。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
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以上、92,3ユーロの散財でしたが、正面からまじかに観られたし、レベルの高いパフォーマンスのおかげで初めてのモネ劇場の印象は上々。




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ホテルでモーニング・ティー

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<14th Nov Thus>


今日は午前中は会社を休み、ホテルでモーニング・ティーをしてきましたコーヒー


アフタヌーン・ティーじゃなくて、モーニング・ティー?


はい。 あ、でも、そんな呼び方は一般的にはなくて私がそう呼ぶだけですから。


要するに、ホテルで朝食とランチの間の空いてる時間にお茶だけでちゃっかり安上がりにゴージャスな気分を味わいながらねばるわけですが、甘ったらしいケーキをたくさん食べなきゃいけないアフタヌーン・ティーほど大袈裟でもなく、太る心配もなし。


それに、日本では高級喫茶店もたくさんあるでしょうから珍しくもないでしょうが、スタバとかできるまでは喫茶店すらなかったイギリスでは、素敵な雰囲気でお茶できる場所はなかなかないんです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


で、どうせ行くなら、普段は縁のない超一流ホテルに行こうじゃないの、ということで、ロンドンのトップホテルのひとつ、ドーチェスター・ホテルへ宝石赤 (ホテルのサイトは→こちら



で、行ってみたら、


おおぉぉ~、さすがだ、超高級車ブゲッティBugettiが駐車されてる目  それも、ど派手なゴールドカラーキラキラ 

ナンバープレートはアラブ語だったから、石油リッチな客なんでしょう。


こんな敷居の高い別世界、初心者には勇気が出ませんが、常習犯ベテランのPrimroseさんがご一緒して下さったので安心。 



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ザ・プロムナードと呼ばれる細長いロビーに座るのですが、お花もふんだんに活けられて、うーん、良い香りブーケ2


10時半に着いたら、狙い通りがらーんとして、客よりスタッフの方がうんと多かったですもんね。


ペンギン男性スタッフは燕尾服で立ち居振る舞いもエレガント。銀のティー・ポットのお茶を何度もわざわざ注ぎに来てくれて、庶民的日常生活とあまりにも違い過ぎてびびりそうえっ


コーヒー私はカモマイル・ティーを頂きましたが、美味しいクッキー付き。クッキーのお代わりまで頂いちゃいました。


こんなおハイソな雰囲気をお茶代だけで味わえるなんて、最高。もちろんスタバとかよりは高いけど、この設定とサービスを考えたら安いもんです。


奥には素敵なシャンペンバーもあり、夜来たら素敵でしょうが、それをすると高くついてしまうわね。  


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


などと、ついお財布のことを考えつつも、2時間優雅な空間でゆったりお喋りしてシンデレラ気分に浸った後は、哀しいかな、私は仕事に向かうんですあせる


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ドーチェスター・ホテルはハイドパークの隣で、地下鉄の最寄り駅はハイドパークコーナーですが、


ここは、ナポレオンを負かしたウェリントン公で有名で、彼のお屋敷もあるし、駅の構内には彼のエピソードを示すイラストの可愛いタイルがたくさん張られています。


寒いけど気持ちの良い青空だったし、時間があれば黄金の枯葉の散るハイドパークを散策したかったけど、時間に焦るこのシンデレラ会社員はそそくさと地下鉄で東に向かったのでした。


でも、半日だけでも贅沢な気分になれてハッピーな木曜日でした。


そして、明日の金曜日は一日中休みなので、何をしようかな~ニコニコ  寒いけど、お天気は良さそうだ。でも、私だけ遊び歩いてばかりいないで、ほぼ毎日が日曜日のヒマ人トーチャンをどっかに連れてってあげないとまずいかしらね?


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秋晴れの金曜日、ロイヤル・パークと中国絵画展へ

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<15th Nov Sat>                       カメラ写真はクリックで拡大


晴れ素晴らしい秋晴れ!


