<25th Mar Tue>
折角お花が咲いてるのに、又ぐんと冷えて真冬に逆戻りして残念なロンドン。
金曜日から日曜日まで、日本からの友人のアテンドし、私もロンドン観光気分が味わえて楽しかったので、手短かに観光記録をまとめておきます。
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<3月21日(金)>
高校時代からの友人がお友達と二人でロンドンに4泊したのですが、お友達はロンドンは初めて、友人は数回来たことがあり、目的も違うし、美術館巡りを中心にということ以外、事前にほとんど希望の場所とか打ち合わせてなかったので、迷いながら行き当たりばったりの案内になってしまいましたが、お天気にも概ね恵まれ、楽しく過ごせて頂けたようです。
宿泊はサボイホテルの向かいにあるストランド・パレス・ホテル(好評でした)だったので、まずは一番近いコートールド・ギャラリーThe Courtauld Galleryへ(→こちら
)。
出生死亡等の記録所としてアガサ・クリスティの探偵小説にもよく出てくるサマセット・ハウスの中にあり、コベントガーデンからも歩いてすぐ。
小ぶりながら趣のある建物に、印象派やルーベンス等の有名な絵画も展示されてて、私がどなたにもお勧めするギャラリーですが、ちょっと前まで無料の日もあったのに廃止されたようで、私の足は遠のきそうなのが残念。でも、お二人ともとても気に入って下さったようです。
ランチは、ホテルの向かいにある老舗イギリス料理のシンプソンズSimpson's in the Strandで(→こちら )。
観光客にはローストビーフで有名なお店ですが、ロンドンに住んでると行かないもので、実は私は今回が初めて。
ここに来たらまずやっぱりローフトビーフを食べてみなくちゃね。目の前でシェフがスライスしてくれて、私はミディアム・レア。でも、ビーフや野菜の取り合わせは美味しかったですが、でっかいヨークシャープディングが黒焦げじゃん・・・。 これでは、初めて召し上がる日本の方に誤解されてしまうではないか、と、大好物のヨークシャー・プディングの名誉に掛けて怒りすら感じる私
それとも、これが本来の姿であり、我が家でトーチャンが焼いてくれる(最近はスーパーで買ってるけど)たまご色のが出来損ないなんでしょうか? そうじゃなくて、シェフが 「あちゃ~っ、しまった、今日は焼き過ぎちゃって失敗」、と思ったら、作り直して下さいよね、お値段高いんだから(他のメニュもある中で、ローストビーフが最もお高くて、31ポンド+サービス12.5%)。
結構量があったので、今回は前菜もデザートもなしでこれだけでお腹一杯になってしまいましたが、他のお料理は20ポンド以下のものもあって、重厚なお店の雰囲気はとても素敵だし、思ったより敷居は高くないので、一番安いワインでも美味しかったし、今度は違うものでフルコースを頂いてみたいわ。
やっぱり赤い二階建てバスは経験して頂きたいので、グリーンパークまで乗ってみましょう。
セント・ジェームス・パークは、小さいけど、花壇もきれいだし、水鳥がたくさんいて、お散歩には最適
ホース・ガード・パレードを抜けて官庁街に出る所には近衛兵もいて、今日は寒いので厚いコート着てるのね
ウエストミンスター寺院を見学しようと思ったらすでに閉まってたので(金曜は3時半までって早いな)、国会議事堂を眺めながらテムズ河を渡り、旧カウンティホールのパン屋カフェの奥に静かなカフェを発見したので、冷えた体を温めましょう
6時近くになったらすでに薄暗いしロンドンアイに乗る時間はないので、ぶらぶらと河べりを歩いて、ロイヤル・フェスティバル・ホールへ。
トーチャンと合流して4人でパイプオルガンのリサイタルを聴きました。たくさん歩いた疲れたので、私はコンサートでウトウトしちゃいましたけどね。
修復された超大型パイプオルガンのコンサートには明日も行くので(有名なサンサーンスのシンフォニー3番)、コンサートのことはその後でまとめて書きます。
