<6th Aug Sun>
昨夜は大英博物館の北斎展で時間を食ってしまい、帰宅したらタッチの差でロンドンでやってる世界陸上の男子100m決勝TV中継をミスってしまいましたが、 今日は一日中テレビでながら観戦
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ドン・キホーテと白鳥の湖に続くマリインスキーバレエ引越公演三つ目の演目アンナ・カレーニナに8月4日行ってきました。
切符を買う時は配役未決定だったので盲買いしたこの日の切符、既に2演目で見てるヴィクトリア・テリューシキナと、白鳥の湖で2度観てるザンダー・パリッシュの出番とわかり、二人とも魅力感じなかったし充分観てうんざりだったので、観に行くの辞めようかとすら思ったのですが、まあ、安い切符だし(20ポンド)、トーチャンはこのバレエを観たことないので一応行ってみるか、と・・。
そしたら、凄く良かったんですよね、これが。
スワンレイクでは全くケミストリーがなかったし、お伽の世界の夢のカップルにしては二人ともルックスが地味過ぎるのと年齢的に無理があるのでうっとり出来なかったのですが(→こちら)、これは普通の年上の人妻と若い男という彼らにはぴったりの納得できるシチュエーションで、彼らの現実的なルックスがぴったりのお似合いのカップル 二人のプリンシパルが良い感じで同等に絡み合い見つめ合う視線もぐっと来て、ダンスとしてもドラマとしてもなかなかレベルの高いパフォーマンスになりました。
白鳥では王子様はほぼ支え役で実力はわからなかったけど、パリッシュはシャープでしなやかで素晴らしかったし、演技も充分ドラマチック。やっとプリンシパルに昇格した彼の実力が理解できました。テリューシキナのアンナも、6年前のロパートキナ(→こちら)と比べると華やかさには欠けますが、こういう控え目で普通の奥さん風もいいのではないでしょうか。テクニックは文句ないし
マイヤ・プリセツカヤが1970年代初めに振付してご主人が作曲したこの現代バレエは、音楽も振付もクラシックとモダンの中間(ややモダン寄り)という感じで面白いし、映像を上手に使った場面変換や美しい衣装で良いプロダクションなので、行ってよかったです。 この演目は2回だけなのですが、前日はヴィシニューワのアンナは良かったけど格下の相手役がいまいちだったようなので、全体としてはおそらくこの日の方が良かったでしょうし。
うーん、これでは切符を買う時に例えダンサーがわかっていても、観てみなくちゃわからないってことで、一体どいうしたらいいの? 全部行くしかない・・?
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