昨日(11月13日)、我が家から70キロ離れたバッキンガムシャーのミルトン・キーンズにオペラを見に行きました。 幸せな気分で帰宅したら、パリの惨事を知ってびっくりしましたが。
人口25万のMilton Keynesは、50年ほど前に人工的に作られたイギリスでは珍しいニュータウンで、碁盤の目のように張り巡らされた通りにお役所やショッピングセンター、公園などが機能的に配置されたユニークな町で、ラグビーW杯では日本チームもここでプレーしましたよね。無機質なイメージで、余程の用がなければ誰も行かない町ですから、私も今回初めて行きました。
夕方に着いたので劇場とショッピングセンターしか見てませんが、どちらも想像より広々として気持ち良く、小さな子どものいるファミリーにとっては住みやすい場所なのかも、と見直しました。
駐車スペースもたっぷりあり、劇場の隣の大きなマルチ・ストーリー駐車場はなんと数時間駐車しても1.2ポンドだし、6時過ぎれば無料の駐車スペースもたくさんあります。
大きなショッピングセンターには素敵なクリスマス・コーナーが出来てて、家族ずれがモデル汽車に乗ってはしゃいでました。
1999年に出来た客席1,400のミルトン・キーンズ・シアター(→こちら )、色んなイベントをするのですが、こじんまりしたイベントの時は天井を低くしてバルコニー席を失くして対応できる機能があるのも素晴らしいし、すぐ近くに食事する所もたくさんあって、とても便利。
我が家からは車で1時間だし、ここで何か観たいものがあれば、又行こうねって、トーチャンと言い合っていたのですが、
実は、今日はもう一つグラインドボーンのオペラ上演があり、カウフマンがキャンセルしたのでROHカルメンを放棄して急にヒマになったことでもあり、モーツァルトの「後宮からの逃走」、切符の売れ行きが悪くて最前列も残ってたので、「今日も行かない?」、と誘ってみたけど、「今日も又行くのは嫌だ」、とトーチャン。チェッ
一人で電車で行ってもいいんだけど、劇場は駅から遠いのが不便なのよね。
来年もグラインドボーンのツアーがここに来てくれるといいけど。
8月に買ったオペラの切符、前から6列目だと思っていたのに、オーケストラピットのために椅子が取り払われてて、最前列だったのは嬉しい驚きで、おかげでまじかからじっくり楽しめました。
ストール席であれば右寄りの方が、女性トイレに近いので便利でしょう(これは忘れないように自分用メモ)。
ヘンデルのサウルは、8月にイエスティン君目的でグラインドボーンに見に行ったのを同じプロダクションですが、ドサ回りでも良い歌手を揃えて、本公演にも劣らないくらい素晴らしいパフォーマンスでした。それは明日にでも。
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