<16th June Sat>
公私とも怒涛の一週間が無事予定をこなして終了。今夜はラボエーム初日、明日の父の日はローエングリンの後で久し振りにムスメに会えそうだし、良い週末になりそうです。
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6月13日はヤコブ・ジョセフ・オルリンスキー(以下JJ君)のウィグモア・ホールのデビュー・リサイタル(→こちら)。
切符を買った時に何故ロンドンでは無名のカウンターテナーなのにこんなに切符が既に売れてるのんだろうと思ったら、ポーランド独立百年記念のコンサートで、ポーランド関係者がどっさり買い占めていたんでしょう。コンサートの前に駐英ポーランド大使のスピーチもあり、インターバルでは観客全員にドリンクが振舞われ、ポーランドではTV中継、オンラインでライブストリーミングもあったりと、特別感たっぷりのコンサートでした。ストリーミングは後からは観られないので、誰かがYoutubeにアップしてくれるのを待つしかないですが、前から2列目の真ん中で聴けた&観られたのはラッキーでした。
Jakub Józef Orlinski countertenor
Michal Biel piano
アンコールはたしか一曲ありましたが、なんだったかしら? 私もトーチャンも覚えてない・・
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セットになってる曲は普通いちいち拍手しませんが、この日は普段コンサートには縁のない人が多かったせいでしょう、何十回も拍手が起こって中断。スマホ切れとか、無料ドリンク付きとかアナウンスした時に拍手についても指導すればよかったんでしょうけど、おかげで困惑しながらも礼儀正しい好青年JJ君は律儀に応えてた可愛い笑顔がたっぷり拝めたので良いことにしましょう
イタリア語、英語、ドイツ語、フランス語、ポーランド語の変化に富んだプログラムで、JJ君がそれぞれ歌う前にアメリカ訛りでちょっと説明してくれて和気あいあい、ピアノ伴奏も上手だったし、いつものウィグモアの地味さに比べると盛沢山で豪華。皆さんチャーミングなJJ君に魅せられたことでしょう
JJ君の歌唱は、時に美声ではないけれどキンキンしてないし期待通り華があって堪能したましたが、「うーん、高音をたまには静かに出せないのかなあ」、とか技術的にはやっぱりイエスティン君の方が上だよねと言ったトーチャンに同感。まだ27歳ですからこれからですが、彼はコンサートよりはオペラ向きでしょうから、いつかフルオペラで観てみたいです(秋にフランクフルトに追っ掛けるかも)。
終演後、今日はポーランド関係者でいっぱいだから駄目かなと思ったけど、一応舞台裏のグリーンルームに行ったら、暫く大使と一緒にいたらしくいつもより長く待たされましたが、一番乗りで対面でき、一緒に写真撮ってもらえました。