<3rd April Wed>
ムスメがブダペストの出稼ぎから無事戻ってきました。スーツケースはブダペストに置いてけぼりになったようですが。
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3月16日から2泊のブダペスト旅行、やり出したら徹底するヒマ人トーチャンが長時間ガイドブックを網羅してスケジュールを決めてくれたのですが、2泊3日と短いこともあり、博物館や美術館は一切入らず、リスト音楽院と国立歌劇場を例外とすれば、あとはほとんどアウトドア。 立派な建物が嫌と言うほど立ち並ぶ街ですが、その中でも珍しい建物を巡るというのが最後の半日のテーマでした。
まだ3月なのに寒い日だったらどうするんだろうという心配が最後になって的中し、気温は前日より20度くらい下がり、おまけに強風で死ぬほど寒くて、辛い半日でした。暗いので美しさも半減だったし・・。
たくさん見た中のほんの一部ですが、いくつかの建物の写真を回った順に載せておきます。小さい写真はクリックで拡大。
一番重要な教会である聖イシュトヴァーン大聖堂の内部は特にどうってことのない普通の雰囲気でしたが、エレベーターで上に上がり(有料)、ドームが二重構造のインチキとわかって面白かったです
強風に吹き飛ばされそうになりながら眺めるパノラマビューは、統一取れてなくて可愛くないのでがっかり。 プラハとどっちが良いかつい考えてしまうわけで、ブダペストの方が規模が大きいしお勧めかなと思うことが多かったのですが、上からの眺めはプラハの方が絶対絵になって素晴らしい。
その中で目を引いたカラフルな屋根の建物はトーチャンの訪問リストに入っているのでこれから歩いて行きます。
1901年建造のセセッション様式の郵便局、残念ながら内部の美しい所には入れず。
米大使館の前のレーガン大統領と手つないじゃお。 後ろに見えるピンクのドームが国会議事堂。
遠くから写真を撮りまくった国会議事堂は近くでみると更に立派。予約すれば内部見学もできるのですが、トーチャン曰く「ほんのちょっとしか見せてもらえないから申し込む価値なし」だったのですが、こんな寒い日は中で暖まりたかったよねえ。
階段のところで衛兵交代セレモニーが始まりました。昨日は王宮でも偶然出っくわしたし、私たちは余程ラッキーなのか、それとも、しょっちゅうやってるだけなのか・・?
国会議事堂のヴィジター・センターのカフェとトイレがありがたかったです。しゃびしゃびで美味しくないグーラッシュ・スープでしたが、体が温まりました。
お天気よかったら素敵なドナウ川散策でしょうし、次の目的地へも歩いて行くのですが、この寒さではさすがのトーチャンも地下鉄で行こうと言ってくれました。 国会議事堂のすぐ横にある見てると悲しくなるような銅像はハンガリーの歴史的な苦しみを象徴してるのでしょうか?
実際には半円形の英雄広場から動物園やスケート場などもある市民公園に入ります。
建国1000年祭の一時的なパビリオンだったのが、人気だったのでしっかりと建て直されたヴァイダフニヤド城は国内各地の20以上の建物の様式を混ぜたユニークなごった煮スタイル。外側だけの張りぼてでしょうけど。
不気味な銅像はこんなグレーで寒い日にはぴったり。
↑↓ 温泉がたくさんある中でも最大のセーチェニ温泉。ここには5年半前の夏に来たことがありますが(→こちら)、こんな寒い日でもたくさんの人が入って行きました。今日は暖かい湿気の美しいロビーで温まるだけ。
たった2泊3日の旅でしたが、欲張って回りました。 やたらイギリス人観光客が多かったですが、なかなか見応えのある美しい街でで、物価は安いし、もうすぐ美しい国立歌劇場も再オープンされるでしょうし、温泉はあるし、良いコンサートホールもあるし、お勧めです。
私たちはフォリントという現地通貨の現金でほとんど済ませましたが(残ったらムスメにあげればいいのだし)、ユーロでも払える場合もあるようでした。但し換算率は悪いので、やはりフォリントで払う方が結局は得なような気がします。こんなにATMが多い街は初めてという程あちこちにあるのは便利。
途中で尻切れトンボになる旅行記も多いですが、これはムスメとの大切な思い出なので、忙しい中頑張って記録しました。以下はまとめで、クリックで記事に飛びます。