<23rd Sept Fri>
今日の久し振りの着物お出掛け、6月に手に入れた茶色の着物を初めて着てみましょう。イギリスに長年お住まいだった日本人の奥様が亡くなられて、たくさんの着物がオークションに掛けられ、私はオークションには行けませんでしたが、縁あって私のところに来た一枚ですから、茶色は苦手ですが、奥様を偲びながらオペラハウスに行きました。 袷ですが、20度くらいだったので大丈夫。
ラメでキラキラしてるので、ついでに帯も光らせてしまおうと、実家の母のお下がりで銀色地に金の刺繍という菊柄の名古屋帯に。 マチネのオペラで昼間っからに光る素材というのもナンですが、ダークな着物は明るい日中にこそ映えますもんね。ガラス越しに見える雲ひとつない青空が眩しいったら。
私を含め10人でセヴィリアの理髪師を観たのですが、混んでるオペラハウスであちこちご案内しようと欲張ったため引率が大変だったものの、ロイヤルオペラハウスの良さはわかって頂けたかと。
オペラを初めてご覧になる方がほとんどでしたが、珍しい平日のマチネで評判の良いオペラを、公演半ばにして3日前に放出された舞台袖の10ポンドの席でまじかにご覧頂けたのはラッキーでした
「ロマンスの主人公であるテノールがもうちょっと素敵な人だったら良かったのにねえ」、ということだけが残念だったと皆さんに言われました。たしかに普通に考えたらそうなりますが、良くも悪くもテノールは容貌の貧しい人が多いというオペラ界の事情も理解して頂けたわけです
オペラの後は有志で近くのカフェでお茶。 噂には聞いてたBBベーカリー(→こちら)は初めてでしたが、「キャー、可愛い~」、と7人でキャーキャー言いながらガーリーな個室でゆっくりお喋り。 カジュアルな雰囲気の中、アフタヌーンティは量も控え目で美味しくて29ポンドというのは高級ホテルの半額ですよ。
5月から計画したオペラ鑑賞会とお洒落なカフェで、充実した女子会でしたが、安い値段で気軽にオペラを楽しめるのを知って頂けて敷居を低くすることができたかな?