3月も何度か着物で出掛ける機会がありそうですが、まず最初の土曜日(3月2日)は、お星様柄の色無地に黒地に雪輪の帯で、午後に二箇所行きました。
まずはWigmore Hallの小林沙羅さんのランチタイム・リサイタル(→こちら)。
ウィグモア企画のシリーズではなくAvexが場所だけ借りだけなので厳密にはWigmoreデビューとは呼べませんけどね。 年にここで1、2回やってるAvexシリーズはいつもは1時間なので、今回もそうだと思い込んでたら、なんとフルのコンサートでした。
このコンサートは英国ニュースダイジェスト(→こちら)にも紹介されたのに空席が目だったのは残念。日本人は声楽コンサートに親しみがないのでしょうね、きっと。
Sara Kobayashi soprano
Ayaka Niwano piano
最初は地味なドレスでしたが、写真から想像するのとは全く違って小柄で優しい感じの美人さん。ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語で歌ってくれました。
後半は和風アレンジのドレスをとっかえひっかえ、ビジュアル的にも楽しませて頂きましたが、床に脱ぎ捨てられた羽衣のような美しい衣装で写真撮れなかったのが残念。 でも、着替えるのに時間が掛かって観客を何度も待たせるのって、どうなんでしょうか? イライラしたのは、この後の予定が迫ってて焦る私だけ?
沙羅さんはしっかりした声と立派な声量で、歌い始めは時は「おぉ、素晴らしいじゃないの」、と感激したのですが、長引くにつれ、「うーん、オペラのちょい役では光るでしょうけど、音を引きずる歌い方は好みではないし、何語でも同じに聞えるし、時折音程が下がり気味だし、段々聞いてるのが辛くなってきたかも・・。素質はとても優れているのに勿体ないこと」、という感想に段々変わってしまい・・。ヨーロッパ留学は既に経験済みで、お若くみえるけどお子さんもいらっしゃるとのことで、おそらく30代半ば。既に守りの体制に入ってしまったのかな?
彼女の声の特徴を生かした藤倉大さん(会場にもいらしてました)の書き下ろし曲が一番よかったかな。
尚、プログラム曲が終わった途端に私はダッシュで去ったので、アンコールについてはわかりません。
慌てて駆けつけたのはV&A(ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム)で、実は着物はこちらのイベントのためだったのです。
大人気のクリスチャン・ディオール展は7月までやっているですが、既に完売で、メンバーである友人に連れてって頂いたのでした。
私は無地にしたんです。
こないだのDrapers' Hallでもご一緒したゴージャス美人のEさん、カラフルな紅型小紋をお召しになるということで、彼女の柄物が映えるように
私が邪魔でしょうが、折角着物で来たんだから、色んなドレスの前で写真撮っちゃおう。
照明の色が変わり、暗くなるとスパンコールのドレスが浮かび上がる演出
ディオール個人だけではなく、彼亡き後のディオール・ブランドの歴代のデザイナーのドレスもたくさん展示されてるところがポイントで、派手でユニークなジョン・ガリアーノに目が行きますが、やっぱり元祖ディオールのドレスが一番素敵だと思いました。でも、現役の女性デザイナーのドレスは全く良いと思わなかったので、前途は暗いHouse of Diorかも・・。
白いドレスは故マーガレット王女着用。
↑↓ ガリアーノの作品
各国をイメージした作品が並ぶ中での日本コーナー