<16th July Thus>
ロイヤルオペラのオンライン・イベントが今日の午後にありました。
the Chief Executive's end of Season live, digital event for Philanthropists(寄付をたくさんする人), Sponsors, Supporting and Premium Friends, and Baton Associates later today (16 July) at 3.00pm BST.
5月に切れたメンバーシップを更新してない私は上記のどれにも当てはまりませんが、ありがたいことにメールでご招待頂いたので一応拝聴しましょう。どうせ、「お願いですから、寄付して下さ~~~~~い」って言うのが目的なんだろうけど、ご贔屓のトビー君(テノールのToby Spence)も出るというので、午後は仕事を休みました。
いつから公演を再スタートできるかは政府の指示待ちながら、もう今年は諦めているようです。まあ、そうでしょうね。
例年ROHは新シーズンの発表がどこよりも遅いので、来シーズン一体なにをやる予定だったのかがわからず、知りたいような知りたくないような気持ちでしたが、ほんのちょっとだけ話題になりました。
ホフマン物語Les Contes d’Hoffmann の新プロダクションをフローレス王子Juan Diego Florezでやる予定なのは聞いたような気がしますが、 これが秋のオープンの目玉だったのかな? 時期について言ってたかもしれない時にちょっと席を外してたのでわからないのですが、相手役がエルモネラ・ヤホと知って一気にテンション下がりました。フローレスは好きだけど、歌える人の少ないロッシーニとかで聴きたいわけで、ホフマンでは彼の良さが発揮できません。
4年前に終了した前プロダクションはスケール大きくて洒落てて大好きだったのに、きっと次のは安っぽくて、現代に読替とかして、がっかりするんだろうなあ・・。新しい演出は斬新さで知られるミキエレットらしい・・。
イースターにアイーダの新プロダクションをやる予定だそうです。それまでには普通に戻って欲しいものですが、準備が出来るのでしょうか?
私はヴェルディの中でもアイーダはとても好きな一つなのですが、実はROHとの相性がすごく悪くて・・・。
↑10年前のエジプト色を排除したエログロプロダクションは、私が知ってるマクヴィッカー演出の中では最悪で、かろうじて2010年と2011年にやっただけで捨てられました。
その前のはもっとひどくて、なにもなくて真っ白なセットでアクションもなくて大ブーイングだったそうで、一回きりでゴミ箱行き。切符は持ってたのですが、たしか日本から来た友人がその日しか行けないからってことで譲ったので、結局一度も観ておらず。
メトのようなお金の掛かる絢爛豪華な絵巻物は期待できませんが、3年前のザルツブルグのアイーダみたいにあっさりしててもいいから、良い歌手を出して下さいね。ネトレプコとフランチェスコ・メリだったら最高。(10年前のROHはマルセロ・アルバレスとアラーニャ)。
トビー君がなにか歌ってくれるのかと期待したけど、自宅の台所から話をしてくれただけ。ニュージーランドでベンジャミン・ブリテンのピーター・グライムスをやる予定だったんだそうです。言わばイギリスの中年テノールの出世双六のゴールの役ですが、ROHでのビリー・バッドで素晴らしかった51歳のトビー君、ROHでもきっといつか聴けるよね
バレエ代表がソロイストのMeaghan Grace Hinkisだったのはなぜかと思ったら、ローリング・ストーンズの新曲"Living in a Ghost Town"をバックに街角でダンサーたちが踊る映像が6月にリリースされたのに関連があり、振付をしたミック・ジャガーの彼女(ダンサー)とミーガンがお友達だったのがきっかけだったようです。バレエ監督のケヴィンが今日「ミック・ジャガーから電話があったんだよねー」、とデレデレ嬉しそうでした。