<9th Jan Wed>
兼高かおるさんが90歳でお亡くなりになったとのこと。小さい時から西洋かぶれだった私は小学生の時に熱心に白黒テレビで「兼高かおる 世界の旅」を観てました。あの頃はまさか自分が将来外国に住めるなんて思える時代じゃなかったので、今の境遇にあらためて感謝。先月の旅行記はこのまま尻切れトンボにしちゃおうかなとも思ってましたが、兼高さんに刺激された大昔を思い出し、うんと小さいスケールながらやっぱり備忘録として残しておくことにします。
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12月13日、イケメンカウンターテナーのJJオルリンスキーのコンサート(→こちら)がきっかけで行けたダイアモンドの都アントワープは首都ブリュッセルより大きくて美しい街でした。車で1時間半のマーストリヒトにお住まいでこの街にお詳しいレイネさんに案内して頂いて、半日で効率よく回れました
中央駅の近くはダイアモンド屋がずらっと並んでます。
なにげない街角も立派な建物が立ち並び、新進デザイナーたちが活躍するファッションの街でもあるそうです。
メインのショッピング通り。 観覧車がある港から聖母大聖堂が見えます。
今回は行けなかったけど、この歌劇場にはいつか行かなくては。電車で30分のブリュッセルのモネ劇場と連ちゃんでなにかやってる時を狙おう。よかった、英語でも切符買える(→こちら)。
長年プリンシパルだった斉藤あきさんという方が今シーズンでフランダース・バレエを退団なさるそうです(→こちら)
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多方面で活躍したルーベンスの家がこの日のハイライトで、立派なお邸でした。
家具や調度品や皮の壁紙も豪華。
ローマから持ち帰った古代の像とか飾る展示室が凄い。
見所は広い工房。ルーベンスの作品はロンドンにもたくさんあり、ここで弟子達と大量生産したのだと思うと感慨深いです。
ノートルダム大聖堂。日本人にだけ馴染みが深い「フランダースの犬」で有名ですね。
すぐ前の広場の石畳のネロとパトラッシュの新しい像は違和感ありですが、日本人の影響で作ってもらえたことはありがたいですね。
ネロが死ぬ前に観たルーベンスのキリストの降架の絵は日本語の説明がついてました。
あら、やだ、写真禁止だったの? 皆さん撮ってましたけどね(フラッシュは駄目って言うことでしょ、と指摘されました。たしかに。最近脳ミソが・・)
控え目なクリスマス飾りで夜は更に綺麗。周辺もぐるりと素敵な通りが続いてます。
グランプラスはブリュッセルよりも狭いですが、レイネさんは「こっちの方が綺麗よ」と。この日はクリスマスマーケットでごちゃごちゃしてて、ルーベンスの像もスケートリンクの中に入っちゃってましたが(クリスマスマーケットの様子は→こちら)。
美しい中央駅も見学。
JJのコンサートは9時開演だったので、ゆっくりレストランで夕食する時間があり、レイネさんにとても素敵なお店に案内して頂きました。それは明日アップします。