<9th Nov Sat>
「君、パートタイムになっても何も変わらないね。給料が減っただけじゃないのか?」、とトーチャン。たしかに。オペラやコンサート、着物お出掛けとブログに書き残しておきたいことが溜まる一方だ。どれを諦めようか考えないといけないけれど、今日はとりあえずここまで来たら途中でやめるわけにも行かないブリュッセル旅行についてにしましょう。
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10月18日から21日までのブリュッセル旅行中は、朝はホテルで買い置きのパンとかで、ランチは至る所にあるワッフル屋で買って立ち食いしたりチョコレートをつまんだりして済まされてしまいましたが(ワッフルなんて何枚食べたことか・・・)、夜だけはちゃんとレストランで食べました。
10月18日(金)
まずは初心者観光客らしく、グランプラス近くのイロ・サクレ地区に行ってみましょう。カジュアルなレストランがずらっと並んでいる賑やかなエリアですが、ぼったくるお店もあるということで、そんなら、地球の歩き方に出てるお店なら少しは安心できるかなと思い、シェ・レオンChez Leonというベルギー料理店に。緑のライトのお店です。
トーチャンとシェアした前菜の海老コロッケは中がとろりとして美味。飲み物はもちろんビール
メインは、そりゃやっぱり最初の夜はムール貝でしょうということで、私は少なめのムール貝とチップスのセット(15、6ユーロ)にしましたが、「さすが、本場のムール貝だ、特別にいける!」、というわけではなく、「なーんだ、これならロンドンで時々行くベルゴというカジュアルチェーン店の方が美味いわ。スープに味がついてないじゃん」、とがっかり。この値段なら仕方ないけど量も不足で、かさ上げのために貝の下に沢山入ってたセロリやキャベツも全部食べたわ。
デザートも食べたかったけど、イライラするくらいサービスがのろいので、それ以上待てずに、また道でワッフルをかじったのでした。
後になってロンドンにもこのお店は進出してるのがわかったけど(→こちら )、果たしてロンドン店は迅速なサービスと美味しいスープを提供してくれるのでしょうか?
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19日の土曜日は電車で1時間の運河の街ブリュージュに
午後からどんよりして小雨が降ったりしてた中、5時頃に突然すごい土砂降りに
仕方ないので目の前のレストランに逃げ込み、まだ夕食にはちょっと早いけど、雰囲気良いお店だったしここで食べることにしたんですが、これが大正解
ベギン会修道院の隣のマクシミリアンというお店ですが、修道院から抜け出してきた(?)サングラスの尼さんが目印
お肉焼いてる囲炉裏の脇のコーナー席で、窓の外は白鳥が泳ぐ愛の湖公園。
すぐ近所で作ってるビールを頂きながら、私はまず又ムール貝(トーチャンが何を食べたかは覚えてない)。前菜なので量は少ないけど、ガーリックとペストのソースが最高に美味しくて、ムール貝専用のお皿までなめてしまいたかったくらい
メインは二人ともビーフシチューでしたが、しっかり煮込んで柔らいお肉と品の良いソースで、これも丸。
「メニュ」と呼ばれるツーリスト用セットなので、デザートはありきたりのアイスクームでしたが、英語の上手なウエーターさんたちもキビキビして感じの良いレストランでした。
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最後の夜はオペラが終わった後にあちこち歩き回って散々迷った挙句、結局、最初のシェ・レオンの隣にあるお店に落ち着きました。シーフード専門のお店が立ち並ぶアーケードで、かの小便小僧ならぬ小便小娘(→こちら
)はこのお店の角を曲がった行き止まりの路地にあります。
昨日も一昨日もチップスだったので、さすがに今日はおイはモ避けたくて、それならパエリャしかないわね。
二人で40ユーロのパエリャ、具もたくさん入ってて、今まで食べたパエリャの中でベストかも。スペインで食べたのより美味しい。
半野外なんですが、アコーディオン奏者4人とダブルベース一人のおじさんバンドの掛け声入り演奏もとても上手で、さらに賑やかなムードを盛り上げてブリュっセル最後の良い思い出になりました。
で、デザートは又通りのワッフル屋さんで。でも、クリームがのってるワッフルをうんと小さなフォークで食べるのは至難の業だ。
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ロンドンに帰る日のランチは、美術館のカフェで頂き、私はハンバーガーとチップスでしたが、写真をご覧にいれるほどのものでもないので、午後のティーのお店をご紹介します。
証券取引所の隣にあるファルスタッフFalstaffは勿論シェークスピアの戯曲でヴェルディのオペラにもなってる自信過剰なおじさんのことですが、アールヌーヴォーの内装が素敵でしょ。
実はブリュッセルはアールヌーヴォーで有名なんだそうです。アールヌーヴォーの父と称される建築家の家や集合住宅も見学できるのですが、時間がなくて行けなかったのでせめてこのブラスリーでと思ったのですが、ちゃんとした食事もできるお店で、値段もリーズナブルのようです。
私たちはブリュッセル・ワッフルを注文。
ワッフルには2種類あって、そこら中で売ってて立ち食いするのはどっしり重くて砂糖が焼きこんであるリエージュ・ワッフルでしたが、このブリュッセル・ワッフルはさくっと軽くて、全く違う食感。イギリスのスーパーとかで売ってるワッフルはこのほとんどブリュッセル・ワッフルでしょう。
というわけで、少なくとも夕食だけはなんとかちゃんとありつけたので満足でしたが、日中は歩きながらワッフルやチョコレートを食べ続けたので、4日間で2キロ増。ベルギーは太る街だ。
ブリュッセル旅行記はブルージュ観光、美術館、オペラ鑑賞と続く予定です。他の記事も混ぜながらね。
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