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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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田舎にドライブ、Hatfield Houseとケンブリッジ

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<25th Sept Sun>

昨日の土曜日、日本からのお客様をご案内しました。

まずは我が家から車で30分くらいのハットフィールド・ハウスHatfield Houseで、トーチャンと私も久し振り。

生い立ちはちょっとユニークで、写真の左下の茶色いオールド・パレスOld Palaceにはヘンリー8世の子供たち(エリザベス一世を含む)が住んでいたのですが、エリザベス女王の後継者であるジェームス1世が重臣に「わしはこの屋敷が好きじゃないから、お前のうちと交換するのじゃビックリマーク」、と命令したんだそうです。

Old Palace、きっと流行後れだし使いにくかったんでしょうね、中庭を囲んでこの4倍あったのを一部だけ残して壊し、その材料を再利用して右上の建物が1611年に完成。それ以来400年、同じ貴族ファミリーが所有して実際に住んでいるそうで、この手のお屋敷にしてはなんとなくアットホームな雰囲気も。

 

維持するためには金儲けに使われるのは仕方のないことで、イベントがある時はこのオールド・パレスには一般訪問者は入れません。昨日も結婚式のため、私たちは見学できず、内部の写真はウェブからのパクりです。 

 

その代り、ジャコバン様式のこちらのお屋敷の中は写真OKなので、ご案内します。400年前の雰囲気そのままの筈なのに、玄関前のモダンな噴水は邪魔ですが・・。

4日間の室内楽フェスティバル中で、マーブルホールで夕方からのコンサートのリハーサルをやってましたが、おや、ピアニストはメルヴィン・タン。ヴァイオリンのおっさんもWigmore Hallでよく弾いてる人だわ。 フェスティバルについては知りませんでしたが、オールドパレスでやる時もあり、出演者もなかなかの顔ぶれ(→こちら)。10月12日には「リゴレット」もやるようですが(→こちら)、私は先約ありで残念。 でも、ここには簡単に来られるし、今後は事前に要チェックだわ。

 

 

暖炉の上にはジェームス1世の像まじかるクラウン

                                                     400年前の麦わら帽子ハット

 

 

 

お土産ショップやカフェもなかなか充実してて、ここでランチしてから、車で1時間のケンブリッジ車

他にどっか開拓できたら良いんですが、皆さんに喜んで頂けるのでついここばかり来てしまい、私とトーチャンは今年3回目。

 

交通渋滞でえらく時間が掛かった上に、なぜかあちこちのカレッジが閉鎖されてて、いつもほど見学できなかったのは残念ですが、おかげで、街中が観光客でごった返す中、関係者以外は入れないトリニティ・カレッジはとても静かでした。 

    

トリニティ・カレッジのチャペルの入り口にはトーチャンのヒーローであるアイザック・ニュートンりんご

パンティングと呼ばれる舟遊びのケム川沿いにいた牛のファミリーおうし座

 

いつでも行けると思うと行けない所に、お客様のおかげで行けるのはいつも嬉しいです。

 


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