<1st Apr Mon>
イースター4連休は結局、家でごろごろごろ。寒かったし、我が家が使う地下鉄は不通だし、どうせどこにも行けないからいいんだけど、明日から又仕事で忙しい毎日がはじまるかと思うだけで体調がまた悪くなりそうだから、考える余裕もなくすためにベルリン旅行記をせっせと進めよう。
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3月17日(日)
金曜日と土曜日に無事に切符を買ってあったふたつオペラを観終えた後の日曜日は観光用に空けてあったので、足を延ばして30キロ離れたポツダムまで行ってみましょう。
ホテルの向かいのシャルロッテンブル駅から郊外電車S線で40分、ポツダム駅に着き、そこからバスに乗ってサンスーシ宮殿Schloss Sanssouciへ。
夏の観光シーズンはすごく混んでるそうだけど、今日は、日曜日なのにガラーンとして、電車もほぼ貸切状態だったし、タイム制の宮殿入場券もすぐ買えました。
ぶとう棚の上にある宮殿を見上げるのが一番美しいらしいのですが、この季節じゃ駄目ね。
池が半分凍ってますがな~
オーディオガイドで宮殿内をグループ見学。
フりードリッヒ大王(=フりードリッヒ2世 1712-86)が自ら設計したこだわりと愛着の居城ですが、
へえ、ホックニーに題材にしてもらええて壁一面の大きな作品にしてもらえたほど有名な王様なんですね
文化サロンでもあり、仏哲学者ヴォルテールも3年間滞在したそうですし。
平屋で12部屋とこじんまりしてて、金々ピカピカロココ風
サンスーシという名前もフランス語で、without worry「憂いのない」と意味。
お庭にあるたくさんの像は、寒さから守るためにほとんど箱入り娘&息子。
こんな季節に開いてるのは黄色い宮殿だけだし、像も覆ってあるし、道理で誰も来ないから電車が貸切状態だったわけだ。
でも、寒いけど、せっかく来たんだから、意地にでも広いサンシーシ公園を散歩するわよ。雪の公園って綺麗だしね、と無理矢理思い込んで・・・。
そろそろ体が冷えてきた・・
いいなあ、あの子は、雪ゾリで引っ張ってもらえて。私は、遠くに見える新宮殿まで雪の中を歩かにゃならんのよ。
ガイドブックのどこにも書いてなかったけど、新宮殿はイースターまで閉鎖だそうです。そうと知ってたら、ポツダムまで来なかったかもしれないんですけどね
ま、こんな大きなお屋敷に暖房入れるだけでも費用が大変でしょうから仕方ないけど、寒いとぶーたれる訪問者を哀れに思ってか、お土産屋さんだけはオープンしてたのでしばし暖を取ってから、
すぐ後ろにあるポツダム大学の双子ビルを通り過ぎたら公園を出て、バスで街に戻りましょう。
有名なポツダム会議が開かれたツェツィーリエンホーフ宮殿もあるのですが、ちょっと遠い上に、また公園の中を歩かなくてはならないみたいで、もうこれ以上は外を歩き回りたくないので諦めて、暖かいレストランにでも行こうよ~、トーチャン
ポツダムは古い建物もたくさん残ってる美しい街並みで、城門も残ってます。
あちらの白い建物は市役所 工事中の映画博物館
18世紀に祖国を追われたユグノーのオランダ人たちが集まって住んでたオランダ人街は赤レンガのかわいい一角。
レストランもいくつかある中で、
あっ! さまよえるオランダ人という名前のレストランがあるじゃないの!
そりゃもうここで決まりよね! (オペラに詳しくない方のために説明すると、そういうタイトルのワーグナーのオペラがあるんです)
ランチタイムというには遅い時間だったけど、お店の人は親切で、素朴な料理も熱々で美味しかった。
私心具たくさんのフィッシュスープと豚の足を頂いたんですが、長い時間待ったのはきっと注文してから巨大な豚を料理してたんでしょうね。この旅行中はじめて食べるちゃんとしたお料理で、付け合せのザワークラフトもすごい量だったけど全部平らげて、体があったまりました
見逃した所も多いので、ポツダムには又良い季節に来ることにして、早々とベルリンに戻りましょう
30キロ離れた所まで来ても一日乗り放題切符が7ユーロという驚きの安さなので、ポツダムをフルに楽しめたとは言えないけど、不満は無し。
それならば、今夜は、ポツダムから早く帰った場合のプランBとして考えてあったコーミッシュオーパー(コミックオペラ)にオペラを観に行くことにしましょう。チャイコフスキーのマゼッパ。
開演は7時半くらいでしょ、と思っていたけど、ホテルに帰って調べたら、うっそ~、6時なの~
すでに5時10分過ぎだけど、間に合うかな~? と着替えもせずにホテルを飛び出し、地下鉄で6つめのフりードリッヒ通り駅から数分間走ったら、開演20分前に着いて、舞台を横から見下ろす11ユーロ(最低価格)の切符が買えました。
オペラのことは別に書きますが、期待はしてなかったけど上手な歌手が一人いて、行ったよかったと思えたパフォーマンスでした。
終演後は近くのブランデンブルグ門の夜景写真を撮りに行きましょう。
日中はシーズンオフでも賑やかなこの界隈もこんな寒い夜はとても静かで良い雰囲気でした。
こういうのは私の安カメラでは無理だから、トーチャンに任せましょう。クリックで拡大して見てやって下さいませ。
大した数ではないですが、寒い中をよく頑張ったものです。私はダウンジャケット3枚重ねの上に帽子も
2重、スカーフも2枚してるのでまだ我慢できるんですが、頑固でやせ我慢のトーチャンは薄着で帽子も手袋もなしだったので、さすがに手が冷たくて動かなくなったという馬鹿野郎。
翌日は夕方ロンドンに帰りますが、その前にもう一つ、ここは外せないベルリン名所を見学します。
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