やっとパートタイム勤務らしいゆとりのできた私、今日から4連休音譜


行きたい絵画展があるので、その前にまずハイドパークに隣接するケンジントン・ガーデンズを散歩しましょう、ほぼ毎日連休のトーチャンをお供にして。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


もみじ黄金の葉が穏やかな日差しに輝き、青空に映えて綺麗。

私は用心して厚着してますけど、そんなに寒くはなかったです。

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大きな丸池にはたくさんの鳥がいて賑やか。

餌を与える人が現れると、鳥たちが血相変えて先を争うのですが、白鳥だけはゆっくりエレガントに。


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ケンジントン宮殿はヴィクトリア女王が生まれた宮殿で、離婚後のダイアナ妃が住み、今はウィリアム王子ファミリーが住んでる一画もあるのですが、一部は博物館として一般公開されてます。

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私たちは勿論行ったことがあるのですが、随分前のことだし、「2年半前にリニューアルして凄く変わったから是非どうぞ」、という案内係の客寄せに押し切られて久し振りに入ってみることにしました。入場料は大人16.5ポンド、シニア割引13.75ポンド。観光客でもないのに二人で30ポンド以上も払うのか・・ガーン、と思いましたが、時間の余裕も出来たことだし、ロンドン再発見をテーマも悪くないかもしれません。



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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


ここに来るのはダイアナ妃が亡くなった時以来で、この金色の門の前にはお花が山積みとなり、たくさん人はいたけどシーンと静かで、聞えるのは時折すすり泣く声だったっけしょぼん


ケイト妃が出産してからはウィリアム王子一家がここに住んでいるんですが、彼らが住んでいるのは鉄柵で囲まれた別棟で、警備も厳重。





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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
オレンジ公ウィリアム、ジョージ一世、ヴィクトリア女王、それぞれの時代そのままに残されている部分と、今の王室の衣装が飾られてる部屋があり、写真撮影はOK。


割と質素ですけどね。体的に見える天井も実は描いてあるだけだし。


でも、リニューアル後の説明の表示は工夫されてわかりやすく、古めかしく感じさせないように頑張ったなと感じ。


ヴィクトリア女王のウエディングドレスは、すごくちっちゃーい。子供のように小柄だったから。

    

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エリザベス女王の若い時のドレス。細~い! 女王様も小柄だけど、ヴィクトリア女王と比べたらおっき~。


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           故ダイアナ妃のドレス。誰と比べてもでっけ~
 

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
トイレに通じる廊下のダイアナ壁紙がユニーク。

ここは、伝統的なものより、こういう新しいアイテムが楽しい。

    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

宮殿見学を終えて、カフェでランチしようと思ったけどすごく混んでたので諦めて、ヴィクトリア&アルバート・ミュージアムに向かいましょう。


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ヴィクトリア女王が早死にしたご主人のアルバート公に捧げた記念碑アルバート・メモリアルと、プロムス等様々なイベントが行われるロイヤル・アルバート・ホール。なんと、トーチャンは10年以上アルバートホールに中に入ったことがないんだって。そう言えば、私は時々来てるけどいつもトーチャン抜きだもんな。ごめん。


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アート
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V&Aのカフェはもっと混んでたので、結局、野外のカフェで紅茶とケーキで軽く済ませ、本日のメインイベントである中国絵画展へ。特別展なので有料だけど、ケンジントン宮殿同様、シニア割引があり、あらためて「60歳になって良いことばっかりチョキ」、と感謝。早くトーチャンも60歳になればいいのに。そしたら、交通費も無料になるし、もっと遠くに二人で遊びに行ける。(あと1年2ケ月)


中国絵画展Masterpieces of Chinese Painting 700-1900 (→こちら )は、大英博物館でやってる浮世絵の春画展(→こちら )とどうしても比べられるわけで、どうも中国の方が評価が高いようなんですが、私はまだ春画展は観てないのでなんとも言えないものの、そりゃ世界中の美術館から借りてきた千年以上に渡る中国の幅広い手法とテーマと比べられたら、春画は分が悪いかも。


撮影禁止なので写真はありませんが(こっそり撮ってた中国人は何人かいたけど)、時代による変化もよくわかり、傑作揃いでなかなか見応えありました。


さて、明日からの3日間はなにをするか決めてないけど、お天気も今日ほど良くないみたいだし、溜まった記事を片付けたりしてのんびりしようかな。この週末にブリュッセル関連を終わらせたいし。



