<9th May Wed>
5月7日のマチネに着物仲間さんたちとマノンを観に行きました(→こちら)。
いい加減、バレエのカーテンコール写真を選ぶのにうんざりしてきましたが、もう少し頑張ります。なんせ、今回はロイヤルバレエきっての長身ハンサムのリース君ですから。
Reece Clarke君については→こちらをご覧下さいですが、ロイヤルバレエスクール出身のスコットランド人。 まだ22,23歳で、ランクも低くてソロイストなのに今回はマノンのデグリュー役に抜擢され、この日がロールデビュー。
リース君は4、5年前の入団当初から誰よりも長身の上に英国人らしからぬ美貌で後ろで立ってるだけでも目立っていたので、特に好みではないとは言え、つい目がいってしまう男の子でしたが、いつも遠慮がちに立ってる彼がついにこんな大役をやることになったのは、オペラのついでとは言え、たまにバレエに行ってた私ですら感慨深いものがあります。 背丈と美貌が助けになったとは言え、なかなかのスピード出世で、最近はローレン・カスバートソンに気に入られてるようで、良い役で共演させてもらえるようになりました。
でも、正直言って、ちょっと心配でした。特に演技面で。 お伽の国の王子様ではなく、このデグリュー役は奔放なマノンに翻弄される愚かな男をとしての演技が重要なんですが、そういう熱いリース君を見た事がなく、見目麗しく立ってるだけしか知らないので、果たしてこんなに早くデグリューが出来るのかと・・・。 特に踊りも演技も素晴らしいムンタギロフで見た直後なので、雲泥の差で劣るんだろうなあ、と・・。
でも、全くそんなことはなく、実に立派なパフォーマンスでした。しなやかさではムンタ君にちょっと敵わないと思いましたが、大柄でスケールが大きいし、細やかな演技はムンタ君にひけを取らないほどで、なんと言ってもこの美貌ですから、絵になること。 これで昇進がぐっと近くなったことでしょうから、更に成長したリース君を他の役で見るのが楽しみ。もうすぐ始まる新振付の白鳥の湖の王子様ではないですが。
って、これではバレエのアリ地獄に真っ逆さまだ・・。 今後はバレエは控えて、ムンタ君だけに絞ろうかと思ってる矢先なのに・・。
マノン役はローレン・カスバートソン。 彼女のご指名でリース君に大役が回ってきたのかもしれないし、たしかに美男美女で絵になるカップルなんですが、年上女性と若い男に見えてしまうのは仕方ないとしても、ローレンはコケティッシュであるべきマノン役にはしっとりとして上品な大人の女性過ぎて適役ではないような。 長くてまっすぐ伸びた脚とかきれいだし、ポーズは決まるんですけどね。
マノン兄の平野亮一さんを観るのは3度目でしたが、この日も爆笑酔っ払い役で弾けて大受け。 これでファンが増えたことでしょう
これで、マノンは3チーム観たわけですが(ボネリとフランチェス組も観るかも)、総合点ではやっぱりサラ・ラムとムンタ君チームがベストだったかな。
以下の写真はクリックで拡大します。撮った順番です。
そう、今回の平野さんは愛嬌あるこのイメージ