<12th Sept Mon>
ノルマの初日。明日は仕事なので殴り書きしかできませんが。
Music Vincenzo Bellini
Libretto Felice Romani
Director Àlex Ollé
Associate director Valentina Carrasco
Set designer Alfons Flores
Costume designer Lluc Castells
Lighting designer Marco Filibeck
- Conductor Antonio Pappano
- Norma Sonya Yoncheva
- Pollione Joseph Calleja
- Adalgisa Sonia Ganassi
- Oroveso Brindley Sherratt
- Flavio David Junghoon Kim
- Clotilde Vlada Borovko
- ソニア・ヨンチェバは文句なく上手だったけど、彼女にこの役は重過ぎ&早過ぎ。 新境地開拓と言う人もいるかもしれないけど、私はこれで声をつぶしたりしなきゃいいけど、と心配。オペラ界にとっては大事なヨンチェバですからね。
ヨンチェバは痛々しいくらい頑張ってたけど、これはやっぱりアンナ・ネトレプコの役だ。 声量、重い低音と細い高音、ふてぶてしい演技で偉大なノルマになれるのに、ネトコはこれを蹴ってキャンセルしたなんて勿体無さ過ぎる。いつかやって欲しい、いや、やるべき。
ジョセフ・カレヤは声が少々不安定だったし、美男子の古代ローマの将軍が背広姿で、しかもカレヤのご面相では、リアリティ無さ過ぎ。 ノルマを脅かす若い娘という設定のアダルジーザが年増のソニア・ガナッシだし、近くで見たくないわ、この二人のラブシーンは。ガナッシ、歌は悪くなかったけど。
演出チームに対してブーイングも出た新プロダクション、写真でご覧の通り、十字架に張り付けになってるイエス・キリスト像が何百もぶら下がり、ノルマはキリスト教の女神父のいでたち。 果たして演出家の意図は? 古代ローマとキリスト教、なんかこじつけられそうな気もするけど、なんで私が考えなきゃいけないのよ? 普通にやれば良いのに、ひねり過ぎってのはいつものことだけど、美しかったのは救い。
16日にまた行きますので、その時にまたゆっくりと。
明日はセヴィリアの理髪師の初日と、どんどん始まって楽しいったら。