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ブリュッセルの王立美術館

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<16th Nov Sat>

テレビ観たりしてたらあっと言う間に一日が終わってしまいそうですが(バレリーナのホラー映画「ブラック・スワン」も初めて観た)、少しだけでもブリュッセル旅行記を前に進めたいですから、今日は手短に美術館のことだけメモっておきましょう。

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3泊4日の旅行でしたが、金曜日は午後に到着して街の散策、土曜日は一日中ブルージュ、日曜日は午後3時からオペラ、と博物館や美術館に行ける時間はほとんどなく、ブリュッセルには勿論いくつかあるのですが、全て月曜日が休館日のようなので(ヨーロッパ大陸は月曜日休みが多いよね)、日曜の午前中にひとつだけしか行けませんでした。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     


一つだけなら、やはり王立美術館Musees Royaux des Beaux-Artsでしょうアート


ブリュッセルの見所は真ん中にまとまっているのがありがたいのですが、ここもグラン・プラスから歩いてちょっと。隣のルネ・マグリット美術館とは地下でつながっていて共通券も買えますが、そっちまで観る時間ないし、近くの楽器博物館にも興味あったけど、それらは又の機会に行ってみましょう。


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広い館内は、クラシックな雰囲気だけど明るくて開放的。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

ベルギーらしい展示という点では、ブリューゲル(1525/1530頃ー1569→こちら )とメムリンク(1435頃-1494 こちら )。


でも、一番有名なのはフランス革命家の暗殺を描いたダヴィッドの「マラーの死」(→こちら )でしょう。


カメラフラッシュを炊かなければ写真はOKでした。クリックで拡大してご覧下さい。





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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
私のお気に入りは、ボッシュ(1450頃-1516 →こちら )。


「聖アントニウスの誘惑」の扉絵と、もう一枚(題名わからず)の2枚だけでしたが、こんなシュールな絵が500年も前に描かれたなんて驚きで、時を超越した絵は長い間観てても飽きません。


ユーモラスな不思議な生き物もたくさん出てきて、意味がわかったらもっと面白いでしょうから、画集があったら買ってみよ。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
トーチャンが写真を撮った唯一の絵はこちらで、Bonnecroy(1618?-1665)が描いたとても細かいタッチのブリュッセルの街。城壁の様子がよくわかります。


で、この美術館には20世紀の絵画もたくさんある筈なんだけど何故か見つからず、モダンアートも一部屋しか入れなかったので、一部閉鎖されていたのでしょうか? どうせこの日はこれ以上観てる時間がなかったのでいいんですけどね。


というわけで、芸術面にはほんのちょっとしか触れただけなのが残念ですが、それは又いつか、冬場にオペラを観に行く時にでもゆっくりと。


UFOあと残すはアトミウムだけ。明日できるといいけど。



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アトミウムとブリュッセル旅行のまとめ

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<17th Nov Sun>

グレーな日曜日、外は寒いのかマイルドなのかわからないけど、家の中はぬくぬくと快適。日曜の夜は、「あーあ、明日からまた早く起きて通勤かあ・・」と暗い気分になるのですが、わーい、私は明日もまだ休み。これでやっと1ケ月近く掛かってちびちび書いてきたブリュッセル旅行記も最終回となり、やれやれだし、さて明日はなにしよかしら。

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10月21日(月)


ブリュッセル郊外にある9球のアトミウムは1958年の万国博覧会のモニュメントですが、13、4年前に私はバスの窓から見たことがあり、その時は全く輝いてなくてぱっとしなかったので、今回も特に行きたいとは思ってませんでした。


でも、夜のユーロスターでロンドンに帰るのは月曜日だったんですが、美術館博物館だけではなくほとんどの公共建物は月曜日が休館なので、他にやることがなく、ありがたいことにオープンしてたアトミウムに行くしかなかったわけです。

