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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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又あのホテルに着物で

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<24th May Sat>

イギリスは5月のバンクホリデー3連休なんですが、雨が降るわびしいお天気だったので、家でのんびり。

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今月は着物お出掛けを結構頑張ってて、5月20日の椿姫にも着物で行きましたわん。


「だからって、なんなの、また椿柄?! 発想が単純過ぎ!」、と思われそうですが、これが最後ですからお許しを。


前日の暑さはかなりおさまりましたが、まだかなりぬくいので、単衣で参りましょう。


この付け下げ小紋、古めかしい柄の上、上半身は椿の花も小さくて間隔も空いてて淋しい感じなのですが、下に行くほどに柄が大きくなり、全身で見ると割と賑やかでしょ?


うーん、でも、赤い柄の着物に赤い帯というのも、若い娘じゃあるまいし、ベストなコーディネートとは言えないんじゃないの?


はい、それはわかってるんですが、今日は色ではなく、市松柄というところがポイントなんです。



     




なぜかというと、ほら、この


四角い模様が同じでしょ? これにこじつけた帯なんざんす。


で、これはどこのロビーかと言うと、ほれ、今年になって何度か写真撮ってるホテルですよお。


と言えば、


はい、その通り、サボイホテルです。


えーっ、又なの? こないだも着物で行ったばかりよね?



はい、5月9日の椿姫の前にここのカジュアルなシーフード・レストランで食事したばかりです(→こちら )。


その時にサボイグリル(→こちら )というランクが上のフォーマルレストランにもプレ・シアター・メニュがあることを発見し、いつか試してみようと思ったところ、早くも機会があったわけです。 有名シェフであるゴードン・ラムジーのお店の一つで、敷居も値段も高いですが、プレシアターであればお手軽で気も楽ですもんね。


で、どうだったかと言うと、


     


まず、やけに暗いので、写真がうまく撮れなくて、ブログのレポートには極めて不向きダウン


ダークなインテリアはロマンチックな雰囲気だし、向き合うのではなく隣同士で座るので、デートにはぴったりでしょうが、私にはあり得ないシチュエーションだわね。


ところどころに1950代の映画スターの写真が飾ってあり、このレストランに来たときのものでしょう、私たちの前はマレーネ・ディートリッヒ。隣はたしかマリリン・モンローだった。大きなシャンデリアも、華やかで優雅だった時代を表現してるようなので、レトロでセクシーなドレスで座るとぴったりでしょう。



    


暗いので美味しそうに見えないでしょうけど、私が頂いたのは前菜がダックとエッグのココット、メインがカレイの煮物。カレイだけでは「おかず」なのでお腹は膨れず、プレシアターは2コース24ポンド、3コース28ポンドとリーズナブルでもあり、時間があればデザートも食べたかったけど、この遅いサービスでは無理。


開店が5時半でオペラが7時開演なので1時間ちょっとしかいられないのに、なかなか注文取りに来てくれないのでイライラしちゃいましたもんねむかっ 何もしてないスタッフがうようよいるのに、注文係はテーブルによって決まってるわけで、格式高いレストランって効率悪いったらないわ。 一気に客が押し寄せるプレシアター時間だけでも臨機応変にできないものか。



左の写真は最後に出てきたお菓子ですが、切り分けるのも難しいちっちゃなサイズで、しかも二人なのに5個って・・・汗


どれもまあまあで、特に美味しかったわけではないですが、プレシアターのメニュでお店を判断すべきではないでしょうし、憧れのサボイグリルに入れたというだけで充分満足です。普通のメニュも怖れた程高くなさそうなので、ゆっくり時間がある時に又行くかもしれません。


でも、カジュアルで明るいキャスパー・シーフード・バー&レストランの雰囲気の方が好きかも。


     

それでは、ご一緒した方と二人で、歩いて5分のロイヤルオペラハウスに向かいましょう。この日はなぜだか、お洒落した格好の人が多かったです。


尚、私の市松帯は十代の時にお琴の演奏会でよく使いましたが、裏面は同じ柄でサイズの大きな市松なのでリバーシブルで使えて便利。前と後ろでサイズの違うほうを見せる巻き方をする方が多いかな。


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