<20th Dec Thus>
昨夜遅くに出稼ぎ中のブダペストからクリスマス休暇で一時帰国したムスメが遊びに来てくれたので、会社を休んで、我が家で昼食と夕食を一緒にして、午後はいつものように3人で映画館に。
アクアマンAquamanというSFファンタジーで、この手の映画に携わることが多いムスメにとって映画鑑賞はいわば仕事の一部。オーストラリアで撮影された映画で、一昨年ムスメが8ケ月間北京で一緒に働いた仲間の何人かがその後でこの映画に参加したそうです。そうでなくても私たちは(たとえ私一人でも)クレジットが終わるまでは席を立たずに何百人もの名前が最後のクレジットに出てくるのを熱心に見ます。それがムスメの同業者に対する礼儀だと思うので。そこまでは無理としても、この手の映画のヒットはひいてはムスメの飯の種になるわけですから、皆さんもいらして下さいね。日本では来年2月に公開です。
で、このアクアマン、私は付き合いで行っただけでしたが、意外に良かったですよ。 スケールが大きくて分かり易いストーリーと美しい映像、カリスマ性のあるヒーローと、今まで観た中で私的にはベストなSFファンタジーかも。
我が家のしょぼい偽物クリスマスツリーのてっぺんにしがみついてるのは天使ならぬカエル君。ムスメが10年前に作った子です(→こちら)。
ところで、夕食後はムスメがブダペストで撮った写真を見せてもらったりしてゆっくり過ごせたのは、実は今夜のコンサートがキャンセルになったおかげでした。 Wigmore Halでのアンドレアス・ショルのリサイタル(→こちら)にトーチャンと行く予定だったので。
キャンセルのお知らせは一昨日だったのですが、理由はピアノ伴奏者(ショルの奥様)がa severe inner ear infection(内耳炎?)で入院したからですって。 普通は伴奏者が倒れたくらいではキャンセルしませんが、この場合は夫婦二人で準備した特別のプログラムだったからという言い訳がついてました。カウンターテナーの寿命は短いし、既に劣化してるベテランのショルのこと、機会は逃したくのに今日は聴けなくて残念でしたが、彼も奥さんのことが心配でしょうし、仕方ないですね。
となると、5月か6月のフランクフルトでのロデリンダをますます観たくなるわけで、切符行っちゃおうかな。ショルを生オペラで聴いたことないし。 聴くのが怖い気もしますが、私にとってショルはカウンターテナー好きになったきっかけとなった人で、今でもラジオで「あら、私好みの美声CTだわ」、と思うとショルだったりすることが多いので、私のデフォルトCTなんです