2月19日は仕事には行かず、あちこちで忙しく充実した一日でした。
まず、トーチャンと近所の映画館でLego The Movieを3Dで。評判良い映画ですが、期待通りストーリーもレゴ積みもよく出来ててとても面白かったし、子供より、大人のほうが細かい点で楽しめる映画です。
五輪フィギュア・スケートの女子SPをちょっとだけ観て、私は着物でお出掛け。
青地の紅型風京友禅は3年ぶりかしら、娘時代に白地から染めてもらったのに地味に染まり過ぎてずっとお蔵入りになってたのをロンドンに来てから着てます。御所車が刺繍された朱色の帯と組み合わせるのははじめてですが、古典的な雰囲気でなかなかグーではないでしょうか(←グーと言いながらチョキ出してるじゃん)
で、気張ってどこに行ったかというと、ロンドンでは一番格式も高い超高級なクラリッジス・ホテルざんすよ
前から一度行ってみたかったClaridgesのアフタヌーンティー、お値段が高い上に3ケ月前から予約しないと取れないらしいのでなかなか機会がなかったのですが、この度、日本からいらしたブログ読者の方が着物でご一緒して下さるということで、3ケ月前から楽しみにしてました。
王侯貴族やセレブ御用達ホテル、有名人のプライバシーを守るためでしょう、「写真はお控え下さい」と確認メールに書いてあったのですが、滅多に来られる所じゃないし、人の写らないところを手早くこっそり・・。内緒ね。
と遠慮してたら、なーんだ、ウエイターがお客さんグループの写真撮ってあげてたりしてするじゃないの。
じゃあ、私も撮っちゃお。5時からティーが始って、しばらくしたらガラガラになったしね。
白が基調のインテリアで、モダンなシャンデリア(V&Aミュージアムにあるのとそっくり)がポイントですが、あまりゴージャスな感じじゃないのがちょっとがっかり。
雰囲気が違う二つのセクションの境目が私たちの席なので、両方見られたのはよかったですけど。
3段トレーでいっぺんに出てくるのが普通ですが、ここは別々に出されて、まずサンドイッチと中は暖かいお芋のシュークリーム。続いてスコーン。(写真は二人分)。
スコーン1個食べたら結構お腹一杯になってきたし、その後のケーキは甘くてヘビーで、とても全部は食べられないので、ご一緒したKさんと二つづつ頂いて、残りは箱に入れてもらってトーチャンへのお土産にしました。
アールグレー茶を頂きながら、これでお値段50ポンド(+12.5%のサービスチャージ)。
私のような庶民は滅多に来られませんが、終了時間近くになったらお茶だけでも座らせてもらえるかもしれませんね。雰囲気はロンドンでピカ一とは言えないけど、サンドイッチもケーキもさすが美味しかったですよ。
数ある高級ホテルのアフタヌーンティからクラリッジスを選んだのは、この後に行くウィグモア・ホールが近いからで、7時ちょっと前にホテルを出て歩いて数分で到着。
アンコールは2曲で、バルトークとバッハ。
彼のような中堅ピアニストでロンドンにもよく来てくれる人のコンサートって、いつか行こう行こうと思いつつ、案外行かないもので、アンデルジェフスキーを生で聴くのは実ははじめて。
3日前のユジャ・ワン(→こちら )の曲芸のような派手な超技巧演奏とは違う落ち着いた大人の思慮深い演奏はウィグモア・ホールに相応しく、音楽通の常連たちから温かい拍手を受けた彼は二日前にも同じプログラムのリサイタルをここでやって、2回とも席が充分埋まるということも支持されている証拠。常連さんの意見とは違うかもしれませんが、私はベートーベンが一番こなれてて良いと思いました。
私の席は舞台を横から見る席で見晴らしはいいのですが、暗いのでカーテンコール写真は上手く撮れず・・。
でも、大丈夫。ここは舞台の後ろにあるグリーン・ルームで出演者に挨拶ができるんです。
記念ツーショットもお願いしましょう。 ハンガリーとポーランドのハーフである彼は40代半ばの男盛りですが、想像より素朴な感じだったかな。
ご一緒したKさんは彼の大ファンであちこちのコンサートに出向いてらっしゃるので、アンデルジェスキーとも顔なじみであるばかりでなく、ちゃんと彼に名前も覚えてもらってて、素晴らしいファンとアーチストの繋がりです。
ここにもたくさんのファンが列をなし、彼の人気のほどがわかりました。
Kさんの貝殻の柄の総柄小紋、優しい色合いが素敵ですね。帯は椿姫さんにお会いするから椿柄と仰って下さり、初対面でしたが、とても楽しい半日を過ごすことができました。
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