<10th May Tue>
やっぱり夏は足早に過ぎ去り、グレーで雨のロンドンに逆戻り。
今から着物で出掛けますが、こういう日はコーディネートが難しくて、なかなか決まりません・・。
今更ですが、リスボンについてちょっとだけ書いておきたくて、まずはオペラハウス。
-------------------------------------------
はじめてだったのでぎっしり予定を詰めて充実した3月4日から3泊のリスボン旅行についてはほとんど書くヒマがないのですが、まあ、定番の観光地については他の人がたくさん書いてるので私がする必要もないでしょう。
でも、オペラハウスについてだけは書いておきたいです。
だって、「えっ! リスボンにオペラハウスなんてあるの?」、とおそらくほとんどのオペラファンですら言うのではないかしらと思うくらい知られざる存在ですから、私が書かずして誰が書く?!
違う日に他のエリアの散歩の途中でお昼に寄った時はリスボン特有の坂道をふうふう苦労して上り、「こんな不便な所に建てやがって。だから使われてないんだよ・・。しかも明るい所で見ると結構ボロイ・・」、と印象良くなかったのですが、
実際にオペラを観に行った夜は照明で美しく見えた上に、実は洒落たチアード地域にあり地下鉄からもすごく近くて便利だと言うことがわかりました。
サン・カルルシュ国立劇場 (Teatro Nacional de São Carlos)、詳しくはウィキでご覧下さいですが(→こちら )、1755年こけら落としで席数は約1200。
こじんまりして理想的なサイズの上、スカラ座やナポリのサンカルロ歌劇場を小さくしたようなネオクラシックの美しい馬蹄形の絵になるオペラハウスです
こんなに素晴らしいのに知名度が低いのは、有名歌手が出ないだけじゃなくてオペラの上演回数が極端に少ないからでしょうが、一年に5演目程しかやらないのは勿体ないことです(→こちら )。 オペラを見ることも予定に入れたかった私たちも行く日がうんと限られました。
で、稀な機会を活かしてせめてやってる時だけは大人気で切符が飛ぶように売れるのならまだしも、私たちが行ったオペラ初日も空席が目だってました。値段が高いからではないですよ。だって、私たちが座った最前列は僅か50ユーロでしたもん
いくら安くても下手だったらそれまでですが、私たちが観たトーリードのイフェジニー(→こちら )、パフォーマンス水準も予想よりずっと高くて、皆さん上手でしたよ(これについては近いうちに書きます、おそらく・・)。
さて、ではオペラハウス内にご案内しましょう。
入り口ロビーの素敵なシャンデリア。やっぱりオペラハウスにはシャンデリアがあると気分が高揚します。
でも、客席の廊下もロビーもなんか暗いのが残念。
最大の欠点はバーエリアで、一箇所しかドリンクを買えるところがないので大行列。
ここしかないのであれば仕方ないけど、なんだ、上にこんなに広くてゴージャスな部屋があるじゃないですか! なぜここを使わないの
オーディトリアムの中はすっごく素敵でしょ 金箔が剥げてたりもしないし、席もフカフカで快適。