<8th Feb Sun>
寒さが和らいだ晴天の日曜日、親子三人で広範囲にドックランド界隈を散歩。5時間ほとんど座らずに12キロ歩いたので疲れましたが、滅多に行く機会のないエリアなので面白かったです。写真もたくさん撮ったので又それはあらためて書きますね。
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2月5日、さまよえるオランダ人Der fliegende Hollanderの初日に行きました。2回目のリバイバル。
ストーリーやプロダクションについては2011年11月の記事をご覧下さい(→こちら )ですが、永遠の愛を求めて海をさまよう幽霊船の話で、ワーグナー初期の作品で、ワーグナーらしさは感じられないし、低音男性歌手が闊歩して私が魅力を感じられるオペラではありません。
Music Richard Wagner
Conductor Andris Nelsons
このランニングシャツ姿の精悍でハンサムな男性が主役の幽霊船の船長だったら、ロマンチックなストーリーの展開にぴったりなんですが、エド・リヨンはただの船員でほんのちょい役。いつもはなかなか上手なのですが、今回はイマイチだったのも残念。
今回のオランダ人船長はプレミエと同じで又ブリン・ターフェル。嫌というほど聴いてるので新鮮味ゼロだし、これもイギリス人で聞き飽きてるピーター・ローズとのバス・バリトンと絡む場面は長くて退屈で・・・。 低音歌手に惹かれない私にとっては誰が歌っても最初の一時間は苦痛。二人とも絶好調で上手だったんですけどね。
今回それでも行ったのは、2013年9月のエレクトラの妹役(→こちら )で上手だったアドリアンヌ・ピアチェンカが聴きたいがためでしたが、その上もしテノールも良ければめっけもの。
というのを気持ちでしたが、そんなに上手くはいかないもので、良かったのはやっぱりピアチェンカだけでした。安っぽいワンピース姿でも可愛かったし、先回と先々回のアーニャ・カンペと肩を並べるくらい上手だったので、彼女を聴くだけでも行った価値はありました。
横恋慕するエリック役のMichael König は前回のテノールよりはうんとましだったので文句言ったらバチが当たるかもしれませんが、はっきりしない声は私好みではなくて・・。見かけもオッサンだし。
この役で我が愛しのクラウス君(クラウス・フロリアン・フォークト)が出てくれるのであれば、出番は決して多くはないけど、バスバリトンたちの退屈な場面も我慢して毎回通いますけどね~。
それにしても、ブリンが小さく見えるくらい大男揃いのキャストで迫力はあったし、カーテンコールも大喝采でした。
でも、次回は違う船長さんにして、クラウス君を引っ張ってきてね。