<5th Mar Thus>
仕事でクソ忙しい時に火災アラームが鳴るのだけは勘弁して欲しいのに、今日は非難せねばならず、時間を無駄にしてしまったではないか 焦っていたのは、午後の途中で退社して着物に着替えてコンサートに行く予定だったからですが、帰宅の地下鉄が遅れて又イライラ・・・。ああ、いつになったらゆったりと過ごせることやら・・・
-------------------------------------------
一昨日、サイモン・ラトルのLSO音楽監督就任が発表されました。予想通りの展開ですが、今話題になっているのは「ロンドンに音響の良いコンサートホールを! 、というラトルの主張。
そうなんです、ロンドンは世界中から有名演奏家が来てくれるクラシック音楽天国なのに音の良いホールがなくて恥ずかしいですから、ここはバーミンガムでも実現したラトル氏の強力な押しで素晴らしいホールを作ってもらいたいものです。
実現するとしたらザ・シティらしいのですが、私の会社からうんと近くてランチタイムコンサートとかにも簡単に行けるといいな~。 って、できる頃にはいくらなんでももう働いてないと思うけどさ。
ともあれ、ベルリン・フィルという最高峰を極めたラトルにとってロンドン・シンフォニーでは格下げですが、彼も60歳になって故国に戻りたくなったんでしょう。もちろん皆がウエルカム・バック!と大歓迎。
ラトルのそんな意見が一般紙でもニュースになったのは、2月中旬にベルリン・フィルがロンドンで何度かコンサートをやってたこともあり(バービカンとロイヤル・フェスティバル・ホール)、私も聴きに行きました。
1年半先の切符を買うのは当たり前の私が「え~っ、そんな先なのぉ」、とびっくりしたくらいですから、2年くらい前だったんでしょうが、さすが天下のベルリン・フィル、切符は凄まじい争奪戦で、私はバービカンとサウスバンク両方ともメンバーだったのに、結構苦労しました。
一度もベルリン・フィルを生で聴いたことがないトーチャンも行きたいと言うので(ベルリンで彼らの本拠地を見学したしね)、バカ高い切符のうち一番安い席で手を打つしかなかったですが、それでも25ポンド(最高は95ポンドという破格のお値段)。
かろうじて買えたのは、2月15日のロイヤル・フェスティバル・ホールの真ん中の階の最後列。 遠いなあ~
4、5回あったうち、このコンサートに特に行きたかったわけではないけど、他の切符は出し惜しみしてたのかほとんど出てなかったので、仕方ないこれで我慢しよう・・
Helmut Lachenmann: Tableau for orchestra
Gustav Mahler: Symphony No.2 (Resurrection)
Berliner Philharmoniker
Sir Simon Rattle conductor
Kate Royal soprano
Magdalena Kozená mezzo-soprano
London Symphony Chorus
CBSO Chorus
でも、マーラーの交響曲2番「復活」には惹かれない私、やっぱり楽しめませんでした。この曲が大好きという人も多いので好みの問題ですが、宗教っぽいのは苦手な私には長くて退屈
でも、感動はしなくても、一部の隙もなく引き締まって緊張感みなぎる演奏には感心
こんな遠くから聴くことはほとんどない私ですが、充分よく聴こえるばかりでなく、こうして全体としてまとまりのある音で聴くのもいいものだわ、と。いつものかぶりつき席だとどうしても目の前にいる楽器の音が聴こえ過ぎてバランス悪いですから。
ソプラノのケイト・ロイヤルと、出産して丸くなったラトル夫人であるマッダレーナ・コジェナの歌唱は近くで聴きたかったですけどね。
コンマスの樫山大進さんはロンドン生まれだそうですね。十年前ちょっと前にロンドンの日系会社に勤務されてたお父様とコンサートで何度かお会いしたこともありました。