<17th June Sun>
今日はイギリスでも父の日。そんなことはすっかり忘れてて午後からの長いワーグナーのオペラの切符をトーチャンの分も入れて2枚分買ってありましたが、幸い(?)ムスメが仕事で超多忙な時期と重なったのでどうせちょっとだけしか会えず、終了後に一緒にディナーするだけになりました。恒例の手描きカードは無理だそうです。
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豪華なセットと新しい衣装で期待通りの大成功だった今回の白鳥の湖の新振付の新プロダクション、当初5チームで予備を含め10回分の切符を一応買ってありましたが(ムンタ君3、茜ちゃん2、オシポワ2、ボネリ2、サラ&平野1)、結局行ったのは4チームで5回。他の日のは追々写真を整理しますが(失望のオシポワは既にアップ→こちら)、まずは最後となった6月15日の茜ちゃんを。
私の好みで言うと、カップルとして一番しっくり見えたのがこの高田茜ちゃんとウィリアム・ブレイスウェルのコンビで、若くて新鮮で好感持てました。
バーミンガムから今シーズン移籍したウィリアム君(→こちら)は怪我で降板したマックレーの代役として大抜擢された将来有望なイギリス人ダンサーですが、エレガントな王子様と絵に描いたようなムンタ君(ヴァディム・ムンタギロフ)とは違うタイプで、そのへんにいそうなニーチャンという雰囲気。特に好みの容貌ではないけど、ヘッヘッヘッとあまり上品でなく笑ったりする表情とかにドキッと惹かれた私。今回の王子様としてはムンタ君に次いで2番目に好きでした。まだソロイストですが、白鳥の王子を立派にこなしたウィリアム君のスピード昇進は間違いなし。不敵な面構えで個性的な役も良さそう。
茜ちゃんはプリンシパルとしての貫禄とたしかなテクニックで期待通りの立派な出来。私が好きな茜ちゃんのぐにゃぐにゃとしなやかな腕の動きが本当に白鳥のようで儚げな表情も悲劇のオデット姫にぴったり。バレエ仲間は黒鳥の方が良いという意見ですが、私も同感。一変してキリッと妖艶に、もちろん32回転も難なくこなし、総合点としてはサラ・ラムに次いで2番目に良かったですが、黒鳥は茜ちゃんがベストだったかも。
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金子扶美ちゃんが王子の妹役を体調不良でキャンセルしたのは残念ですが、由姫さんは拳闘。