前夜に日本から到着したばかりで時差もあるでしょうに、私が張り切ってあちこち連れまわしてしまい、お疲れ様でした。すみません。
などと言ってはみても、全然反省してない私、翌日は更にハードな日になりましたねえ。
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<3月22日(土)>
さあ、今日も快晴だ!(後から雷雨になりましたが) 元気に頑張ろう
写真は少ないですが、博物館、美術館のはしご、買い物、と精力的に回った忙しい一日でしたが、まずはこれもストランド・パレス・ホテルから歩いてすぐのナショナル・ギャラリーへ。
ここは最近写真撮影にえらく厳しいので写真ゼロですが、新館に行ったことがないという友人のためにセインズベリー棟へ。宗教画ばかりで人気がイマイチのせいか本館に比べて人が少ないので落ち着けて、最近私はここによく来ます、もっと頻繁にここで絵画鑑賞をするのを今年の目標にします。知識が増えれば理解も深まりますもんね。今日も、美術教師の友人に画法とか説明してもらって、退屈な宗教画もなるほどと面白かったです。
3人で、ピカデリー・サーカス、リージェント・ストリート、カーナビー・ストリート、リバティ、オックスフォード・ストリートで主に洋服の買い物をしながら歩き、大英博物館まで2時半過ぎに辿り着きました。
大英博館でリーズナブルなお値段のアフタヌーン・ティを頂こうというつもりでしたが、ちょっと早くレストランに着き過ぎてしまい(アフタヌーン・ティは3時からだそうです)、腹ペコと疲労ですぐに座って休みたかったので、アフタヌーン・ティは諦めて普通のランチで妥協。
ここでお友達とは別れ、彼女は初めての大英博物館をゆっくり見学、友人と私はなに一つ見ずに地下鉄で再びナショナル・ギャラリーへ。
イタリア絵画に詳しい友人とヴェロネーゼ特別展に入りましたが、なかなかの大作揃いで楽しめました。60歳以上は割引がきくのも嬉しい
さあ、お次は、バスでセント・ポール寺院まで行き、ミレニアム・ブリッジを渡ってテイト・モダンだ。土曜日は夜10時までオープンしてるから大丈夫。
全部は無理だけど、ざっと半分くらいは見たかしら。でも、16世紀にヴェニスで活躍したヴェロネーゼを観たすぐ後に見るモダン・アートはなんというか・・・
で、
ここのカフェで夕食の予定だったけど、夜は閉店ということで、それならホテルの近くでゆっくり食べよう。それならいっそサボイ・ホテルはどうよ!? お正月に行って大体様子はわかってるから、なんとかなるよ(→こちら )。
ってことで、えらくカジュアルないでたちだったけど、カスパーズ・シーフード・バー&グリルKasper's Seafood Bar & Grillに(→こちら )。
ここは、二人であれば、カウンターから突き出たテーブルに予約なしで座れることも多いのかもしれません。お客さんは二種類いて、お正月の私たちのように気張ってお洒落してるグループと、今日の私たちのように結構カジュアルなグループ。要するにどちらでもなんとかなり、お店の雰囲気は素敵だし、お値段も普通のレストランと大して変わらないので、これからも時々来るでしょう。(サボイ・グリルという別格の高級レストランは縁がなさそうですけど)。
その後、ホテル内の有名なアメリカン・バーへ。素敵な雰囲気でピアノと歌の生演奏付きでほとんどのカクテルが15ポンドですから、悪くないですよね(一番高いカクテルがなんと5千ポンドってのがさすがサボイだけど)。気軽に寄っただけなので写真は撮らなかったけど、実は翌日もまたここに来て、その時は着物だったので写真撮りました。
また長い一日でしたが、自由時間も必要でしょうから、明日の日曜日は午後のオペラからご一緒するだけにしました。
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