<13th Sept Thus>
この1週間でピーコック劇場には2度行ったのですが、昨夜はニューヨークからの女装コメディ・バレエ団 トロカデロ・デ・モンテカルロTrockadero de Monte Carlo(→こちら)。
ずっと生で観たいと思ってたのに、私が普段アンテナ張ってない劇場でやるので気付いた頃には良い席が残ってないことが多く見逃してきましたが、今回は私の好きな最前列真ん中が買えたので(26ポンド)、トーチャンと一緒にかぶりついてきました。
ブログに書く予定ではなかったので写真撮るつもりはなかったのですが、目の前にいるとウズウズして、ちょっとだけ撮っちゃいました。遠慮して胸元でカメラを構えたので、脚がちょん切れちゃいましたけど。
二通りの演目のうち、昨日は白鳥の湖第二幕、Trovatiara(彼らのオリジナル)、瀕死の白鳥、The Little Humpback Horse。 瀕死の白鳥は羽を撒き散らしながら踊るのですが、私の席まで飛んできました。
パフォーマンスのレベルはYoutubeで観た通りですが、ドラッグ娯楽としては最高のレベルでしょうし、コミカルな表情もまじかで見られて充分楽しめました。 ま、一度でいいかな、という感じですが。
なぜか、ロイヤルバレエ団の男子たちが女装してこれを踊る姿が浮かんできて、「あら、この役はほっそりしたジェームス・ヘイ君がぴったりだわ。逞しい平野さんは気味悪いだろうけど、ここでは一番受けるわね」、とか想像してにんまりしてました。 若くて美形で踊りもうんと上手なロイヤルバレエの男子たちがこれをやってくれたらビジュアル的にも芸術的にもどんなに素晴らしいか。彼らがトウシューズで踊れるどうか知りませんが、ムンタ君のチュチュ姿のオデット姫、見たいわあ
終了後に30分間ほど芸術監督とのQ&Aがあり、お喋り好きなアメリカ人の面白いおじさんでした。「主に英語圏で人気があるんだけど、例外は日本。日本人はバレエ熱高いし、悪趣味なユーモアのセンスもあるから受けるんだ」、って嬉しそうに言ってましたよ。実際、ほぼ毎年、これまでに30回も日本公演があったんですね(→こちら)。イギリスでも有名なのに、これが10回目だと言うのに。
ちょっと居心地悪かったのは、私が慣れてるROHの観客とは違う客層あったことで、隣の席のおばさんの笑い声の品のなかったこと・・。楽しんでる様子は微笑ましかったけど。
これを観て、ロイヤルバレエを観に行きたいと思う人はきっといるでしょうが、ROHの敷居は高いし、値段もうんと高いと思い込んでるので、果たして実際に来る勇気のある人はいるのかしらん? もう少しお上品に振舞わないと浮いちゃいますよー
写真が少なくて申し訳ないので、今日うちの庭でトーチャンが撮ったキツネの写真でも貼っておきましょう。アーバン・フォックスはどこにでもいるようで、私も通りを歩いてるキツネはよく見掛けます。すごく痩せてて、夜にとぼとぼ歩く姿は哀愁漂ってますが、こうして日溜りでくつろぐ姿は心なごみます。でも、10分間くらい庭でリラックスしながらも、身体が痒いのか、ずっとボリボリ掻いてたそうで、やっぱり可哀相。
因みにトーチャンはキツネ君に気付かれないように家の中にいて、床までガラスのパティオ・ドアで腹ばいになって写真撮ったそうです。