しかし、行ってみたら、見違えるように美しくなってたんですね、これがアップ 内部見学も結構面白かったです。

都心からは少し離れているので、今日は初めて一日乗り放題切符を買い、地下鉄を乗り継いでヘイゼルHeyzelという駅に行きました。


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人がほとんどいないから、これなら慌てなくても大丈夫、隣の公園を先に散歩しましょう霧


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と思ってのんびりしてたら、しまった、ほんの短い間離れただけなのに、長蛇というほどではないけど入り口に列が出来てて、アトミウムの中に入るのにしばらく並ばなくてはなかったわ。 

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入場料は11ユーロで、まずてっぺんの展望台に行って、それから下りながら展示を見る構造。


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わー、シルバーメタルの球体、ピッカピカ~キラキラ ツーショットしちゃおう。

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高さ102mの中央の展望台からは広大な公園や、サッカー場、ミニ・ヨーロッパというミニチュア建物パークが見えます。

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イギリスのエリアは結構大きくて、国会議事堂、ドーヴァー城、バースの円形/半円形建物等が造られてました。


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正面はヘイゼル宮Palais de Heysel。ベルギー独立100周年を記念して1935年に開催された万博の会場跡で、今はモーターショーなど大規模なイベント会場。


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球体から球体へはエレベーターで移動できて、アトミウムに関する展示がされてます。

貸し出しもしてるそうで、子供のお泊り用かしら、寝床がたくさんある部屋もありました。


元々は万博開催期間6ケ月だけもたせればよかったのでいい加減な作りだったのが、有名になったので壊さずに続けることにしたそうです(ロンドン・アイと同じね)。何度が補修工事をしてるのですが、割と最近、大幅に修理、というより実質的に作り直したので、こんなにちゃんとして美しく生まれ変わったわけですね。知りませんでしたが、行ってよかったです。

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まだ時間があるので、路面電車で、ちょっと離れた所にある東洋趣味の所に行ってみましょう。休館日なのは知ってるけど、どうせ中まで見学する時間はないから、外から眺めるだけですが。


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五重の塔と中国館は1900年のパリ万博から運んだ建物で、これに日本美術館を加えて極東ミュージアムMusees d'Extreme-Orientと呼ばれているそうですが、中国館はなかなか細部まできちんと作ってあってきらびやか。

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五重の塔と日本美術館は道路を隔てた側にあり、おそらく開館日は中国館から地下トンネルで繋がっているのではないかと思うのですが、残念ながら今日はそこまで渡れずじまい。どの程度の展示物なんでしょうね? ブリュッセルの中心からはちょっと遠いけど、路面電車で簡単に行けるので、次回来るときの候補にしておこう。

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この辺りは、ロイヤルファミリーがお住まいのラーケン王宮もあるけど、中を覗くこともできないみたい。


電車路面電車で中心まで戻り、ショッピング。ムスメへのバースデーカード2枚などを買い(フランス語とオランダ語のカード)、7時のユーロスターでロンドンに戻り、9時に帰宅。時差があるので実際の所要時間は3時間ですが、飛行機よりは簡単なのでうんと楽。穏やかな秋の3泊4日旅行が楽しめました。


ニコニコこれからは休暇を取らなくてもこのくらいの旅行は毎週でもできるわけで、ヨーロッパの首都だけでもまだ行ってない街がたくさんあるし、次はどこにしようか楽しく思案中。



クリップ後で見易いように、10月18日から21日までのベルギー旅行記事をまとめてみました。


ホテル ホテル

王冠1 王宮エリア

トイレ 小便小僧

宝石白 グラン・プラス

家 モネ劇場

ナイフとフォーク レストラン
新幹線 ブルージュ日帰り
アート 王立美術館

音譜 オペラ「皇帝ティトの慈悲」 by Mozart


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チョコレート以外に買ったのはこの帽子帽子


ムスメの誕生日に被ったのですが、ベルギーのあちこちのお土産さんで売ってて、ちゃんとできてる割には激安だったので、なんと5つも色違いで買ってしまいましたの。白、黒、グレー、オレンジ、ブルーで。


でも、このオレンジのは、バスの中で落としてでに失くしてしまった・・・しょぼん



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