11月16日はSOAS(ロンドン大学アジア・アフリカ学科)へ。数年前はここの三曲グループ(琴、三絃、尺八)に入ってて毎週のように行ってたので懐しい所です。 日本的なイベントだったのでお仲間と着物で。 この可愛い菊柄の白大島と、鮮やかな緑で普通とは縦横が逆の博多献上帯の両方を下さった方もいらっしゃるということで、今日のイベントの趣向にはそぐわないのですが、これにしよっと。 この着物は今年4度目ですが毎回違う帯で楽しんでます(一覧は→こちら)。
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島根県無形民族文化財益田糸操り人形(→こちら)を拝見できた無料イベントでしたが、修理不要で130年前の人形をずっと使ってらっしゃるのは素晴らしいことです
もっと広くて設備の良いホールの予定だったのに諸事情でこちらに変更を余儀なくされたのは残念。もっとも、人形が小さいので、あまり大きな所では出来ませんけどね。
義太夫と三味線の方はいらしてなくて録音だったのはもっと残念でしたが、貴重な伝統芸をロンドンで拝見できただけでも幸せでございます。 説明とデモンストレーションもして下さったし。
寿三番叟 八百屋お七
衣装なしだと動きがよくわかります。女性の人形は脚がないそうですが。 人形は一キロあるそうで、長い間操るのは疲れると仰ってましたが、そうでしょうとも。 女性の操り手の方が特にお上手でした。
お琴はこの二倍の長さがあるともっと絵になるんですけどねえ、、。
後ろのスクリーンに英語字幕付きで本格的にやって下さったのは傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段。幼い時に別れた親を探す巡礼娘に親だと名乗れない母。なぜ名乗れないのかもう少し説明して下さったらもっと共感できたんですけどねえ・・。などと、文句ばっかり言ったらいけませんけどね。
山本一流獅子の一曲のユーモラスな動きの獅子舞が大受け。二人の息が合ってないと出来ないし、重そうです。
終了後にワイン・レセプションがあり、お獅子も来てくれました
シックなお三方の着物姿が綺麗な顔立ちの巡礼娘と良い感じ。
実は日本で一番観たいのは人形浄瑠璃なんですが、まだ一度も本格的に観たことがありません。来年春に公演があるかどうか探してみよう。