2月27日はゴージャスな所に着物仲間たちと行く機会がありました。
シティにあるDrapers' Hall(→こちら)は布地のギルドの本部。シティには昔からある職業別組合の素晴らしい建物がいくつもある中でも一番立派なうちの一つでしょう。 ロケーションもBank of Englandのすぐ近くというシティの一等地。
商工会議所の新年会の受付BGMで琴を弾いたことがあるので(→こちら)、場所の様子はわかってて、やっぱりあそこなら訪問着よね。着物同様、図案化された鶴の帯と合わせて。
カジュアルな紬と訪問着が一緒に集うのも海外ならではでしょう。
いくつかある部屋の中、一番大きいスペースでまずギルド主催のクラシック音楽のコンサートがありました。
ギルドのメンバーにサポートを受けてるRoyal College of Musicの学生さんたちのコンサートでしたが、ディナーの前の余興かと思っていたら、インターバルを含む本格的なコンサートで、ピアノ独奏、メゾソプラノによる歌曲、弦楽五重奏を、レベルの高いパフォーマンスで楽しめました。響き過ぎず、とても良い音響でした。なによりもこんな空間で聴けるのが贅沢です。
次のコンサートはGuildhall School of Music & Dramaの学生さんたちによるコンサートだそうで、芸術をサポートするシステムが出来ているのはさすが。今回は、何代もメンバーを続けてらっしゃる方のご招待で実現したもので、イギリスの奥深さ、シティの底力を垣間見た思いです。Brexitくらいでこれが揺らいでたまるか!
コンサートが終わったのが8時過ぎで、お腹ぺっこぺこ。
少し小さいお部屋に移動して、お待ち兼ねのディナータイム!
この部屋がまた素敵でさー
照明の加減と言い、まるで別世界。
これほど日常生活から離れたシーンは私にはあり得ません
食事中に見上げると、こんな天井よ、きらめくシャンデリアよ
シンプルな2コース・ディナーでしたが、美味しかったです。