<10th June Mon>
今日はエジンバラ公の98歳の誕生日。ここまで来たら100歳まで生きなくっちゃね。容貌の化け物化が進んでも、フィリップ爺ちゃん、女王様のために長生きして下さいね。ヴィクトリア女王の夫君アルバート公と比べられることが多いけど、若死にしなかっただけでも既に勝ってるし。
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今夜のさる若いロシア人の凄まじいピアノリサイタルでまだドキドキしてるのに他のコンサートのことを書くのは難しいけど、出来るものから片付けていかないと溜まる一方だし、これも素晴らしかったので写真だけでも残しておきたい。
5月30日はWigmore Hallでヒラリー・ハーンのリサイタル。
今まで聴いたヴァイオリン・コンサートの中でベストという程感動的な演奏でした。
Hilary Hahn violin
ソナタ第2番イ短調 BWV1003
パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
アンコールはバッハのサラバンドともう一つ。
ヴァイオリンでたった一人って、ピアノよりも丸裸って感じがしてアラも見え易いと思うんだけど、彼女の完璧なテクニックと深い音楽性でしみじみと大好きなバッハ三昧を堪能しました。又こういうの聴きたいけど、これだけ弾ける人は他がいるでしょうか?
ロンドンにはよく来てくれるのに、何故か他の用事と重なって行けないことが多くて、随分前にオーケストラとの共演で一度聴いた事があるだけなんですが、これからは彼女を優先します。
なぜか子供連れの中国人ファミリーが多かったのですが、彼女目指して中国人少女たちがヴァイオリンに精進するのでしょうか。
演奏だけではなく体もまさに油の乗った39歳、ちょうど良い肉付きの右肩が演奏中にピクピクとなまめかしく動くのを見ながら聞惚れるのも乙なものでした。レースの赤いドレスも素敵だし。