ほとんど家にいる時間がないくらいタイトな一週間でしたが、2月6日は午後に一旦帰宅して着物に着替え、バービカンに行きました。髪が短いうちに着たいですもんね。
この日はまず帯ありき。この黒地の帯を下さった日本在住の方にコンサートホールでお会いするので、見て頂きたかったんです。
応用範囲の広い帯ですから、合わせる着物はたくさんあるのですが、華やかさゼロの会場ですから、派手にしないでしっとりピンクの鮫小紋はどうかしら。小物も地味に。
ね、ぱっとしない所でしょ?
あっ、でもここで写真のために立ってる間に私たちの座ってる所に腰を下ろしたお爺さんは、なんと、かつての巨匠、ピアニストのアルフレッド・ブレンデル先生ではないですか
コンサート場以外で会ったらまず気付かないごく普通のお爺さんですが、88歳でお元気な姿を拝見できて、コンサート前にラッキーなことでした
私たちを撮ってもらうふりをして、ブレンデル先生をこっそり写り込んでしまいましょう(よく使う手です)。
でも、先生のこのカメラ目線、私たちの企みに気付いてかもしれませんね。 姑息なことしないで、堂々と声掛ければよかったかも。
しばらく一人で座ってた先生のところにはこの後何人かも立派そうなお爺さんたちが声掛けてました。
今回もかぶりつきのベスト席を死守。少し離れた席の友人たちが素敵なスリーショットを撮って下さいました(隅っこにトーチャンもいる)。
リサイタルのことは明日アップしますが、嬉しそうなキーシンの笑顔から、素晴らしい出来だったことは明らかですよね。珍しいハプニングもあった忘れられないリサイタルになりました。