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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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愛の妙薬 by Donizetti @Wiesbaden May Festival

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<3rd June Sun>

今夜ウィグモア・ホールにアンナ・プロハスカが出ることが昨日わかり(→こちら)、しかも席はたくさん余っててシニア割引で15ポンドで入れるのは確実なので行こうかどうか迷ったけど、そうすると12夜連続お出掛けになってしまいガーン、さすがにそれはしんどいので諦めました。明日は昼と夜にコンサートのダブルヘッダーだし。 おかげでブログ用の写真選びが週末に捗り、どんどん更新できる目処が立ちました。

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ヴィースバーデンに行ったのは勿論クラウス君のタンホイザーが目的でしたが、念のために前日に到着したので、フランクフルトかヴィースバーデンでオペラを観ようと迷ってましたが、結局まじかになってヴィースバーデンの同じ劇場の愛の妙薬に決定。切符はまだ結構残ってましたが、折角プリティ・ヨンデが出てのだからこっちも奮発しようと前から3列目のど真ん中を85・8ユーロでゲット。5月26日。

 

でも、直前にチェックしたら、なんとヨンデはキャンセルして、大嫌いなニコール・カベルに代わっててガッカリえーん。 それならうんと安い席でよかったのに・・。と足取り重く向いましたとさガックリ

 

隅っこに写ってるコーラスの韓国人女性のおかげでクラウス君のレセプションに潜入できました(→こちらチョキ

地方のオペラハウスのプロダクションは経費削減を試みながら劇的に読み替えることなく、シンプルでわかりやすいのが多いですが、これも演出家のエゴには無縁の素朴な演出で好感が持てました。ネモリーノはビルの掃除夫という設定。

 

Conductor Daniela Musca
Director Jim Lucassen
Stage & Costume Designer Marc Weeger, Silke Willrett
Lighting Designer Ralf Baars
Chorus Master Albert Horne
Dramaturgy Regine Palmai

 
Adina Nicole Cabell (プリティ・ヨンデの代役)
Nemorino Levy Sekgapane
Belcore Christopher Bolduc
Dulcamara Patrick Carfizzi
Gianetta Stella An

 

カーディフで優勝した時から良いと思ったことは一度もないくぐもった重い声のカベルがROHに出る時は行かないことにしてるので、こんな所で聴く羽目になるなんてと恨みたくなりましたがプンプン、案の定、彼女のとこだけ早送りできたらいいのにとずっとイライラ・・ゲロー。この役は特に合わないのに・・ショボーン。 嗚呼、ROHでもアディナ役で素晴らしかったプリティ・ヨンデで聴きたかった。

 

でも、幸い、テノールが素晴らしかったので多いに救われました。南アフリカ出身のレヴィ・セクガパーネ(と読むことにしましょう)、軽やかで甘くてきれいに転がる私好みの声で、フローレス王子やカマレナ、ローレンス・ブラウンリーの系統。背丈もあり、若々しくて爽やかでキビキビしたチャーミングなネモリーノでした。一年前にROHでネモリーノが5人も乱立してメチャクチャになった時に(→こちら)レヴィ君も出てたとしたら、私としては彼に最高点つけます。 ヨンデとはきっとケミストリーもばっちりで、さぞ素晴らしかっただろうに、残念でたまりません。

初めて聴く名前ですが、既に立派な経歴を持ってるレヴィ君(→こちら)、連隊の娘とかロッシーニで聴きたいわと思っていたら、今年のロッシーニ・フェスティバルのAdinaに出るんだそうです(→こちら)。 わーい、実は私行くんですよ、そのペーザロに。フローレスも別のオペラに出るんですが、これで一気に楽しみが倍増しました。

 

恋敵ベルコーレ軍曹は歌は普通だけどキザな演技が面白かった。インチキ薬売りドゥルカマーラは立派な声量で歌も演技も抜群なので、コルベッリ爺さんがやってる役をこの人で是非聴きたいですゲラゲラ

 

ということで、ソプラノに足を引っ張られながらも、充分楽しめた愛の妙薬になりましたニコニコ

 


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